Core i3 7320 を評価。ほかのCPUとくらべた場合のオススメ度についてまとめてみました
作成日時: 2021-10-17 16:54:25、更新日時: 2021-10-20 22:49:53
Core i3 7320 はどういう面においてメリットやデメリットがあるCPUか?関心度の高いポイントはもちろん細部の情報も幅広くカバーしました。ほかとくらべた場合の Core i3 7320 のおススメ度をまとめました
Core i3 7320は、インテルのKaby Lake-Sシリーズに属するCPUです。ソケットの形状はLGA1151で、TDPは51Wです。通常の利用時の最大周波数とブースト時の最大周波数はともに4.1GHzで、高速な処理を可能にします。また、三次キャッシュに対応しており、三次キャッシュの容量は4MBです。これは、キャッシュによってデータの読み込みを高速化し、快適なPC操作を実現します。さらに、このCPUには2つのコアが搭載されており、スレッド数は4つです。このCPUは、多くのアプリケーションやプログラムを安定して実行することができます。また、バススピードは8GT/sと非常に高速であり、データの転送速度も高速です。性能を求めるユーザーには非常におすすめのCPUです。
Core i3 7320 を選ぶべき3つの理由
- TDPはかなり小さい(321位/2005製品)
- 通常利用時の最大周波数はかなり高い(28位/2150製品)
- 三次キャッシュに対応している
よく注目される点から Core i3 7320 を評価する
Core i3 7320 の基本情報について評価
TDPについて
TDPが小さいCPUは消費電力が少なくなるので、電力を節約できる点で使い勝手が良いです。特に放熱量が少ないのでパソコンを小型化するといったようなときにおススメです。
TDPについて「Core i3 7320」は51Wです。これは標準的なCPUと比較してとても小さい部類に分けられる放熱量と言えるでしょう。最大放熱量の小ささランキングでは2005製品中321位に位置します。またこの商品は稼働中のパソコンを冷却できる点で良いです。消費電力が少ないので充電出来ない環境でも長時間使用するときに「Core i3 7320」は比較的向いています。そのためTDPという観点から選ぶ場合において「Core i3 7320」は候補の一つに挙がるでしょう。普通に使う分には問題ないですが、もう少し小さい放熱量のCPUもあるため決定的といえるほどではありません。
TDP | 評価 | |
---|---|---|
Core i3 7320 | 51W | 94/100 |
Core i3 7320 のCPU性能について評価
通常利用時の最大周波数について
通常利用時の最大周波数が高いCPUはデータの処理が速く、ゲームなどでのパフォーマンスをよくすることができる点で優れています。例えばゲームなどの高速な処理が必要な作業をするといったときに向いています。
通常利用時の最大周波数について「Core i3 7320」は4.1GHzです。標準的なCPUと比べてこのCPUの定格クロック数は非常に高い方のCPUです。定格周波数ランキングで2150製品中28位です。またこの商品はパソコンの処理を高速化することができる点で優れていると言えます。常態でも良いパフォーマンスでデータ処理するのに「Core i3 7320」はとてもおすすめです。従って「Core i3 7320」を選ぶ大きな理由になります。これ以上高い定格クロック数のCPUを選んでも「Core i3 7320」との違いをほとんど感じられないでしょう。
通常利用時の最大周波数 | 評価 | |
---|---|---|
Core i3 7320 | 4.1GHz | 98/100 |
ブースト時の最大周波数について
ブースト時の最大周波数が高いCPUは急に負荷が上がるゲームなどでも処理が遅れる事なく動作できる点で優れています。特に高負荷のゲームで多数のオブジェクトを表示するのに向いています。
「Core i3 7320」のブースト時の最大周波数は4.1GHzです。これは標準的なCPUと比較して比較的高いクロック数でしょう。ブースト時のクロック数ランキングで見てみると全727製品中275位に入るCPUです。自動的な判断で動作周波数を上げて作業を高速処理したい場合でも通常であれば「Core i3 7320」を選んでもおそらく十分です。普通に使う分にはさほど困らないものであるため決定的に優れているという程ではないでしょう。ヘビーユーザーにとっては不足している可能性があり、もうワンランク上のCPUにした方がいいのかもしれません。
ブースト時の最大周波数 | 評価 | |
---|---|---|
Core i3 7320 | 4.1GHz | 52/100 |
三次キャッシュ対応について
三次キャッシュに対応しているCPUはデータ処理の過程で、二次キャッシュ以上にデータを保持できる点で使い勝手が良いです。例えば処理が効率的に素早く目的のデータへアクセスするといった場合で重宝します。
「Core i3 7320」は三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため製品価格を抑えてCPUのパフォーマンスをアップさせることができる点で秀でています。データ量の大きいゲームを安定してプレイするなら「Core i3 7320」はおすすめです。
三次キャッシュについて
三次キャッシュが多いCPUは一次キャッシュや2次キャッシュで処理できないような沢山のデータのメモリを処理することができる点で使い勝手が良いです。例えばメインメモリより高速なキャッシュを使って、同時に複数の作業を行う際も素早く処理するのに向いています。
三次キャッシュについて「Core i3 7320」は4MBです。平均的なCPUとくらべてこのCPUのキャッシュ容量はとても少ない方のCPUと言えます。三次キャッシュ容量の多さランキングで見てみると1194製品の中で993位くらいに位置付けられます。三次キャッシュにこだわりがなくても日常で利用していてストレスを感じる可能性があるためもうワンランク上にすることをおすすめします。
三次キャッシュ | 評価 | |
---|---|---|
Core i3 7320 | 4MB | 9/100 |
コア数について
コア数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で使い勝手が良いです。例えば同時に作業できる数が多く快適に操作するといったようなときで役立ちます。
「Core i3 7320」のコア数は2コアです。これは一般的なCPUと比べると同程度だと言えるでしょう。コア数の多さランキングで全2152製品中1199位のCPUです。コア数にこだわりが無い人でも不満を感じるかもしれません。従ってもうワンランク上のCPUを考えた方が良さそうです。
コア数 | 評価 | |
---|---|---|
Core i3 7320 | 2コア | 10/100 |
スレッド数について
スレッド数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができる点で使い勝手が良いです。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するようなときで役に立ちます。
スレッド数について「Core i3 7320」は4スレッドです。これは一般的なCPUと比較してどちらかといえば少ないスレッド数と言えるでしょう。スレッド数の多さランキングで804製品のなかで571位に入ります。スレッド数にほとんどこだわりが無い人でも普通に利用していて不満を感じる可能性があるためワンランク上のCPUを考えることをお勧めします。
スレッド数 | 評価 | |
---|---|---|
Core i3 7320 | 4スレッド | 10/100 |
バススピードについて
バススピードについて「Core i3 7320」は8GT/sです。標準的なCPUよりこのCPUのバススピードは比較的速い部類に入るCPUです。バススピードランキングでは173製品中37位に位置します。
バススピード | 評価 | |
---|---|---|
Core i3 7320 | 8GT/s | - /100 |
Core i3 7320 の詳細情報
Core i3 7320 | |||||
画像 | |||||
---|---|---|---|---|---|
シリーズ名 | Kaby Lake-S | ||||
ソケットの形状 | LGA1151 | ||||
TDP | 51W | ||||
通常利用時の最大周波数 | 4.1GHz | ||||
ブースト時の最大周波数 | 4.1GHz | ||||
三次キャッシュ対応 | ○ | ||||
三次キャッシュ | 4MB | ||||
コア数 | 2コア | ||||
スレッド数 | 4スレッド | ||||
バススピード | 8GT/s | ||||
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