インテル Xeon E3-1275V2 と インテル Xeon E3-1290V2 はどっちがおすすめなのか?違いや差を徹底検証しました

作成日時: 2021-10-17 20:33:25、更新日時: 2021-10-20 21:43:08

インテル Xeon E3-1290V2インテル Xeon E3-1275V2
インテル Xeon E3-1290V2インテル Xeon E3-1275V2

「インテル Xeon E3-1275V2」と「インテル Xeon E3-1290V2」を比べた時の違いや差を評価/検証しました。どっちの評価が良いのかを詳しく解説。「インテル Xeon E3-1290V2」と「インテル Xeon E3-1275V2」のどっちにすべきか考えているなら今すぐチェック!

インテル Xeon E3-1290V2インテル Xeon E3-1275V2
インテル Xeon E3-1290V2インテル Xeon E3-1275V2
総合評価:
TDPrating-image2.8
87W
rating-image3.2
77W
通常利用時の最大周波数rating-image4.4
3.7GHz
rating-image3.6
3.5GHz
ブースト時の最大周波数rating-image2.6
4.1GHz
rating-image2.0
3.9GHz
三次キャッシュrating-image1.8
8MB
rating-image1.8
8MB
コア数rating-image1.8
4コア
rating-image1.8
4コア
スレッド数rating-image1.7
8スレッド
rating-image1.7
8スレッド

ソケットの形状がLGA1155で、TDPは87Wです。通常利用時の最大周波数は3.7GHzで、ブースト時の最大周波数は4.1GHzです。また、三次キャッシュ対応で三次キャッシュは8MBあります。コア数は4コアで、スレッド数は8スレッドです。バススピードは5GT/sです。一方、シリーズ名はIvy Bridgeで、ソケットの形状もLGA1155ですが、TDPは77Wです。通常利用時の最大周波数は3.5GHzで、ブースト時の最大周波数は3.9GHzです。三次キャッシュ対応で三次キャッシュは8MBあります。コア数は4コアで、スレッド数は8スレッドです。バススピードは5GT/sです。

これらのCPUは非常に似ていますが、インテル Xeon E3-1290V2のほうがTDPが高く、通常利用時の最大周波数も高いです。また、ブースト時の最大周波数が高く、三次キャッシュ対応もあります。一方で、シリーズ名がIvy Bridgeの方は、インテル Xeon E3-1290V2に比べてTDPが低く、周波数も低いです。しかし、インテル Xeon E3-1290V2と同じく三次キャッシュ対応で、コア数やスレッド数も同じです。バススピードも同じであり、どちらも高速な処理が可能です。

全体的に、インテル Xeon E3-1290V2がより高性能であると言えますが、その分消費電力もインテル Xeon E3-1275V2より高くなるため、使い方によっては注意が必要です。しかしながら、どちらも高速な処理が可能であり、評価が高いCPUです。

インテル Xeon E3-1275V2 と比較して インテル Xeon E3-1290V2 を選ぶメリット

  • 定格周波数

    89点(3.7GHz) vs 71.8点(3.5GHz)

  • ブースト時の周波数

    52.3点(4.1GHz) vs 40.3点(3.9GHz)

インテル Xeon E3-1290V2 と比較して インテル Xeon E3-1275V2 を選ぶメリット

    -

「インテル Xeon E3-1290V2」と「インテル Xeon E3-1275V2」を徹底比較する

CPU性能について「インテル Xeon E3-1290V2」と「インテル Xeon E3-1275V2」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について「インテル Xeon E3-1290V2」と「インテル Xeon E3-1275V2」を比較すると「インテル Xeon E3-1290V2」は3.7GHzに対して「インテル Xeon E3-1275V2」は3.5GHzです。0.2GHzの差があります。「インテル Xeon E3-1275V2」の定格クロック数と比べて「インテル Xeon E3-1290V2」は比較的高いです。データやアクセス処理を高速化できる点で「インテル Xeon E3-1275V2」より「インテル Xeon E3-1290V2」の方がよいです。「インテル Xeon E3-1290V2」は複数の作業、アプリケーションを同時に処理するのに比較的おススメです。実際に使う場面で「インテル Xeon E3-1290V2」と「インテル Xeon E3-1275V2」の実用においての違いは比較的大きいです。「インテル Xeon E3-1290V2」は「インテル Xeon E3-1275V2」よりいいですが決め手になるほどの差はないでしょう。

通常利用時の最大周波数評価
インテル Xeon E3-1290V2
3.7GHz88/100
インテル Xeon E3-1275V2
3.5GHz71/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数について比べると「インテル Xeon E3-1275V2」は3.9GHzであり「インテル Xeon E3-1290V2」は4.1GHzです。0.1GHzもの差があります。ブースト時の最大周波数という角度で見ると「インテル Xeon E3-1275V2」と比較して「インテル Xeon E3-1290V2」は非常に高いです。パソコンの処理速度を上げることができる点で「インテル Xeon E3-1290V2」の方が「インテル Xeon E3-1275V2」よりも秀でています。消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップするのに「インテル Xeon E3-1290V2」はとても適しています。実際に利用する上で「インテル Xeon E3-1290V2」と「インテル Xeon E3-1275V2」の実用上の違いはかなり大きいです。「インテル Xeon E3-1290V2」にする上で主な判断材料の一つとなると思います。

ブースト時の最大周波数評価
インテル Xeon E3-1290V2
4.1GHz52/100
インテル Xeon E3-1275V2
3.9GHz40/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「インテル Xeon E3-1275V2」も「インテル Xeon E3-1290V2」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュを「インテル Xeon E3-1275V2」と「インテル Xeon E3-1290V2」を比べると「インテル Xeon E3-1275V2」は8MBであり「インテル Xeon E3-1290V2」は8MBです。「インテル Xeon E3-1275V2」も「インテル Xeon E3-1290V2」もキャッシュ容量について違いがほぼゼロと言えるでしょう。実用上の差はありません。ほかの視点で決めることをおすすめします。

三次キャッシュ評価
インテル Xeon E3-1290V2
8MB35/100
インテル Xeon E3-1275V2
8MB35/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について「インテル Xeon E3-1275V2」と「インテル Xeon E3-1290V2」を比較すると「インテル Xeon E3-1275V2」は4コアであり「インテル Xeon E3-1290V2」は4コアです。コア数について「インテル Xeon E3-1290V2」も「インテル Xeon E3-1275V2」もほとんど同じと言えます。体感できるほどの差は無いです。他の視点から見て選択する方がよいでしょう。

コア数評価
インテル Xeon E3-1290V2
4コア35/100
インテル Xeon E3-1275V2
4コア35/100

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数を「インテル Xeon E3-1290V2」と「インテル Xeon E3-1275V2」を比較すると「インテル Xeon E3-1290V2」は8スレッドに対して「インテル Xeon E3-1275V2」は8スレッドです。「インテル Xeon E3-1290V2」も「インテル Xeon E3-1275V2」も同程度のスレッド数です。実用上の差はありません。ほかの視点で決めるほうがいいでしょう。

スレッド数評価
インテル Xeon E3-1290V2
8スレッド34/100
インテル Xeon E3-1275V2
8スレッド34/100

バススピードについて

バススピード評価
インテル Xeon E3-1290V2
5GT/s - /100
インテル Xeon E3-1275V2
5GT/s - /100

基本情報について「インテル Xeon E3-1290V2」と「インテル Xeon E3-1275V2」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPについて比べると「インテル Xeon E3-1275V2」は77Wに対して「インテル Xeon E3-1290V2」は87Wです。10Wの差があります。「インテル Xeon E3-1275V2」の放熱量は「インテル Xeon E3-1290V2」に比べて比較的小さいです。CPU自体の発熱を少なくできる点で「インテル Xeon E3-1275V2」の方が良いです。「インテル Xeon E3-1275V2」は熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのにややおすすめです。実際の利用を想定したとき「インテル Xeon E3-1275V2」と「インテル Xeon E3-1290V2」の体感上の違いはどちらかといえば大きいです。「インテル Xeon E3-1275V2」は「インテル Xeon E3-1290V2」よりいいでしょう。ただ決定的といえるくらいの差はないです。

TDP評価
インテル Xeon E3-1290V2
87W55/100
インテル Xeon E3-1275V2
77W64/100

「インテル Xeon E3-1290V2」と「インテル Xeon E3-1275V2」の違いを表で比較する

インテル Xeon E3-1290V2インテル Xeon E3-1275V2
画像インテル Xeon E3-1290V2インテル Xeon E3-1275V2
シリーズ名 - Ivy Bridge
ソケットの形状LGA1155LGA1155
TDP87W77W
通常利用時の最大周波数3.7GHz3.5GHz
ブースト時の最大周波数4.1GHz3.9GHz
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ8MB8MB
コア数4コア4コア
スレッド数8スレッド8スレッド
バススピード5GT/s5GT/s

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