Core i9 11900K と Core i7 11700 の違いを徹底比較。詳しい評価をまとめました

作成日時: 2021-03-30 19:29:14、更新日時: 2021-10-20 21:21:15

Core i9 11900KCore i7 11700
Core i9 11900KCore i7 11700

「Core i7 11700」と「Core i9 11900K」を比べた時の違いや差を評価/検証しました。どっちの評価が良いのかを詳しく解説。「Core i9 11900K」と「Core i7 11700」のどっちにすべきか考えているなら今すぐチェック!

Core i9 11900KCore i7 11700
Core i9 11900KCore i7 11700
総合評価:

63.5/100

(総合: 74位)

62.5/100

(総合: 83位)

TDP
30/100
76/100
通常利用時の最大周波数
71/100
19/100
ブースト時の最大周波数
98/100
98/100
三次キャッシュ
60/100
60/100
コア数
60/100
60/100
スレッド数
58/100
58/100

Core i7 11700 と比較して Core i9 11900K を選ぶメリット

  • 定格周波数

    71.8点(3.5GHz) vs 19.5点(2.5GHz)

Core i9 11900K と比較して Core i7 11700 を選ぶメリット

    -

「Core i9 11900K」と「Core i7 11700」を徹底比較する

CPU性能について「Core i9 11900K」と「Core i7 11700」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について比べると「Core i9 11900K」は3.5GHzであるのに対して「Core i7 11700」は2.5GHzです。1GHzの差があります。「Core i7 11700」の定格クロック数と比べて「Core i9 11900K」はとても高いです。定格周波数ランキングで比べると全2150製品中「Core i9 11900K」は277位であるのに対し「Core i7 11700」は1324位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

「Core i9 11900K」はデータやアクセス処理を高速化できる点で「Core i7 11700」よりも秀でています。「Core i9 11900K」は複数の作業、アプリケーションを同時に処理するのに非常に向いています。実際の利用を考えると「Core i7 11700」と「Core i9 11900K」は体感値として遥かに大きい差があります。「Core i9 11900K」に決める上で一つの主な判断材料となるでしょう。

通常利用時の最大周波数評価
Core i9 11900K
3.5GHz71/100
Core i7 11700
2.5GHz19/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数を「Core i7 11700」と「Core i9 11900K」を比較すると「Core i7 11700」は4.9GHzで「Core i9 11900K」は5.3GHzです。「Core i7 11700」も「Core i9 11900K」も同じくらいのクロック数です。ブースト時のクロック数ランキングで見てみると727製品中「Core i9 11900K」は34位で「Core i7 11700」は87位です。ほとんど差は無いと言えます。

体感できるほどの違いは無いです。別の角度から比較するほうがいいでしょう。

ブースト時の最大周波数評価
Core i9 11900K
5.3GHz98/100
Core i7 11700
4.9GHz98/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Core i7 11700」も「Core i9 11900K」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュを「Core i7 11700」と「Core i9 11900K」を比べると「Core i7 11700」は16MBであり「Core i9 11900K」は16MBです。「Core i7 11700」も「Core i9 11900K」もキャッシュ容量について違いがほぼゼロと言えるでしょう。三次キャッシュ容量の多さランキングで見てみると1194製品中「Core i9 11900K」は359位で「Core i7 11700」は363位です。ほとんど差は無いと言えます。

実用上の差はありません。ほかの視点で決めることをおすすめします。

三次キャッシュ評価
Core i9 11900K
16MB60/100
Core i7 11700
16MB60/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について「Core i7 11700」と「Core i9 11900K」を比較すると「Core i7 11700」は8コアであり「Core i9 11900K」は8コアです。コア数について「Core i9 11900K」も「Core i7 11700」もほとんど同じと言えます。コア数の多さランキングで見てみると2152製品中「Core i9 11900K」は313位で「Core i7 11700」は317位です。ほとんど差は無いと言えます。

体感できるほどの差は無いです。他の視点から見て選択する方がよいでしょう。

コア数評価
Core i9 11900K
8コア60/100
Core i7 11700
8コア60/100

マルチスレッド対応について

マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。

「Core i7 11700」も「Core i9 11900K」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため多くのタスクを一つのコアで同時に実行できる点で優れています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数を「Core i9 11900K」と「Core i7 11700」を比較すると「Core i9 11900K」は16スレッドに対して「Core i7 11700」は16スレッドです。「Core i9 11900K」も「Core i7 11700」も同程度のスレッド数です。スレッド数の多さランキングで見てみると804製品中「Core i9 11900K」は260位で「Core i7 11700」は264位です。ほとんど差は無いと言えます。

実用上の差はありません。ほかの視点で決めるほうがいいでしょう。

スレッド数評価
Core i9 11900K
16スレッド58/100
Core i7 11700
16スレッド58/100

バススピードについて

バススピードランキングで見てみると173製品中「Core i9 11900K」は12位で「Core i7 11700」は16位です。ほとんど差は無いと言えます。

バススピード評価
Core i9 11900K
8GT/s - /100
Core i7 11700
8GT/s - /100

基本情報について「Core i9 11900K」と「Core i7 11700」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPについて比べると「Core i7 11700」は65Wで「Core i9 11900K」は125Wです。60Wもの差があります。「Core i9 11900K」と比べて「Core i7 11700」はかなり小さいです。最大放熱量の小ささランキングで比べると全2005製品中「Core i7 11700」は478位であるのに対し「Core i9 11900K」は1625位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

「Core i7 11700」はCPU自体の発熱を少なくできる点で「Core i9 11900K」よりも優れていると言えます。熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのに「Core i7 11700」はかなりオススメです。実際の利用を想定したとき「Core i7 11700」の方が「Core i9 11900K」よりも非常に優れているでしょう。「Core i7 11700」を選ぶ上で重要な判断材料の一つとなるでしょう。

TDP評価
Core i9 11900K
125W30/100
Core i7 11700
65W76/100

「Core i9 11900K」と「Core i7 11700」の違いを表で比較する

Core i9 11900KCore i7 11700
Core i9 11900KCore i7 11700
基本情報
シリーズ名Rocket LakeRocket Lake
内蔵グラフィックスIntel UHD Graphics 750Intel UHD Graphics 750
ソケットの形状LGA1200 -
TDP125W65W
CPU性能
通常利用時の最大周波数3.5GHz2.5GHz
ブースト時の最大周波数5.3GHz4.9GHz
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ16MB16MB
コア数8コア8コア
マルチスレッド対応
スレッド数16スレッド16スレッド
バススピード8GT/s8GT/s

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Core i7 11700K

TDP:125W, 通常利用時の最大周波数:3.6GHz, ブースト時の最大周波数:5GHz, 三次キャッシュ:16MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド, バススピード:8GT/s

Core i9 11900F

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.5GHz, ブースト時の最大周波数:5.2GHz, 三次キャッシュ:16MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド, バススピード:8GT/s

Core i9 11900

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.5GHz, ブースト時の最大周波数:5.2GHz, 二次キャッシュ:16.38KB, 三次キャッシュ:16MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド, バススピード:8GT/s

Core i9 11900KF

TDP:125W, 通常利用時の最大周波数:3.5GHz, ブースト時の最大周波数:5.3GHz, 三次キャッシュ:16MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド, バススピード:8GT/s

Core i3 10105

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.7GHz, ブースト時の最大周波数:4.4GHz, 三次キャッシュ:6MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド, バススピード:8GT/s

Core i7 4770K

TDP:84W, 通常利用時の最大周波数:3.5GHz, ブースト時の最大周波数:3.9GHz, 三次キャッシュ:8MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド, バススピード:5GT/s

Pentium Gold G6405

TDP:58W, 通常利用時の最大周波数:4.1GHz, ブースト時の最大周波数:4.1GHz, 二次キャッシュ:4.096KB, 三次キャッシュ:4MB, コア数:2コア, スレッド数:4スレッド, バススピード:8GT/s, メモリーチャネル最大対応数:2本

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TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.8GHz, ブースト時の最大周波数:4.8GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド, バススピード:8GT/s

インテル Xeon W-1350

TDP:80W, 通常利用時の最大周波数:3.3GHz, ブースト時の最大周波数:5GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド, バススピード:8GT/s

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