Core i9 10900K と Core i9 11900F の違いや差は?選ぶならどちらがおすすめ?

作成日時: 2021-03-17 16:22:38、更新日時: 2021-10-20 16:35:29

Core i9 11900FCore i9 10900K
Core i9 11900FCore i9 10900K
Core i9 11900FCore i9 10900K
Core i9 11900FCore i9 10900K
総合評価:

62.5/100

(総合: 64位)

70.4/100

(総合: 47位)

TDP
76/100
30/100
通常利用時の最大周波数
19/100
88/100
ブースト時の最大周波数
98/100
98/100
三次キャッシュ
60/100
69/100
コア数
60/100
68/100
スレッド数
58/100
66/100

Core i9 10900K と比較して Core i9 11900F を選ぶメリット

  • インテル Optane メモリー対応

Core i9 11900F と比較して Core i9 10900K を選ぶメリット

  • 定格周波数

    19.5点(2.5GHz) vs 89点(3.7GHz)

  • 三次キャッシュ

    61点(16MB) vs 69.2点(20MB)

  • コア数

    60.5点(8コア) vs 68.6点(10コア)

  • スレッド数

    58.8点(16スレッド) vs 66.5点(20スレッド)

「Core i9 11900F」と「Core i9 10900K」を徹底比較する

基本情報について「Core i9 11900F」と「Core i9 10900K」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPについて比べると「Core i9 11900F」は65Wで「Core i9 10900K」は125Wです。60Wもの差があります。「Core i9 10900K」と比べて「Core i9 11900F」はかなり小さいです。「Core i9 11900F」はCPU自体の発熱を少なくできる点で「Core i9 10900K」よりも優れていると言えます。熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのに「Core i9 11900F」はかなりオススメです。実際の利用を想定したとき「Core i9 11900F」の方が「Core i9 10900K」よりも非常に優れているでしょう。「Core i9 11900F」を選ぶ上で重要な判断材料の一つとなるでしょう。

TDP評価
Core i9 11900F
65W76/100
Core i9 10900K
125W30/100

CPU性能について「Core i9 11900F」と「Core i9 10900K」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について比べると「Core i9 10900K」は3.7GHzであるのに対して「Core i9 11900F」は2.5GHzです。1.2GHzの差があります。「Core i9 11900F」の定格クロック数と比べて「Core i9 10900K」はとても高いです。「Core i9 10900K」はデータやアクセス処理を高速化できる点で「Core i9 11900F」よりも秀でています。CPUの処理速度を高速化するのに「Core i9 10900K」はとても向いています。実際の利用を考えると「Core i9 11900F」と「Core i9 10900K」は体感値として遥かに大きい差があります。「Core i9 10900K」に決める上で一つの主な判断材料となるでしょう。

通常利用時の最大周波数評価
Core i9 11900F
2.5GHz19/100
Core i9 10900K
3.7GHz88/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数を「Core i9 10900K」と「Core i9 11900F」を比較すると「Core i9 10900K」は5.3GHzで「Core i9 11900F」は5.2GHzです。「Core i9 10900K」も「Core i9 11900F」も同じくらいのクロック数です。体感できるほどの違いは無いです。別の角度から比較するほうがいいでしょう。

ブースト時の最大周波数評価
Core i9 11900F
5.2GHz98/100
Core i9 10900K
5.3GHz98/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Core i9 10900K」も「Core i9 11900F」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュについて「Core i9 10900K」と「Core i9 11900F」を比較すると「Core i9 10900K」は20MBに対して「Core i9 11900F」は16MBです。4MBの違いがあります。「Core i9 10900K」は「Core i9 11900F」と比較してややキャッシュ容量が多いです。中間の計算結果を多く待避出来るので、複雑な計算をより早くできる点で「Core i9 10900K」の方が良いです。よりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのに「Core i9 10900K」は多少おススメです。実際の利用を考えると「Core i9 11900F」と「Core i9 10900K」は体感上多少大きい差があります。「Core i9 10900K」は「Core i9 11900F」より良いと言えるでしょう。しかし決定的といえる程の違いはないでしょう。

三次キャッシュ評価
Core i9 11900F
16MB60/100
Core i9 10900K
20MB69/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について比較すると「Core i9 10900K」は10コアで「Core i9 11900F」は8コアです。コア数について「Core i9 11900F」より「Core i9 10900K」の方が多少多いです。一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Core i9 10900K」の方が「Core i9 11900F」よりもどちらかといえば良いといえなくもないでしょう。しかしながら複数の動画のエンコードのような作業をする場合でもほとんどの場合で体感できない違いだと言えるでしょう。数値的には「Core i9 11900F」より「Core i9 10900K」の方が多いですが通常の利用において気にするほどの違いはほとんどありません。

コア数評価
Core i9 11900F
8コア60/100
Core i9 10900K
10コア68/100

マルチスレッド対応について

マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。

「Core i9 10900K」も「Core i9 11900F」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため同時実行可能な仕事が多くできる点で秀でています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数を「Core i9 10900K」と「Core i9 11900F」を比べると「Core i9 10900K」は20スレッドであり「Core i9 11900F」は16スレッドです。「Core i9 11900F」と比較して「Core i9 10900K」はわずかに多いです。「Core i9 10900K」は待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Core i9 11900F」よりもどちらかといえば良いです。複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行する場合でもハッキリと体感できるほどの違いはないだと思われます。数値としては「Core i9 10900K」の方が多いですが、通常利用において体感できるほどの差はほぼないでしょう。

スレッド数評価
Core i9 11900F
16スレッド58/100
Core i9 10900K
20スレッド66/100

「Core i9 11900F」と「Core i9 10900K」の違いを表で比較する

Core i9 11900FCore i9 10900K
画像Core i9 11900FCore i9 10900K
シリーズ名Rocket LakeComet Lake
内蔵グラフィックス - Intel UHD Graphics 630
ソケットの形状LGA1200LGA1200
TDP65W125W
通常利用時の最大周波数2.5GHz3.7GHz
ブースト時の最大周波数5.2GHz5.3GHz
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ16MB20MB
コア数8コア10コア
マルチスレッド対応
スレッド数16スレッド20スレッド
バススピード8GT/s -
インテル Optane メモリー対応 -
インテル ハイパースレッディング・テクノロジー対応 -

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