Core i9 11900F と Core i3 10105 を比べてどちらの評価が良いか。重要な特徴を幅広くまとめてみました

作成日時: 2021-04-20 21:45:35、更新日時: 2021-10-20 17:16:18

Core i3 10105Core i9 11900F
Core i3 10105Core i9 11900F

「Core i9 11900F」と「Core i3 10105」の違いについて評価・検証してみました。どのような面で異なるのでしょうか?「Core i3 10105」と「Core i9 11900F」のどっちを選んだらいいのか検討している人におススメです。

Core i3 10105Core i9 11900F
Core i3 10105Core i9 11900F
総合評価:

56/100

(総合: 176位)

62.5/100

(総合: 64位)

TDP
76/100
76/100
通常利用時の最大周波数
88/100
19/100
ブースト時の最大周波数
75/100
98/100
三次キャッシュ
24/100
60/100
コア数
35/100
60/100
スレッド数
34/100
58/100

Core i9 11900F と比較して Core i3 10105 を選ぶメリット

  • 定格周波数

    89点(3.7GHz) vs 19.5点(2.5GHz)

Core i3 10105 と比較して Core i9 11900F を選ぶメリット

  • ブースト時の周波数

    75.5点(4.4GHz) vs 98.7点(5.2GHz)

  • 三次キャッシュ

    24.8点(6MB) vs 61点(16MB)

  • コア数

    35.2点(4コア) vs 60.5点(8コア)

  • スレッド数

    34.7点(8スレッド) vs 58.8点(16スレッド)

  • インテル Optane メモリー対応

「Core i3 10105」と「Core i9 11900F」を徹底比較する

基本情報について「Core i3 10105」と「Core i9 11900F」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPを「Core i3 10105」と「Core i9 11900F」を比べると「Core i3 10105」は65Wに対して「Core i9 11900F」は65Wです。「Core i9 11900F」も「Core i3 10105」も違いはほぼゼロと言えます。実用上の差はありません。ほかの観点から比較するほうがよいでしょう。

TDP評価
Core i3 10105
65W76/100
Core i9 11900F
65W76/100

CPU性能について「Core i3 10105」と「Core i9 11900F」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について比べると「Core i3 10105」は3.7GHzであるのに対して「Core i9 11900F」は2.5GHzです。1.2GHzの差があります。「Core i9 11900F」の定格クロック数と比べて「Core i3 10105」はとても高いです。「Core i3 10105」はデータやアクセス処理を高速化できる点で「Core i9 11900F」よりも秀でています。CPUの処理速度を高速化するのに「Core i3 10105」はとても向いています。実際の利用を考えると「Core i9 11900F」と「Core i3 10105」は体感値として遥かに大きい差があります。「Core i3 10105」に決める上で一つの主な判断材料となるでしょう。

通常利用時の最大周波数評価
Core i3 10105
3.7GHz88/100
Core i9 11900F
2.5GHz19/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数について比べると「Core i3 10105」は4.4GHzであり「Core i9 11900F」は5.2GHzです。0.7GHzもの差があります。ブースト時の最大周波数という角度で見ると「Core i3 10105」と比較して「Core i9 11900F」は非常に高いです。パソコンの処理速度を上げることができる点で「Core i9 11900F」の方が「Core i3 10105」よりも秀でています。消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップするのに「Core i9 11900F」はとても適しています。実際に利用する上で「Core i9 11900F」と「Core i3 10105」の実用上の違いはかなり大きいです。「Core i9 11900F」にする上で主な判断材料の一つとなると思います。

ブースト時の最大周波数評価
Core i3 10105
4.4GHz75/100
Core i9 11900F
5.2GHz98/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Core i9 11900F」も「Core i3 10105」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュについて「Core i9 11900F」と「Core i3 10105」を比べると「Core i9 11900F」は16MBに対して「Core i3 10105」は6MBです。10MBもの差があります。三次キャッシュという視点において「Core i9 11900F」は「Core i3 10105」より非常に多いキャッシュ容量です。「Core i9 11900F」はRAMのアクセスや消費量を減らすことができため、パフォーマンス全体を向上させることができる点で「Core i3 10105」よりも秀でているでしょう。「Core i9 11900F」はよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのにかなり向いています。実際に使う場面で「Core i3 10105」と比べて「Core i9 11900F」は遥かに秀でていると言えます。「Core i9 11900F」にする上で主な理由の一つになります。

三次キャッシュ評価
Core i3 10105
6MB24/100
Core i9 11900F
16MB60/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について比べると「Core i3 10105」は4コアに対して「Core i9 11900F」は8コアです。4コアの違いがあります。「Core i3 10105」より「Core i9 11900F」の方がとてもコア数が多いです。一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Core i9 11900F」の方が秀でていると言えます。「Core i9 11900F」は複数の動画のエンコードのような作業をするのにかなりオススメです。実際に使う場面で「Core i3 10105」と「Core i9 11900F」の体感値としての差は遥かに大きいです。「Core i9 11900F」を選ぶための一つの重要な決め手となると思います。

コア数評価
Core i3 10105
4コア35/100
Core i9 11900F
8コア60/100

マルチスレッド対応について

マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。

「Core i9 11900F」も「Core i3 10105」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため同時実行可能な仕事が多くできる点で秀でています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数について「Core i3 10105」と「Core i9 11900F」を比べると「Core i3 10105」は8スレッドであり「Core i9 11900F」は16スレッドです。8スレッドもの差があります。「Core i3 10105」と比べて「Core i9 11900F」は非常に多いです。待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Core i9 11900F」の方が優れているでしょう。「Core i9 11900F」は複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに非常におすすめです。実際に使うことを想定したとき「Core i3 10105」と比べて「Core i9 11900F」はとても優れていると言えます。「Core i9 11900F」を選ぶ主な判断材料の一つになります。

スレッド数評価
Core i3 10105
8スレッド34/100
Core i9 11900F
16スレッド58/100

バススピードについて

バススピード評価
Core i3 10105
8GT/s - /100
Core i9 11900F
8GT/s - /100

「Core i3 10105」と「Core i9 11900F」の違いを表で比較する

Core i3 10105Core i9 11900F
画像Core i3 10105Core i9 11900F
シリーズ名Comet LakeRocket Lake
内蔵グラフィックスIntel UHD Graphics 630 -
ソケットの形状LGA1200LGA1200
TDP65W65W
通常利用時の最大周波数3.7GHz2.5GHz
ブースト時の最大周波数4.4GHz5.2GHz
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ6MB16MB
コア数4コア8コア
マルチスレッド対応
スレッド数8スレッド16スレッド
バススピード8GT/s8GT/s
インテル Optane メモリー対応 -
インテル ハイパースレッディング・テクノロジー対応 -

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