Core i7 4770 を評価。ほかのCPUとくらべた場合のオススメ度についてまとめてみました
作成日時: 2020-03-20 21:43:56、更新日時: 2021-10-20 16:18:35
Core i7 4770 のどういった点で良い点・悪い点があるCPUなのかについてわかりやすくレビューしてみました。どれくらい使い勝手が優れているかについて検証していきます。
Core i7 4770は、Inten HD Graphics 4600を搭載したHaswellシリーズのCPUです。ソケットの形状はLGA1150で、TDPは84Wです。通常利用時の最大周波数は3.4GHzですが、ブースト時には3.9GHzになるという高い性能を持っています。さらに、三次キャッシュ対応で三次キャッシュの容量は8MBです。コア数が4コアでマルチスレッド対応で、スレッド数は8スレッドとなっています。
このCPUは、高いクロック数と3.9GHzという高いブースト速度を備えているため、処理速度が非常に速く、多くのアプリケーションで快適に使用することができます。また、マルチスレッド対応であるため、複数のアプリケーションを同時に実行することもできます。さらに、大容量のキャッシュメモリを搭載しており、高速な読み取りが可能です。
しかしながら、このCPUはTDPが84Wとやや高めであるため、発熱が多少の問題となる場合があります。また、LGA1150は旧型のソケットのため、最新のマザーボードには対応しない場合があるため、注意が必要です。
総合的に見て、Core i7 4770は高速な処理能力と多数のアプリケーションの同時実行が可能な性能を備えています。ただし、発熱に対する注意が必要で、ソケットの互換性にも注意が必要です。推奨度は高めです。
よく注目される点から Core i7 4770 を評価する
Core i7 4770 の基本情報について評価
TDPについて
TDPが小さいCPUは消費電力が少なくなるので、電力を節約できる点で使い勝手が良いです。特に放熱量が少ないのでパソコンを小型化するといったようなときにおススメです。
TDPについて「Core i7 4770」は84Wです。これは平均的なCPUと比べて同程度と言えるでしょう。またこの商品は稼働中のパソコンを冷却できる点で良いです。消費電力が少ないので充電出来ない環境でも長時間使用するときに「Core i7 4770」は比較的向いています。そのためTDPという観点から選ぶ場合において「Core i7 4770」は候補の一つに挙がるでしょう。普通に使う分には問題ないですが、もう少し小さい放熱量のCPUもあるため決定的といえるほどではありません。
TDP | 評価 | |
---|---|---|
Core i7 4770 | 84W | 58/100 |
Core i7 4770 のCPU性能について評価
通常利用時の最大周波数について
通常利用時の最大周波数が高いCPUはデータの処理が速く、ゲームなどでのパフォーマンスをよくすることができる点で優れています。例えばゲームなどの高速な処理が必要な作業をするといったときに向いています。
「Core i7 4770」の通常利用時の最大周波数は3.4GHzです。普通のCPUと比較してこのCPUの定格クロック数は比較的高いでしょう。常態でも良いパフォーマンスでデータ処理するのに通常の場合なら「Core i7 4770」でもおそらく問題に感じることはないと言えるでしょう。通常利用であればさほど困らないものであるため、決定的とまでは言えないでしょう。こだわりが強い人にとっては物足りなさを感じる可能性があり、もう一つ上のCPUを見てみた方がいいのかもしれません。
通常利用時の最大周波数 | 評価 | |
---|---|---|
Core i7 4770 | 3.4GHz | 64/100 |
ブースト時の最大周波数について
ブースト時の最大周波数が高いCPUは急に負荷が上がるゲームなどでも処理が遅れる事なく動作できる点で優れています。特に高負荷のゲームで多数のオブジェクトを表示するのに向いています。
「Core i7 4770」のブースト時の最大周波数は3.9GHzです。これは平均的なCPUと比べてほとんど同じと言えるでしょう。自動的な判断で動作周波数を上げて作業を高速処理したい場合でも通常であれば「Core i7 4770」を選んでもおそらく十分です。普通に使う分にはさほど困らないものであるため決定的に優れているという程ではないでしょう。ヘビーユーザーにとっては不足している可能性があり、もうワンランク上のCPUにした方がいいのかもしれません。
ブースト時の最大周波数 | 評価 | |
---|---|---|
Core i7 4770 | 3.9GHz | 40/100 |
三次キャッシュ対応について
三次キャッシュに対応しているCPUはデータ処理の過程で、二次キャッシュ以上にデータを保持できる点で使い勝手が良いです。例えば処理が効率的に素早く目的のデータへアクセスするといった場合で重宝します。
「Core i7 4770」は三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため二次キャッシュまで搭載しているパソコン以上の容量の高速データ処理ができる点で秀でています。データ量の大きいゲームを安定してプレイするなら「Core i7 4770」はおすすめです。
三次キャッシュについて
三次キャッシュが多いCPUは一次キャッシュや2次キャッシュで処理できないような沢山のデータのメモリを処理することができる点で使い勝手が良いです。例えばメインメモリより高速なキャッシュを使って、同時に複数の作業を行う際も素早く処理するのに向いています。
「Core i7 4770」の三次キャッシュは8MBです。普通のCPUよりもこのCPUのキャッシュ容量はやや少ない方に分けられるCPUと言えるでしょう。三次キャッシュにこだわりがなくても日常で利用していてストレスを感じる可能性があるためもうワンランク上にすることをおすすめします。
三次キャッシュ | 評価 | |
---|---|---|
Core i7 4770 | 8MB | 35/100 |
コア数について
コア数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で使い勝手が良いです。例えば同時に作業できる数が多く快適に操作するといったようなときで役立ちます。
「Core i7 4770」のコア数は4コアです。普通のCPUよりもこのCPUのコア数はやや少ないと言えるCPUです。コア数にこだわりが無い人でも不満を感じるかもしれません。従ってもうワンランク上のCPUを考えた方が良さそうです。
コア数 | 評価 | |
---|---|---|
Core i7 4770 | 4コア | 35/100 |
マルチスレッド対応について
マルチスレッドに対応しているCPUは複数の処理を並行して実行できる点で優れています。特に複数の作業でも重くならずに処理するといったようなときに最適です。
「Core i7 4770」はマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため仕事を複数同時処理することができる為、処理時間を短縮することができる点で秀でています。複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに「Core i7 4770」はオススメです。
スレッド数について
スレッド数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができる点で使い勝手が良いです。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するようなときで役に立ちます。
スレッド数について「Core i7 4770」は8スレッドです。これは一般的なCPUと比較してどちらかといえば少ないスレッド数と言えるでしょう。スレッド数という観点場合において「Core i7 4770」は選択肢に入らないです。
スレッド数 | 評価 | |
---|---|---|
Core i7 4770 | 8スレッド | 34/100 |
Core i7 4770 の詳細情報
Core i7 4770 | |||||
画像 | |||||
---|---|---|---|---|---|
シリーズ名 | Haswell | ||||
内蔵グラフィックス | Intel HD Graphics 4600 | ||||
ソケットの形状 | LGA1150 | ||||
TDP | 84W | ||||
通常利用時の最大周波数 | 3.4GHz | ||||
ブースト時の最大周波数 | 3.9GHz | ||||
三次キャッシュ対応 | ○ | ||||
三次キャッシュ | 8MB | ||||
コア数 | 4コア | ||||
マルチスレッド対応 | ○ | ||||
スレッド数 | 8スレッド | ||||
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