Core i5 8500T と Core i9 9900X の違いを徹底比較。詳しい評価をまとめました

作成日時: 2021-08-03 17:22:36、更新日時: 2021-10-20 23:05:37

Core i5 8500TCore i9 9900X
Core i5 8500TCore i9 9900X

「Core i5 8500T」と「Core i9 9900X」についてどちらの評価が優れているかについて詳しく解説。使い勝手や利便性について評価・比較しました。どちらのCPUを選んだらいいのか悩んでいるならお勧めします。

Core i5 8500TCore i9 9900X
Core i5 8500TCore i9 9900X
総合評価:

40.9/100

(総合: 668位)

60.1/100

(総合: 184位)

TDP
98/100
10/100
通常利用時の最大周波数
9/100
71/100
ブースト時の最大周波数
22/100
75/100
三次キャッシュ
39/100
67/100
コア数
50/100
68/100
スレッド数
24/100
66/100

Core i9 9900X と比較して Core i5 8500T を選ぶメリット

  • インテル クリアー・ビデオ・テクノロジー対応
  • インテル Optane メモリー対応

Core i5 8500T と比較して Core i9 9900X を選ぶメリット

  • 定格周波数

    10点(2.1GHz) vs 71.8点(3.5GHz)

  • ブースト時の周波数

    22.9点(3.5GHz) vs 75.5点(4.4GHz)

  • 三次キャッシュ

    39.7点(9MB) vs 67.8点(19MB)

  • コア数

    50点(6コア) vs 68.6点(10コア)

  • スレッド数

    24.7点(6スレッド) vs 66.5点(20スレッド)

  • マルチスレッド対応

「Core i5 8500T」と「Core i9 9900X」を徹底比較する

CPU性能について「Core i5 8500T」と「Core i9 9900X」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について比べると「Core i9 9900X」は3.5GHzであるのに対して「Core i5 8500T」は2.1GHzです。1.4GHzの差があります。「Core i5 8500T」の定格クロック数と比べて「Core i9 9900X」はとても高いです。定格周波数ランキングで比べると全2150製品中「Core i9 9900X」は287位であるのに対し「Core i5 8500T」は1783位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

「Core i9 9900X」はデータやアクセス処理を高速化できる点で「Core i5 8500T」よりも秀でています。「Core i9 9900X」は複数の作業、アプリケーションを同時に処理するのに非常に向いています。実際の利用を考えると「Core i5 8500T」と「Core i9 9900X」は体感値として遥かに大きい差があります。「Core i9 9900X」に決める上で一つの主な判断材料となるでしょう。

通常利用時の最大周波数評価
Core i5 8500T
2.1GHz9/100
Core i9 9900X
3.5GHz71/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数について比べると「Core i5 8500T」は3.5GHzであり「Core i9 9900X」は4.4GHzです。0.9GHzもの差があります。ブースト時の最大周波数という角度で見ると「Core i5 8500T」と比較して「Core i9 9900X」は非常に高いです。ブースト時のクロック数ランキングで比べると全727製品中「Core i9 9900X」は207位であるのに対し「Core i5 8500T」は515位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

負荷のあるものを簡単に処理することができる点で「Core i9 9900X」の方が秀でているでしょう。消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップするのに「Core i9 9900X」はとても適しています。実際に利用する上で「Core i9 9900X」と「Core i5 8500T」の実用上の違いはかなり大きいです。「Core i9 9900X」にする上で主な判断材料の一つとなると思います。

ブースト時の最大周波数評価
Core i5 8500T
3.5GHz22/100
Core i9 9900X
4.4GHz75/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Core i9 9900X」も「Core i5 8500T」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュについて「Core i9 9900X」と「Core i5 8500T」を比べると「Core i9 9900X」は19MBに対して「Core i5 8500T」は9MBです。10MBもの差があります。三次キャッシュという視点において「Core i9 9900X」は「Core i5 8500T」より非常に多いキャッシュ容量です。三次キャッシュ容量の多さランキングで比べると1194製品の中で「Core i9 9900X」は325位で「Core i5 8500T」は576位なのでCPUの中では差はかなり大きいと言えます。

「Core i9 9900X」は中間の計算結果を多く待避出来るので、複雑な計算をより早くできる点で「Core i5 8500T」よりも優れていると言えます。「Core i9 9900X」はよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのにかなり向いています。実際に使う場面で「Core i5 8500T」と比べて「Core i9 9900X」は遥かに秀でていると言えます。「Core i9 9900X」にする上で主な理由の一つになります。

三次キャッシュ評価
Core i5 8500T
9MB39/100
Core i9 9900X
19MB67/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について比べると「Core i5 8500T」は6コアに対して「Core i9 9900X」は10コアです。4コアの違いがあります。「Core i5 8500T」より「Core i9 9900X」の方がとてもコア数が多いです。コア数の多さランキングで比較すると全2152製品のなかで「Core i9 9900X」は262位で「Core i5 8500T」は544位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。

一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Core i9 9900X」の方が秀でていると言えます。「Core i9 9900X」は同時に出来る処理作業を増やすことが出来るので、一度に色んなアプリを起動するのにかなりオススメです。実際に使う場面で「Core i5 8500T」と「Core i9 9900X」の体感値としての差は遥かに大きいです。「Core i9 9900X」を選ぶための一つの重要な決め手となると思います。

コア数評価
Core i5 8500T
6コア50/100
Core i9 9900X
10コア68/100

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数について「Core i5 8500T」と「Core i9 9900X」を比べると「Core i5 8500T」は6スレッドであり「Core i9 9900X」は20スレッドです。14スレッドもの差があります。「Core i5 8500T」と比べて「Core i9 9900X」は非常に多いです。スレッド数の多さランキングで比べると全804製品中「Core i9 9900X」は216位であるのに対し「Core i5 8500T」は562位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Core i9 9900X」の方が優れているでしょう。「Core i9 9900X」は複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに非常におすすめです。実際に使うことを想定したとき「Core i5 8500T」と比べて「Core i9 9900X」はとても優れていると言えます。「Core i9 9900X」を選ぶ主な判断材料の一つになります。

スレッド数評価
Core i5 8500T
6スレッド24/100
Core i9 9900X
20スレッド66/100

基本情報について「Core i5 8500T」と「Core i9 9900X」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPについて比べると「Core i5 8500T」は35Wで「Core i9 9900X」は165Wです。130Wもの差があります。「Core i9 9900X」と比べて「Core i5 8500T」はかなり小さいです。最大放熱量の小ささランキングで比べると全2005製品中「Core i5 8500T」は150位であるのに対し「Core i9 9900X」は1901位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

「Core i5 8500T」はCPU自体の発熱を少なくできる点で「Core i9 9900X」よりも優れていると言えます。熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのに「Core i5 8500T」はかなりオススメです。実際の利用を想定したとき「Core i5 8500T」の方が「Core i9 9900X」よりも非常に優れているでしょう。「Core i5 8500T」を選ぶ上で重要な判断材料の一つとなるでしょう。

TDP評価
Core i5 8500T
35W98/100
Core i9 9900X
165W10/100

「Core i5 8500T」と「Core i9 9900X」の違いを表で比較する

Core i5 8500TCore i9 9900X
画像Core i5 8500TCore i9 9900X
シリーズ名Coffee Lake-SSkylake-X Refresh
ソケットの形状LGA1151LGA2066
TDP35W165W
通常利用時の最大周波数2.1GHz3.5GHz
ブースト時の最大周波数3.5GHz4.4GHz
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ9MB19MB
コア数6コア10コア
マルチスレッド対応 -
スレッド数6スレッド20スレッド
インテル クリアー・ビデオ・テクノロジー対応 -
インテル Optane メモリー対応 -
インテル クイック・シンク・ビデオ対応 -

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