Core i7 10700 を評価。ほかのCPUとくらべた場合のオススメ度についてまとめてみました
作成日時: 2020-05-27 16:11:48、更新日時: 2021-10-20 16:46:42
Core i7 10700 はどういう面においてメリットやデメリットがあるCPUか?関心度の高いポイントはもちろん細部の情報も幅広くカバーしました。ほかとくらべた場合の Core i7 10700 のおススメ度をまとめました
評価のサマリー | 評価の比較 |
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項目 | 評価 |
---|---|
TDP | 76/100 |
通常利用時の最大周波数 | 34/100 |
ブースト時の最大周波数 | 97/100 |
三次キャッシュ | 60/100 |
コア数 | 60/100 |
スレッド数 | 58/100 |
総合評価 | 65/100 |
Core i7 10700は、Comet LakeシリーズのCPUです。内蔵グラフィックスには、Intel UHD Graphics 630が搭載されています。ソケットの形状はLGA1200で、TDPは65Wです。通常利用時の最大周波数は2.9GHz、ブースト時の最大周波数は4.8GHzです。また、三次キャッシュにも対応しており、三次キャッシュは16MBあります。このCPUには8つのコアが搭載されており、マルチスレッドにも対応しており、スレッド数は16スレッドになります。
Core i7 10700は、高性能なCPUであり、処理に追いつかないような快適な作業環境を提供します。また、高いクロック周波数が特徴で、ブースト時の最大周波数が4.8GHzと高速であるため、高精度な処理を実現することができます。さらに、マルチスレッドにも対応しており、複数の処理を同時に行う場合でも高速な処理が可能です。
その一方で、TDPが65Wとやや高めであるため、消費電力に注意が必要です。また、価格も一般的なCPUに比べやや高めであるため、予算に余裕のあるユーザー向けのCPUとなります。
総合的に見て、Core i7 10700は高い性能を持つCPUであり、高精度かつ高速な処理が可能です。消費電力に注意が必要ではありますが、高いクロック周波数やマルチスレッドに対応していることから、快適な作業環境を提供することができます。予算に余裕があるユーザーにはおすすめのCPUです。
Core i7 10700 を選ぶべき4つの理由
- TDPは小さい(357位/1521製品)
- ブースト時の最大周波数は非常に高い(80位/678製品)
- 三次キャッシュに対応している
- マルチスレッドに対応している
よく注目される点から Core i7 10700 を評価する
Core i7 10700 の基本情報について評価
TDPについて
TDPが小さいCPUは消費電力が少なくなるので、電力を節約できる点で使い勝手が良いです。特に放熱量が少ないのでパソコンを小型化するといったようなときにおススメです。
「Core i7 10700」のTDPは65Wです。標準的なCPUと比べてこのCPUの放熱量はやや小さいと言えるでしょう。発熱量が少なく、組み込み機器にも搭載できる点でこの商品は多少優れているでしょう。CPUの消費電力と発熱を低減したいときに「Core i7 10700」は比較的向いています。そのためTDPという観点から選ぶ場合において「Core i7 10700」は候補の一つに挙がるでしょう。普通に使う分には問題ないですが、もう少し小さい放熱量のCPUもあるため決定的といえるほどではありません。
TDP | 評価 | |
---|---|---|
Core i7 10700 | 65W | 76/100 |
Core i7 10700 のCPU性能について評価
通常利用時の最大周波数について
通常利用時の最大周波数が高いCPUはデータの処理が速く、ゲームなどでのパフォーマンスをよくすることができる点で優れています。例えばゲームなどの高速な処理が必要な作業をするといったときに向いています。
通常利用時の最大周波数について「Core i7 10700」は2.9GHzです。一般的なCPUとくらべてこのCPUの定格クロック数はやや低い部類のCPUだと言えるでしょう。通常利用時の最大周波数という観点で見る場合「Core i7 10700」はおすすめできないです。
通常利用時の最大周波数 | 評価 | |
---|---|---|
Core i7 10700 | 2.9GHz | 34/100 |
ブースト時の最大周波数について
ブースト時の最大周波数が高いCPUは急に負荷が上がるゲームなどでも処理が遅れる事なく動作できる点で優れています。特に高負荷のゲームで多数のオブジェクトを表示するのに向いています。
「Core i7 10700」のブースト時の最大周波数は4.8GHzです。これは普通のCPUと比べてとても高い方のCPUと言えるでしょう。またこの商品は最大負荷時により高い性能を発揮できる点で優れているでしょう。動画編集など負荷が高い作業を高速化したい場合に「Core i7 10700」は非常におすすめです。従って「Core i7 10700」を選ぶ上で大きな判断材料になるでしょう。ブースト時の最大周波数という観点でこれより高いCPUを選んでも「Core i7 10700」とほとんど同じと思います。
ブースト時の最大周波数 | 評価 | |
---|---|---|
Core i7 10700 | 4.8GHz | 97/100 |
三次キャッシュ対応について
三次キャッシュに対応しているCPUはデータ処理の過程で、二次キャッシュ以上にデータを保持できる点で使い勝手が良いです。例えば処理が効率的に素早く目的のデータへアクセスするといった場合で重宝します。
「Core i7 10700」は三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため製品価格を抑えてCPUのパフォーマンスをアップさせることができる点で秀でています。二次キャッシュでは扱いきれない容量の大きなデータを効率的に処理するのに「Core i7 10700」はおすすめです。
三次キャッシュについて
三次キャッシュが多いCPUは一次キャッシュや2次キャッシュで処理できないような沢山のデータのメモリを処理することができる点で使い勝手が良いです。例えばメインメモリより高速なキャッシュを使って、同時に複数の作業を行う際も素早く処理するのに向いています。
三次キャッシュについて「Core i7 10700」は16MBです。これは平均的なCPUよりやや多い方に分けられるキャッシュ容量と言えるでしょう。アクセス速度をより高速化し、データアクセスの効率を上げることができる点でこの商品はやや優れていると言えます。より高速化したアクセス速度を実現し、データアクセスの効率を上げることを可能にしたい場合に「Core i7 10700」は比較的適しています。そのため三次キャッシュという点で見る場合「Core i7 10700」は比較的おすすめでしょう。普通に使う分には問題ないと言えますが、ストレスフリーのためもうワンランク上を検討してもいいでしょう。
三次キャッシュ | 評価 | |
---|---|---|
Core i7 10700 | 16MB | 60/100 |
コア数について
コア数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で使い勝手が良いです。例えば同時に作業できる数が多く快適に操作するといったようなときで役立ちます。
コア数について「Core i7 10700」は8コアです。平均的なCPUと比べてこのCPUのコア数はやや多いと言えるでしょう。またこの商品は複数の処理をより多く並行して実行できる点で多少優れています。1度に処理可能な作業数がふえるので多くの作業をするなら「Core i7 10700」は多少適しています。従ってコア数という観点で見るなら「Core i7 10700」は候補の一つになります。普通に使う分には十分と思われますが、こだわりを追及してワンランク上を考えてみてもいいでしょう。
コア数 | 評価 | |
---|---|---|
Core i7 10700 | 8コア | 60/100 |
マルチスレッド対応について
マルチスレッドに対応しているCPUは複数の処理を並行して実行できる点で優れています。特に複数の作業でも重くならずに処理するといったようなときに最適です。
「Core i7 10700」はマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため仕事を複数同時処理することができる為、処理時間を短縮することができる点で秀でています。複数のタスクを同時処理することができるので、処理時間をより短くするなら「Core i7 10700」はおすすめです。
スレッド数について
スレッド数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができる点で使い勝手が良いです。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するようなときで役に立ちます。
スレッド数について「Core i7 10700」は16スレッドです。一般的なCPUと比べるとこのCPUのスレッド数は同程度と言えます。通常のCPUよりもより多くの作業を素早く同時進行したい場合でも通常のケースであれば「Core i7 10700」を選んでもおそらく問題に感じることはないと言えるでしょう。通常利用であればあまり問題なく使えるくらいのモノであるため特別に優秀とまでは言えないでしょう。全くストレスを感じたくない人や玄人にとっては不十分である可能性が高く、一つ上を検討した方がいいのかもしれません。
スレッド数 | 評価 | |
---|---|---|
Core i7 10700 | 16スレッド | 58/100 |
Core i7 10700 の詳細情報
Core i7 10700 | |||||
画像 | ![]() | ||||
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シリーズ名 | Comet Lake | ||||
内蔵グラフィックス | Intel UHD Graphics 630 | ||||
ソケットの形状 | LGA1200 | ||||
TDP | 65W | ||||
通常利用時の最大周波数 | 2.9GHz | ||||
ブースト時の最大周波数 | 4.8GHz | ||||
三次キャッシュ対応 | ○ | ||||
三次キャッシュ | 16MB | ||||
コア数 | 8コア | ||||
マルチスレッド対応 | ○ | ||||
スレッド数 | 16スレッド | ||||
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