Core i7 6700K と Core i7 6700 はどっちがおすすめなのか?違いや差を徹底検証しました

作成日時: 2020-03-20 19:44:36

Core i7 6700Core i7 6700K
Core i7 6700Core i7 6700K
Core i7 6700Core i7 6700K
Core i7 6700Core i7 6700K
総合評価:

48.7/100

(総合: 384位)

52.6/100

(総合: 394位)

TDP
76/100
52/100
通常利用時の最大周波数
64/100
98/100
ブースト時の最大周波数
45/100
59/100
三次キャッシュ
35/100
35/100
コア数
35/100
35/100
スレッド数
34/100
34/100

Core i7 6700K と比較して Core i7 6700 を選ぶメリット

    -

Core i7 6700 と比較して Core i7 6700K を選ぶメリット

  • 定格周波数

    64.2点(3.4GHz) vs 98点(4GHz)

  • ブースト時の周波数

    46点(4GHz) vs 59.3点(4.2GHz)

「Core i7 6700」と「Core i7 6700K」を徹底比較する

CPU性能について「Core i7 6700」と「Core i7 6700K」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について比べると「Core i7 6700K」は4GHzであるのに対して「Core i7 6700」は3.4GHzです。0.6GHzの差があります。「Core i7 6700」の定格クロック数と比べて「Core i7 6700K」はとても高いです。定格周波数ランキングで比較すると全2150製品のなかで「Core i7 6700K」は47位で「Core i7 6700」は397位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。

「Core i7 6700K」はデータやアクセス処理を高速化できる点で「Core i7 6700」よりも秀でています。「Core i7 6700K」は複数の作業、アプリケーションを同時に処理するのに非常に向いています。実際の利用を考えると「Core i7 6700」と「Core i7 6700K」は体感値として遥かに大きい差があります。「Core i7 6700K」に決める上で一つの主な判断材料となるでしょう。

通常利用時の最大周波数評価
Core i7 6700
3.4GHz64/100
Core i7 6700K
4GHz98/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数について比べると「Core i7 6700」は4GHzであり「Core i7 6700K」は4.2GHzです。0.2GHzもの差があります。ブースト時の最大周波数という角度で見ると「Core i7 6700」と比較して「Core i7 6700K」は非常に高いです。ブースト時のクロック数ランキングで見てみると727製品中「Core i7 6700」は311位で「Core i7 6700K」は263位です。ほとんど差は無いと言えます。

パソコンの処理速度を上げることができる点で「Core i7 6700K」の方が「Core i7 6700」よりも秀でています。消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップするのに「Core i7 6700K」はとても適しています。実際に利用する上で「Core i7 6700K」と「Core i7 6700」の実用上の違いはかなり大きいです。「Core i7 6700K」にする上で主な判断材料の一つとなると思います。

ブースト時の最大周波数評価
Core i7 6700
4GHz45/100
Core i7 6700K
4.2GHz59/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Core i7 6700K」も「Core i7 6700」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュを「Core i7 6700K」と「Core i7 6700」を比べると「Core i7 6700K」は8MBであり「Core i7 6700」は8MBです。「Core i7 6700K」も「Core i7 6700」もキャッシュ容量について違いがほぼゼロと言えるでしょう。三次キャッシュ容量の多さランキングで見てみると1194製品中「Core i7 6700」は642位で「Core i7 6700K」は647位です。ほとんど差は無いと言えます。

実用上の差はありません。ほかの視点で決めることをおすすめします。

三次キャッシュ評価
Core i7 6700
8MB35/100
Core i7 6700K
8MB35/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について「Core i7 6700K」と「Core i7 6700」を比較すると「Core i7 6700K」は4コアであり「Core i7 6700」は4コアです。コア数について「Core i7 6700」も「Core i7 6700K」もほとんど同じと言えます。コア数の多さランキングで見てみると2152製品中「Core i7 6700」は712位で「Core i7 6700K」は724位です。ほとんど差は無いと言えます。

体感できるほどの差は無いです。他の視点から見て選択する方がよいでしょう。

コア数評価
Core i7 6700
4コア35/100
Core i7 6700K
4コア35/100

マルチスレッド対応について

マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。

「Core i7 6700K」も「Core i7 6700」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため高度な演算処理や、多数のプログラムを同時に処理できる点で秀でています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数を「Core i7 6700」と「Core i7 6700K」を比較すると「Core i7 6700」は8スレッドに対して「Core i7 6700K」は8スレッドです。「Core i7 6700」も「Core i7 6700K」も同程度のスレッド数です。スレッド数の多さランキングで見てみると804製品中「Core i7 6700」は453位で「Core i7 6700K」は456位です。ほとんど差は無いと言えます。

実用上の差はありません。ほかの視点で決めるほうがいいでしょう。

スレッド数評価
Core i7 6700
8スレッド34/100
Core i7 6700K
8スレッド34/100

基本情報について「Core i7 6700」と「Core i7 6700K」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPについて比べると「Core i7 6700」は65Wで「Core i7 6700K」は91Wです。26Wもの差があります。「Core i7 6700K」と比べて「Core i7 6700」はかなり小さいです。最大放熱量の小ささランキングで比べると全2005製品中「Core i7 6700」は569位であるのに対し「Core i7 6700K」は1188位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

「Core i7 6700」はCPU自体の発熱を少なくできる点で「Core i7 6700K」よりも優れていると言えます。熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのに「Core i7 6700」はかなりオススメです。実際の利用を想定したとき「Core i7 6700」の方が「Core i7 6700K」よりも非常に優れているでしょう。「Core i7 6700」を選ぶ上で重要な判断材料の一つとなるでしょう。

TDP評価
Core i7 6700
65W76/100
Core i7 6700K
91W52/100

「Core i7 6700」と「Core i7 6700K」の違いを表で比較する

Core i7 6700Core i7 6700K
画像Core i7 6700Core i7 6700K
シリーズ名SkylakeSkylake
内蔵グラフィックスIntel HD Graphics 530Intel HD Graphics 530
ソケットの形状LGA1151LGA1151
TDP65W91W
通常利用時の最大周波数3.4GHz4GHz
ブースト時の最大周波数4GHz4.2GHz
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ8MB8MB
コア数4コア4コア
マルチスレッド対応
スレッド数8スレッド8スレッド

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