Core i5 10400 と Core i5 8500T を比べてどちらの評価が良いか。重要な特徴を幅広くまとめてみました
作成日時: 2021-08-03 17:15:59、更新日時: 2021-10-20 22:59:03
「Core i5 8500T」と「Core i5 10400」はどういう面で違いや差があるのでしょうか?どっちを選んだ方がいいのかを評価レビューしました!どちらのCPUを選んだらいいのかを初心者でも分かるように説明しました。
Core i5 8500T | Core i5 10400 | |||
総合評価: | 40.9/100 (総合: 668位) | 54.6/100 (総合: 253位) | ||
TDP | 98/100 | 76/100 | ||
通常利用時の最大周波数 | 9/100 | 34/100 | ||
ブースト時の最大周波数 | 22/100 | 67/100 | ||
三次キャッシュ | 39/100 | 50/100 | ||
コア数 | 50/100 | 50/100 | ||
スレッド数 | 24/100 | 48/100 | ||
「Core i5 8500T」と「Core i5 10400」を徹底比較する
基本情報について「Core i5 8500T」と「Core i5 10400」を比較
TDPについて
TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。
TDPについて比べると「Core i5 8500T」は35Wに対して「Core i5 10400」は65Wです。30Wの差があります。「Core i5 8500T」の放熱量は「Core i5 10400」に比べて比較的小さいです。最大放熱量の小ささランキングで比較すると全2005製品のなかで「Core i5 8500T」は150位で「Core i5 10400」は527位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。
CPU自体の発熱を少なくできる点で「Core i5 8500T」の方が良いです。「Core i5 8500T」は熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのにややおすすめです。実際の利用を想定したとき「Core i5 8500T」と「Core i5 10400」の体感上の違いはどちらかといえば大きいです。「Core i5 8500T」は「Core i5 10400」よりいいでしょう。ただ決定的といえるくらいの差はないです。
CPU性能について「Core i5 8500T」と「Core i5 10400」を比較
通常利用時の最大周波数について
通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。
通常利用時の最大周波数について比べると「Core i5 10400」は2.9GHzであるのに対して「Core i5 8500T」は2.1GHzです。0.7GHzの差があります。「Core i5 8500T」の定格クロック数と比べて「Core i5 10400」はとても高いです。定格周波数ランキングで比べると全2150製品中「Core i5 10400」は916位であるのに対し「Core i5 8500T」は1783位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。
「Core i5 10400」はデータやアクセス処理を高速化できる点で「Core i5 8500T」よりも秀でています。「Core i5 10400」は複数の作業、アプリケーションを同時に処理するのに非常に向いています。実際の利用を考えると「Core i5 8500T」と「Core i5 10400」は体感値として遥かに大きい差があります。「Core i5 10400」に決める上で一つの主な判断材料となるでしょう。
ブースト時の最大周波数について
ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。
ブースト時の最大周波数について比べると「Core i5 8500T」は3.5GHzであり「Core i5 10400」は4.3GHzです。0.7GHzもの差があります。ブースト時の最大周波数という角度で見ると「Core i5 8500T」と比較して「Core i5 10400」は非常に高いです。ブースト時のクロック数ランキングで比べると全727製品中「Core i5 10400」は236位であるのに対し「Core i5 8500T」は515位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。
パソコンの処理速度を上げることができる点で「Core i5 10400」の方が「Core i5 8500T」よりも秀でています。消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップするのに「Core i5 10400」はとても適しています。実際に利用する上で「Core i5 10400」と「Core i5 8500T」の実用上の違いはかなり大きいです。「Core i5 10400」にする上で主な判断材料の一つとなると思います。
三次キャッシュ対応について
三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。
「Core i5 10400」も「Core i5 8500T」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。
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三次キャッシュについて
三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。
三次キャッシュを比較すると「Core i5 10400」は12MBで「Core i5 8500T」は9MBです。「Core i5 10400」のキャッシュ容量の方が「Core i5 8500T」よりも多少多いです。三次キャッシュ容量の多さランキングで見てみると1194製品中「Core i5 8500T」は576位で「Core i5 10400」は490位です。ほとんど差は無いと言えます。
RAMのアクセスや消費量を減らすことができため、パフォーマンス全体を向上させることができる点で「Core i5 8500T」より「Core i5 10400」の方が無難でしょう。しかしながらよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用する場合でも基本的にどちらを選んでも大したことはないくらいの差だと思います。数値としては「Core i5 10400」の方が多いですが通常利用において気にするほどの違いはほぼないでしょう。
コア数について
コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。
コア数について「Core i5 10400」と「Core i5 8500T」を比較すると「Core i5 10400」は6コアであり「Core i5 8500T」は6コアです。コア数について「Core i5 8500T」も「Core i5 10400」もほとんど同じと言えます。コア数の多さランキングで見てみると2152製品中「Core i5 8500T」は544位で「Core i5 10400」は476位です。ほとんど差は無いと言えます。
体感できるほどの差は無いです。他の視点から見て選択する方がよいでしょう。
スレッド数について
スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。
スレッド数について「Core i5 8500T」と「Core i5 10400」を比べると「Core i5 8500T」は6スレッドであり「Core i5 10400」は12スレッドです。6スレッドもの差があります。「Core i5 8500T」と比べて「Core i5 10400」は非常に多いです。スレッド数の多さランキングで比べると804製品の中で「Core i5 10400」は370位で「Core i5 8500T」は562位なのでCPUの中では差はかなり大きいと言えます。
待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Core i5 10400」の方が優れているでしょう。「Core i5 10400」は複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに非常におすすめです。実際に使うことを想定したとき「Core i5 8500T」と比べて「Core i5 10400」はとても優れていると言えます。「Core i5 10400」を選ぶ主な判断材料の一つになります。
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Core i5 8500T
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Core i5 10400
「Core i5 8500T」と「Core i5 10400」の違いを表で比較する
Core i5 8500T | Core i5 10400 | |
画像 | ||
シリーズ名 | Coffee Lake-S | Comet Lake |
内蔵グラフィックス | - | Intel UHD Graphics 630 |
ソケットの形状 | LGA1151 | LGA1200 |
TDP | 35W | 65W |
通常利用時の最大周波数 | 2.1GHz | 2.9GHz |
ブースト時の最大周波数 | 3.5GHz | 4.3GHz |
三次キャッシュ対応 | ○ | ○ |
三次キャッシュ | 9MB | 12MB |
コア数 | 6コア | 6コア |
マルチスレッド対応 | - | ○ |
スレッド数 | 6スレッド | 12スレッド |
インテル クリアー・ビデオ・テクノロジー対応 | ○ | - |
インテル Optane メモリー対応 | ○ | - |
インテル クイック・シンク・ビデオ対応 | ○ | - |
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