Core i3 9350KF と Ryzen 5 2600X のレビュー。どちらがいい?
作成日時: 2020-03-20 19:45:55
「Ryzen 5 2600X」と「Core i3 9350KF」の特徴を点数評価しました!どういう面で違いや差があるのか?どっちが優れているのかを徹底評価。
Core i3 9350KF | Ryzen 5 2600X | |||
総合評価: | 2.7 (総合: 387位) | 2.9 (総合: 228位) | ||
TDP | 2.6 91W | 2.5 95W | ||
通常利用時の最大周波数 | 4.9 4GHz | 4.0 3.6GHz | ||
ブースト時の最大周波数 | 4.9 4.6GHz | 3.0 4.2GHz | ||
三次キャッシュ | 1.8 8MB | 3.0 16MB | ||
コア数 | 1.8 4コア | 2.5 6コア | ||
スレッド数 | 1 4スレッド | 2.4 12スレッド | ||
「Core i3 9350KF」と「Ryzen 5 2600X」を徹底比較する
CPU性能について「Core i3 9350KF」と「Ryzen 5 2600X」を比較
通常利用時の最大周波数について
通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。
通常利用時の最大周波数について比べると「Core i3 9350KF」は4GHzであるのに対して「Ryzen 5 2600X」は3.6GHzです。0.3GHzの差があります。「Ryzen 5 2600X」の定格クロック数と比べて「Core i3 9350KF」はとても高いです。定格周波数ランキングで見てみると2150製品中「Core i3 9350KF」は46位で「Ryzen 5 2600X」は200位です。ほとんど差は無いと言えます。
「Core i3 9350KF」はデータやアクセス処理を高速化できる点で「Ryzen 5 2600X」よりも秀でています。CPUの処理速度を高速化するのに「Core i3 9350KF」はとても向いています。実際の利用を考えると「Ryzen 5 2600X」と「Core i3 9350KF」は体感値として遥かに大きい差があります。「Core i3 9350KF」に決める上で一つの主な判断材料となるでしょう。
ブースト時の最大周波数について
ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。
ブースト時の最大周波数について比べると「Ryzen 5 2600X」は4.2GHzであり「Core i3 9350KF」は4.6GHzです。0.3GHzもの差があります。ブースト時の最大周波数という角度で見ると「Ryzen 5 2600X」と比較して「Core i3 9350KF」は非常に高いです。ブースト時のクロック数ランキングで比較すると全727製品のなかで「Core i3 9350KF」は161位で「Ryzen 5 2600X」は256位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。
パソコンの処理速度を上げることができる点で「Core i3 9350KF」の方が「Ryzen 5 2600X」よりも秀でています。消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップするのに「Core i3 9350KF」はとても適しています。実際に利用する上で「Core i3 9350KF」と「Ryzen 5 2600X」の実用上の違いはかなり大きいです。「Core i3 9350KF」にする上で主な判断材料の一つとなると思います。
三次キャッシュ対応について
三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。
「Ryzen 5 2600X」も「Core i3 9350KF」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。
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三次キャッシュについて
三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。
三次キャッシュについて「Ryzen 5 2600X」と「Core i3 9350KF」を比べると「Ryzen 5 2600X」は16MBに対して「Core i3 9350KF」は8MBです。8MBもの差があります。三次キャッシュという視点において「Ryzen 5 2600X」は「Core i3 9350KF」より非常に多いキャッシュ容量です。三次キャッシュ容量の多さランキングで比べると1194製品の中で「Ryzen 5 2600X」は387位で「Core i3 9350KF」は645位なのでCPUの中では差はかなり大きいと言えます。
「Ryzen 5 2600X」はRAMのアクセスや消費量を減らすことができため、パフォーマンス全体を向上させることができる点で「Core i3 9350KF」よりも秀でているでしょう。「Ryzen 5 2600X」はよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのにかなり向いています。実際に使う場面で「Core i3 9350KF」と比べて「Ryzen 5 2600X」は遥かに秀でていると言えます。「Ryzen 5 2600X」にする上で主な理由の一つになります。
コア数について
コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。
コア数を比べると「Ryzen 5 2600X」は6コアであるのに対して「Core i3 9350KF」は4コアです。2コアの差があります。「Core i3 9350KF」と比べて「Ryzen 5 2600X」はややコア数が多いです。コア数の多さランキングで比較すると全2152製品のなかで「Ryzen 5 2600X」は471位で「Core i3 9350KF」は715位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。
「Ryzen 5 2600X」は一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Core i3 9350KF」よりも多少優れているかもしれません。「Ryzen 5 2600X」は複数の動画のエンコードのような作業をするのにややおススメです。実際に使うことを想定したとき「Ryzen 5 2600X」と「Core i3 9350KF」は体感上多少大きい違いがあります。「Ryzen 5 2600X」は「Core i3 9350KF」よりいいと言えます。ただ決定的に優れていると言える程の差はありません。
スレッド数について
スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。
スレッド数について「Core i3 9350KF」と「Ryzen 5 2600X」を比べると「Core i3 9350KF」は4スレッドであり「Ryzen 5 2600X」は12スレッドです。8スレッドもの差があります。「Core i3 9350KF」と比べて「Ryzen 5 2600X」は非常に多いです。スレッド数の多さランキングで比べると804製品の中で「Ryzen 5 2600X」は366位で「Core i3 9350KF」は582位なのでCPUの中では差はかなり大きいと言えます。
待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Ryzen 5 2600X」の方が優れているでしょう。「Ryzen 5 2600X」は複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに非常におすすめです。実際に使うことを想定したとき「Core i3 9350KF」と比べて「Ryzen 5 2600X」はとても優れていると言えます。「Ryzen 5 2600X」を選ぶ主な判断材料の一つになります。
基本情報について「Core i3 9350KF」と「Ryzen 5 2600X」を比較
TDPについて
TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。
TDPを「Core i3 9350KF」と「Ryzen 5 2600X」を比べると「Core i3 9350KF」は91Wに対して「Ryzen 5 2600X」は95Wです。「Ryzen 5 2600X」も「Core i3 9350KF」も違いはほぼゼロと言えます。最大放熱量の小ささランキングで見てみると2005製品中「Core i3 9350KF」は1187位で「Ryzen 5 2600X」は1220位です。ほとんど差は無いと言えます。
実用上の差はありません。ほかの観点から比較するほうがよいでしょう。
「Core i3 9350KF」と「Ryzen 5 2600X」の違いを表で比較する
Core i3 9350KF | Ryzen 5 2600X | |
画像 | ||
シリーズ名 | Coffee Lake-S Refresh | - |
ソケットの形状 | LGA1151 | Socket AM4 |
TDP | 91W | 95W |
通常利用時の最大周波数 | 4GHz | 3.6GHz |
ブースト時の最大周波数 | 4.6GHz | 4.2GHz |
二次キャッシュ対応 | - | ○ |
二次キャッシュ | - | 3MB |
三次キャッシュ対応 | ○ | ○ |
三次キャッシュ | 8MB | 16MB |
コア数 | 4コア | 6コア |
マルチスレッド対応 | - | ○ |
スレッド数 | 4スレッド | 12スレッド |
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