Core i5 10600 の性能・機能を徹底レビュー

作成日時: 2020-05-28 21:10:30、更新日時: 2021-10-20 20:11:16

Core i5 10600 のどういった点で良い点・悪い点があるCPUなのかについてわかりやすくレビューしてみました。どれくらい使い勝手が優れているかについて検証していきます。

評価のサマリー
評価の比較
項目評価
使いやすさ81/100
機能性100/100
CPU性能51/100
総合評価63.5/100

シリーズ名がComet LakeであるこのCore i5 10600は、インテルのUHD Graphics 630を内蔵しております。また、LGA1200というソケットの形状を持ち、TDPは65Wです。通常利用時の最大周波数は3.3GHz、ブースト時の最大周波数は4.8GHzです。三次キャッシュに対応し、12MBの三次キャッシュを備えています。コア数は6、マルチスレッド対応であり、12スレッドの処理が可能です。

このCore i5 10600は、オフィスワークやインターネットサーフィン、動画再生などの一般的な用途には十分な性能を持っていると言えます。また、デスクトップパソコンの組み立てにおいても、比較的手軽に取り扱えるというメリットがあります。

しかしながら、高い性能を求める場合には、同シリーズ内でさらに高性能なCPUがあるため、そちらを選択することをおすすめします。

総合的に考えると、このCore i5 10600は一般的な使用に適しており、価格も比較的手頃であるため、おすすめのCPUのひとつと言えます。

Core i5 10600 を選ぶべき4つの理由

  • TDPは小さい
    (519位/2092製品)
  • ブースト時の最大周波数は非常に高い
    (107位/742製品)
  • 三次キャッシュに対応している
  • マルチスレッドに対応している

よく注目される点から Core i5 10600 を評価する

Core i5 10600 の基本情報について評価

TDPについて

TDPが小さいCPUは消費電力が少なくなるので、電力を節約できる点で使い勝手が良いです。特に放熱量が少ないのでパソコンを小型化するといったようなときにおススメです。

「Core i5 10600」のTDPは65Wです。標準的なCPUと比べてこのCPUの放熱量はやや小さいと言えるでしょう。最大放熱量の小ささランキングでは2092製品中519位に位置します。またこの商品は稼働中のパソコンを冷却できる点で秀でているでしょう。CPUの消費電力と発熱を低減するときに「Core i5 10600」はかなりおすすめです。従って「Core i5 10600」はかなり有力な候補の一つに挙がるでしょう。TDPという観点でこれ以上小さいCPUでも「Core i5 10600」との違いをほとんど体感出来ないと思われます。

TDP評価
Core i5 1060065W76/100

Core i5 10600 のCPU性能について評価

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUはデータの処理が速く、ゲームなどでのパフォーマンスをよくすることができる点で優れています。例えばゲームなどの高速な処理が必要な作業をするといったときに向いています。

「Core i5 10600」の通常利用時の最大周波数は3.3GHzです。普通のCPUと比較してこのCPUの定格クロック数は比較的高いでしょう。定格周波数ランキングでは2247製品中497位に位置します。常態でも良いパフォーマンスでデータ処理するのに通常の場合なら「Core i5 10600」でもおそらく問題に感じることはないと言えるでしょう。通常利用であればさほど困らないものであるため、決定的とまでは言えないでしょう。こだわりが強い人にとっては物足りなさを感じる可能性があり、もう一つ上のCPUを見てみた方がいいのかもしれません。

通常利用時の最大周波数評価
Core i5 106003.3GHz57/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは急に負荷が上がるゲームなどでも処理が遅れる事なく動作できる点で優れています。特に高負荷のゲームで多数のオブジェクトを表示するのに向いています。

「Core i5 10600」のブースト時の最大周波数は4.8GHzです。これは普通のCPUと比べてとても高い方のCPUと言えるでしょう。ブースト時のクロック数ランキングで742製品中107位です。またこの商品は最大負荷時により高い性能を発揮できる点で優れているでしょう。動画編集など負荷が高い作業を高速化したい場合に「Core i5 10600」は非常におすすめです。従って「Core i5 10600」を選ぶ上で大きな判断材料になるでしょう。ブースト時の最大周波数という観点でこれより高いCPUを選んでも「Core i5 10600」とほとんど同じと思います。

ブースト時の最大周波数評価
Core i5 106004.8GHz97/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはデータ処理の過程で、二次キャッシュ以上にデータを保持できる点で使い勝手が良いです。例えば処理が効率的に素早く目的のデータへアクセスするといった場合で重宝します。

「Core i5 10600」は三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため製品価格を抑えてCPUのパフォーマンスをアップさせることができる点で秀でています。二次キャッシュでは扱いきれない容量の大きなデータを効率的に処理するのに「Core i5 10600」はおすすめです。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUは一次キャッシュや2次キャッシュで処理できないような沢山のデータのメモリを処理することができる点で使い勝手が良いです。例えばメインメモリより高速なキャッシュを使って、同時に複数の作業を行う際も素早く処理するのに向いています。

三次キャッシュについて「Core i5 10600」は12MBです。これは平均的なCPUよりやや多い方に分けられるキャッシュ容量と言えるでしょう。三次キャッシュ容量の多さランキングで見てみると全1218製品中471位に入るCPUです。より高速化したアクセス速度を実現し、データアクセスの効率を上げることを可能にしたい場合でも通常の場合であれば「Core i5 10600」でもおそらく問題に感じることはないと言えます。通常利用であればあまり困らないくらいのもののため「Core i5 10600」が特段とまでは言えないでしょう。強いこだわりがある人には不十分である可能性があり、もうワンランク上を考えることをお勧めします。

三次キャッシュ評価
Core i5 1060012MB50/100

コア数について

コア数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で使い勝手が良いです。例えば同時に作業できる数が多く快適に操作するといったようなときで役立ちます。

コア数について「Core i5 10600」は6コアです。平均的なCPUと比べてこのCPUのコア数はやや多いと言えるでしょう。コア数の多さランキングでは2249製品中455位に位置します。同時に作業を複数処理するのに通常の場合であれば「Core i5 10600」でもおそらく問題に感じることはないです。普通に使う分には比較的問題になりにくいくらいのモノのため、決定的に優秀とは言えません。少しでも快適に使いたい人やこだわりが強い人には不十分であるかもしれないため、ワンランク上を考えた方がいいのかもしれません。

コア数評価
Core i5 106006コア50/100

マルチスレッド対応について

マルチスレッドに対応しているCPUは複数の処理を並行して実行できる点で優れています。特に複数の作業でも重くならずに処理するといったようなときに最適です。

「Core i5 10600」はマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため仕事を複数同時処理することができる為、処理時間を短縮することができる点で秀でています。複数のタスクを同時処理することができるので、処理時間をより短くするなら「Core i5 10600」はおすすめです。

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができる点で使い勝手が良いです。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するようなときで役に立ちます。

スレッド数について「Core i5 10600」は12スレッドです。一般的なCPUと比べるとこのCPUのスレッド数は同程度と言えます。スレッド数の多さランキングで見てみると全819製品中348位に入るCPUです。通常のCPUよりもより多くの作業を素早く同時進行したい場合でも通常のケースであれば「Core i5 10600」を選んでもおそらく問題に感じることはないと言えるでしょう。通常利用であればあまり問題なく使えるくらいのモノであるため特別に優秀とまでは言えないでしょう。全くストレスを感じたくない人や玄人にとっては不十分である可能性が高く、一つ上を検討した方がいいのかもしれません。

スレッド数評価
Core i5 1060012スレッド48/100

Core i5 10600 の詳細情報

Core i5 10600
画像Core i5 10600
シリーズ名Comet Lake
内蔵グラフィックスIntel UHD Graphics 630
ソケットの形状LGA1200
TDP65W
通常利用時の最大周波数3.3GHz
ブースト時の最大周波数4.8GHz
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ12MB
コア数6コア
マルチスレッド対応
スレッド数12スレッド

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