Core i9 10940X と Core i9 10920X の違いや差は?選ぶならどちらがおすすめ?

作成日時: 2020-03-20 14:44:17、更新日時: 2021-10-20 18:43:04

Core i9 10920XCore i9 10940X
Core i9 10920XCore i9 10940X

「Core i9 10940X」と「Core i9 10920X」を比べた時の違いや差を評価/検証しました。どっちの評価が良いのかを詳しく解説。「Core i9 10920X」と「Core i9 10940X」のどっちにすべきか考えているなら今すぐチェック!

Core i9 10920XCore i9 10940X
Core i9 10920XCore i9 10940X
総合評価:

66/100

(総合: 73位)

65.4/100

(総合: 59位)

TDP
10/100
10/100
通常利用時の最大周波数
71/100
57/100
ブースト時の最大周波数
97/100
97/100
三次キャッシュ
67/100
67/100
コア数
75/100
80/100
スレッド数
72/100
78/100

Core i9 10940X と比較して Core i9 10920X を選ぶメリット

  • 定格周波数

    71.8点(3.5GHz) vs 57.2点(3.3GHz)

Core i9 10920X と比較して Core i9 10940X を選ぶメリット

  • コア数

    75.2点(12コア) vs 80.9点(14コア)

  • スレッド数

    72.8点(24スレッド) vs 78.2点(28スレッド)

「Core i9 10920X」と「Core i9 10940X」を徹底比較する

基本情報について「Core i9 10920X」と「Core i9 10940X」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPを「Core i9 10920X」と「Core i9 10940X」を比べると「Core i9 10920X」は165Wに対して「Core i9 10940X」は165Wです。「Core i9 10940X」も「Core i9 10920X」も違いはほぼゼロと言えます。最大放熱量の小ささランキングで見てみると2005製品中「Core i9 10920X」は1894位で「Core i9 10940X」は1891位です。ほとんど差は無いと言えます。

実用上の差はありません。ほかの観点から比較するほうがよいでしょう。

TDP評価
Core i9 10920X
165W10/100
Core i9 10940X
165W10/100

CPU性能について「Core i9 10920X」と「Core i9 10940X」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について「Core i9 10920X」と「Core i9 10940X」を比較すると「Core i9 10920X」は3.5GHzに対して「Core i9 10940X」は3.3GHzです。0.2GHzの差があります。「Core i9 10940X」の定格クロック数と比べて「Core i9 10920X」は比較的高いです。定格周波数ランキングで見てみると2150製品中「Core i9 10920X」は276位で「Core i9 10940X」は483位です。ほとんど差は無いと言えます。

データやアクセス処理を高速化できる点で「Core i9 10940X」より「Core i9 10920X」の方がよいです。CPUの処理速度を高速化するのに「Core i9 10920X」は多少おすすめです。実際に使う場面で「Core i9 10920X」と「Core i9 10940X」の実用においての違いは比較的大きいです。「Core i9 10920X」は「Core i9 10940X」よりいいですが決め手になるほどの差はないでしょう。

通常利用時の最大周波数評価
Core i9 10920X
3.5GHz71/100
Core i9 10940X
3.3GHz57/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数を「Core i9 10940X」と「Core i9 10920X」を比較すると「Core i9 10940X」は4.8GHzで「Core i9 10920X」は4.8GHzです。「Core i9 10940X」も「Core i9 10920X」も同じくらいのクロック数です。ブースト時のクロック数ランキングで見てみると727製品中「Core i9 10920X」は104位で「Core i9 10940X」は102位です。ほとんど差は無いと言えます。

体感できるほどの違いは無いです。別の角度から比較するほうがいいでしょう。

ブースト時の最大周波数評価
Core i9 10920X
4.8GHz97/100
Core i9 10940X
4.8GHz97/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Core i9 10940X」も「Core i9 10920X」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュを「Core i9 10940X」と「Core i9 10920X」を比べると「Core i9 10940X」は19MBであり「Core i9 10920X」は19MBです。「Core i9 10940X」も「Core i9 10920X」もキャッシュ容量について違いがほぼゼロと言えるでしょう。三次キャッシュ容量の多さランキングで見てみると1194製品中「Core i9 10920X」は319位で「Core i9 10940X」は318位です。ほとんど差は無いと言えます。

実用上の差はありません。ほかの視点で決めることをおすすめします。

三次キャッシュ評価
Core i9 10920X
19MB67/100
Core i9 10940X
19MB67/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について比較すると「Core i9 10940X」は14コアで「Core i9 10920X」は12コアです。コア数について「Core i9 10920X」より「Core i9 10940X」の方が多少多いです。コア数の多さランキングで見てみると2152製品中「Core i9 10920X」は216位で「Core i9 10940X」は189位です。ほとんど差は無いと言えます。

一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Core i9 10940X」の方が「Core i9 10920X」よりもどちらかといえば良いといえなくもないでしょう。しかしながら複数の動画のエンコードのような作業をする場合でもほとんどの場合で体感できない違いだと言えるでしょう。数値的には「Core i9 10920X」より「Core i9 10940X」の方が多いですが通常の利用において気にするほどの違いはほとんどありません。

コア数評価
Core i9 10920X
12コア75/100
Core i9 10940X
14コア80/100

マルチスレッド対応について

マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。

「Core i9 10940X」も「Core i9 10920X」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため多くのタスクを一つのコアで同時に実行できる点で優れています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数を「Core i9 10940X」と「Core i9 10920X」を比べると「Core i9 10940X」は28スレッドであり「Core i9 10920X」は24スレッドです。「Core i9 10920X」と比較して「Core i9 10940X」はわずかに多いです。スレッド数の多さランキングで見てみると804製品中「Core i9 10920X」は183位で「Core i9 10940X」は154位です。ほとんど差は無いと言えます。

「Core i9 10940X」は待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Core i9 10920X」よりもどちらかといえば良いです。複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行する場合でもハッキリと体感できるほどの違いはないだと思われます。数値としては「Core i9 10940X」の方が多いですが、通常利用において体感できるほどの差はほぼないでしょう。

スレッド数評価
Core i9 10920X
24スレッド72/100
Core i9 10940X
28スレッド78/100

「Core i9 10920X」と「Core i9 10940X」の違いを表で比較する

Core i9 10920XCore i9 10940X
画像Core i9 10920XCore i9 10940X
シリーズ名Cascade LakeCascade Lake
ソケットの形状LGA2066LGA2066
TDP165W165W
通常利用時の最大周波数3.5GHz3.3GHz
ブースト時の最大周波数4.8GHz4.8GHz
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ19MB19MB
コア数12コア14コア
マルチスレッド対応
スレッド数24スレッド28スレッド

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