Ryzen 9 3900X と Ryzen 3 1300X の違いや差は?選ぶならどちらがおすすめ?

作成日時: 2020-03-20 18:35:09、更新日時: 2021-10-20 19:17:20

Ryzen 3 1300XRyzen 9 3900X
Ryzen 3 1300XRyzen 9 3900X

「Ryzen 9 3900X」と「Ryzen 3 1300X」の違いについて評価・検証してみました。どのような面で異なるのでしょうか?「Ryzen 3 1300X」と「Ryzen 9 3900X」のどっちを選んだらいいのか検討している人におススメです。

Ryzen 3 1300XRyzen 9 3900X
Ryzen 3 1300XRyzen 9 3900X
総合評価:
TDPrating-image3.8
65W
rating-image2.1
105W
通常利用時の最大周波数rating-image3.6
3.5GHz
rating-image4.9
3.8GHz
ブースト時の最大周波数rating-image1.5
3.7GHz
rating-image4.9
4.6GHz
二次キャッシュrating-image1.8
2MB
rating-image3.9
6MB
三次キャッシュrating-image1.8
8MB
rating-image4.9
64MB
コア数rating-image1.8
4コア
rating-image3.8
12コア
スレッド数rating-image1
4スレッド
rating-image3.6
24スレッド

Ryzen 9 3900X と比較して Ryzen 3 1300X を選ぶメリット

    -

Ryzen 3 1300X と比較して Ryzen 9 3900X を選ぶメリット

  • 定格周波数

    71.8点(3.5GHz) vs 97.8点(3.8GHz)

  • ブースト時の周波数

    30.6点(3.7GHz) vs 97.7点(4.6GHz)

  • 二次キャッシュ

    35.9点(2MB) vs 78.1点(6MB)

  • 三次キャッシュ

    35.4点(8MB) vs 97.9点(64MB)

  • コア数

    35.2点(4コア) vs 75.2点(12コア)

  • スレッド数

    10.6点(4スレッド) vs 72.8点(24スレッド)

  • マルチスレッド対応

「Ryzen 3 1300X」と「Ryzen 9 3900X」を徹底比較する

基本情報について「Ryzen 3 1300X」と「Ryzen 9 3900X」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPについて比べると「Ryzen 3 1300X」は65Wで「Ryzen 9 3900X」は105Wです。40Wもの差があります。「Ryzen 9 3900X」と比べて「Ryzen 3 1300X」はかなり小さいです。最大放熱量の小ささランキングで比べると全2005製品中「Ryzen 3 1300X」は619位であるのに対し「Ryzen 9 3900X」は1475位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

「Ryzen 3 1300X」はCPU自体の発熱を少なくできる点で「Ryzen 9 3900X」よりも優れていると言えます。熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのに「Ryzen 3 1300X」はかなりオススメです。実際の利用を想定したとき「Ryzen 3 1300X」の方が「Ryzen 9 3900X」よりも非常に優れているでしょう。「Ryzen 3 1300X」を選ぶ上で重要な判断材料の一つとなるでしょう。

TDP評価
Ryzen 3 1300X
65W76/100
Ryzen 9 3900X
105W42/100

CPU性能について「Ryzen 3 1300X」と「Ryzen 9 3900X」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について比べると「Ryzen 9 3900X」は3.8GHzであるのに対して「Ryzen 3 1300X」は3.5GHzです。0.2GHzの差があります。「Ryzen 3 1300X」の定格クロック数と比べて「Ryzen 9 3900X」はとても高いです。定格周波数ランキングで比較すると全2150製品のなかで「Ryzen 9 3900X」は78位で「Ryzen 3 1300X」は321位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。

「Ryzen 9 3900X」はデータやアクセス処理を高速化できる点で「Ryzen 3 1300X」よりも秀でています。「Ryzen 9 3900X」は複数の作業、アプリケーションを同時に処理するのに非常に向いています。実際の利用を考えると「Ryzen 3 1300X」と「Ryzen 9 3900X」は体感値として遥かに大きい差があります。「Ryzen 9 3900X」に決める上で一つの主な判断材料となるでしょう。

通常利用時の最大周波数評価
Ryzen 3 1300X
3.5GHz71/100
Ryzen 9 3900X
3.8GHz97/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数について比べると「Ryzen 3 1300X」は3.7GHzであり「Ryzen 9 3900X」は4.6GHzです。0.8GHzもの差があります。ブースト時の最大周波数という角度で見ると「Ryzen 3 1300X」と比較して「Ryzen 9 3900X」は非常に高いです。ブースト時のクロック数ランキングで比べると全727製品中「Ryzen 9 3900X」は136位であるのに対し「Ryzen 3 1300X」は446位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

負荷のあるものを簡単に処理することができる点で「Ryzen 9 3900X」の方が秀でているでしょう。消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップするのに「Ryzen 9 3900X」はとても適しています。実際に利用する上で「Ryzen 9 3900X」と「Ryzen 3 1300X」の実用上の違いはかなり大きいです。「Ryzen 9 3900X」にする上で主な判断材料の一つとなると思います。

ブースト時の最大周波数評価
Ryzen 3 1300X
3.7GHz30/100
Ryzen 9 3900X
4.6GHz97/100

二次キャッシュ対応について

二次キャッシュに対応しているCPUはメインメモリのアクセスを減らして処理を速めることができる点で使い勝手が良いです。特に処理速度を高速にするようなときにおすすめです。

「Ryzen 3 1300X」も「Ryzen 9 3900X」も二次キャッシュに対応しているCPUです。そのため記憶情報を素早く利用できる点で優れています。どちらもメモリがボトルネックとなってCPUの処理が阻害されることを防止するのに向いています。

二次キャッシュについて

二次キャッシュが多いCPUは沢山の容量のデータのメモリを処理することができる点で使い勝手が良いです。例えば動画編集のような作業でも、素早く処理するといったときで役立ちます。

二次キャッシュについて「Ryzen 9 3900X」と「Ryzen 3 1300X」を比べると「Ryzen 9 3900X」は6MBであるのに対して「Ryzen 3 1300X」は2MBです。4MBもの差があります。二次キャッシュという視点で見ると「Ryzen 9 3900X」は「Ryzen 3 1300X」と比較してかなり多いキャッシュ容量です。二次キャッシュ容量の多さランキングで比べると1248製品の中で「Ryzen 9 3900X」は212位で「Ryzen 3 1300X」は529位なのでCPUの中では差はかなり大きいと言えます。

「Ryzen 9 3900X」はメインメモリへのアクセスを減らすことができる点で「Ryzen 3 1300X」よりも優れているでしょう。「Ryzen 9 3900X」は複数動作を安定して稼働するのに非常に適しています。実際に利用する上で「Ryzen 3 1300X」と「Ryzen 9 3900X」は体感上非常に大きい違いがあります。「Ryzen 9 3900X」に決める上で主な判断材料の一つになります。

二次キャッシュ評価
Ryzen 3 1300X
2MB35/100
Ryzen 9 3900X
6MB78/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Ryzen 9 3900X」も「Ryzen 3 1300X」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュについて「Ryzen 9 3900X」と「Ryzen 3 1300X」を比べると「Ryzen 9 3900X」は64MBに対して「Ryzen 3 1300X」は8MBです。56MBもの差があります。三次キャッシュという視点において「Ryzen 9 3900X」は「Ryzen 3 1300X」より非常に多いキャッシュ容量です。三次キャッシュ容量の多さランキングで比べると全1194製品中「Ryzen 9 3900X」は61位であるのに対し「Ryzen 3 1300X」は692位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

「Ryzen 9 3900X」は中間の計算結果を多く待避出来るので、複雑な計算をより早くできる点で「Ryzen 3 1300X」よりも優れていると言えます。「Ryzen 9 3900X」はよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのにかなり向いています。実際に使う場面で「Ryzen 3 1300X」と比べて「Ryzen 9 3900X」は遥かに秀でていると言えます。「Ryzen 9 3900X」にする上で主な理由の一つになります。

三次キャッシュ評価
Ryzen 3 1300X
8MB35/100
Ryzen 9 3900X
64MB97/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について比べると「Ryzen 3 1300X」は4コアに対して「Ryzen 9 3900X」は12コアです。8コアの違いがあります。「Ryzen 3 1300X」より「Ryzen 9 3900X」の方がとてもコア数が多いです。コア数の多さランキングで比べると2152製品の中で「Ryzen 9 3900X」は211位で「Ryzen 3 1300X」は810位なのでCPUの中では差はかなり大きいと言えます。

一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Ryzen 9 3900X」の方が秀でていると言えます。「Ryzen 9 3900X」は同時に出来る処理作業を増やすことが出来るので、一度に色んなアプリを起動するのにかなりオススメです。実際に使う場面で「Ryzen 3 1300X」と「Ryzen 9 3900X」の体感値としての差は遥かに大きいです。「Ryzen 9 3900X」を選ぶための一つの重要な決め手となると思います。

コア数評価
Ryzen 3 1300X
4コア35/100
Ryzen 9 3900X
12コア75/100

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数について「Ryzen 3 1300X」と「Ryzen 9 3900X」を比べると「Ryzen 3 1300X」は4スレッドであり「Ryzen 9 3900X」は24スレッドです。20スレッドもの差があります。「Ryzen 3 1300X」と比べて「Ryzen 9 3900X」は非常に多いです。スレッド数の多さランキングで比べると全804製品中「Ryzen 9 3900X」は179位であるのに対し「Ryzen 3 1300X」は599位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Ryzen 9 3900X」の方が優れているでしょう。「Ryzen 9 3900X」は複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに非常におすすめです。実際に使うことを想定したとき「Ryzen 3 1300X」と比べて「Ryzen 9 3900X」はとても優れていると言えます。「Ryzen 9 3900X」を選ぶ主な判断材料の一つになります。

スレッド数評価
Ryzen 3 1300X
4スレッド10/100
Ryzen 9 3900X
24スレッド72/100

「Ryzen 3 1300X」と「Ryzen 9 3900X」の違いを表で比較する

Ryzen 3 1300XRyzen 9 3900X
Ryzen 3 1300XRyzen 9 3900X
基本情報
ソケットの形状Socket AM4Socket AM4
TDP65W105W
CPU性能
通常利用時の最大周波数3.5GHz3.8GHz
ブースト時の最大周波数3.7GHz4.6GHz
二次キャッシュ対応
二次キャッシュ2MB6MB
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ8MB64MB
コア数4コア12コア
マルチスレッド対応 -
スレッド数4スレッド24スレッド

類似のCPUを探す

他のCPUと比較する

価格をチェック

類似のCPUを探す

他のCPUと比較する

価格をチェック

価格をチェックする

お探しの情報は見つかりましたか?性能や機能名などのキーワードで検索することでさらに詳しい情報を知ることができます。

Ryzen 3 1300X の関連記事
Ryzen 9 3900X の関連記事

Ryzen 3 1300X と評価が同程度のCPUを探す

TDP:85W, 通常利用時の最大周波数:2.2GHz, ブースト時の最大周波数:3.2GHz, 三次キャッシュ:14MB, コア数:10コア, スレッド数:20スレッド

TDP:51W, 通常利用時の最大周波数:3GHz, 三次キャッシュ:2MB, コア数:2コア, スレッド数:2スレッド

TDP:165W, 通常利用時の最大周波数:3.3GHz, ブースト時の最大周波数:4.4GHz, 三次キャッシュ:19MB, コア数:14コア, スレッド数:28スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.6GHz, ブースト時の最大周波数:4.2GHz, 三次キャッシュ:8MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.5GHz, ブースト時の最大周波数:3.7GHz, 二次キャッシュ:2MB, 三次キャッシュ:4MB, コア数:4コア, スレッド数:4スレッド

TDP:85W, 通常利用時の最大周波数:2.1GHz, ブースト時の最大周波数:3GHz, 三次キャッシュ:20MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3GHz, ブースト時の最大周波数:3.5GHz, 三次キャッシュ:6MB, コア数:4コア, スレッド数:4スレッド

TDP:91W, 通常利用時の最大周波数:4GHz, ブースト時の最大周波数:4.2GHz, 三次キャッシュ:8MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド

TDP:55W, 通常利用時の最大周波数:3.4GHz, 三次キャッシュ:3MB, コア数:2コア

TDP:54W, 通常利用時の最大周波数:3.9GHz, 三次キャッシュ:4MB, コア数:2コア, スレッド数:4スレッド

TDP:73W, 通常利用時の最大周波数:3.3GHz, ブースト時の最大周波数:3.7GHz, 三次キャッシュ:8MB, コア数:4コア, スレッド数:4スレッド

TDP:105W, 通常利用時の最大周波数:2GHz, ブースト時の最大周波数:3.2GHz, 三次キャッシュ:35MB, コア数:14コア, スレッド数:28スレッド

Ryzen 3 1300X の関連記事
Ryzen 9 3900X の関連記事

Ryzen 9 3900X と評価が同程度のCPUを探す

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.6GHz, ブースト時の最大周波数:4.4GHz, 二次キャッシュ:4MB, 三次キャッシュ:32MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.6GHz, ブースト時の最大周波数:4.2GHz, 二次キャッシュ:3MB, 三次キャッシュ:32MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.4GHz, ブースト時の最大周波数:3.9GHz, 二次キャッシュ:3MB, 三次キャッシュ:16MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

TDP:105W, 通常利用時の最大周波数:3.5GHz, ブースト時の最大周波数:4.7GHz, 二次キャッシュ:8MB, 三次キャッシュ:64MB, コア数:16コア, スレッド数:32スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.9GHz, ブースト時の最大周波数:4.1GHz, 三次キャッシュ:9MB, コア数:6コア, スレッド数:6スレッド

TDP:95W, 通常利用時の最大周波数:3.6GHz, ブースト時の最大周波数:5GHz, 三次キャッシュ:16MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

TDP:95W, 通常利用時の最大周波数:3.7GHz, ブースト時の最大周波数:4.6GHz, 三次キャッシュ:9MB, コア数:6コア, スレッド数:6スレッド

TDP:95W, 通常利用時の最大周波数:3.6GHz, ブースト時の最大周波数:4.9GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:8コア, スレッド数:8スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.6GHz, ブースト時の最大周波数:4.2GHz, 三次キャッシュ:6MB, コア数:4コア, スレッド数:4スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.7GHz, ブースト時の最大周波数:4.2GHz, 二次キャッシュ:2MB, 三次キャッシュ:4MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.9GHz, ブースト時の最大周波数:4.1GHz, 三次キャッシュ:9MB, コア数:6コア, スレッド数:6スレッド

TDP:165W, 通常利用時の最大周波数:3GHz, ブースト時の最大周波数:4.8GHz, 三次キャッシュ:24MB, コア数:18コア, スレッド数:36スレッド

CPUランキング

カテゴリ一覧

人気CPU

関連人気記事

新着情報