Core i7 6900K と Core i7 11700K を比べてどちらの評価が良いか。重要な特徴を幅広くまとめてみました

作成日時: 2021-03-17 20:38:50、更新日時: 2021-10-20 18:34:02

Core i7 11700KCore i7 6900K
Core i7 11700KCore i7 6900K
Core i7 11700KCore i7 6900K
Core i7 11700KCore i7 6900K
総合評価:

64.8/100

(総合: 87位)

48.6/100

(総合: 438位)

TDP
30/100
21/100
通常利用時の最大周波数
80/100
50/100
ブースト時の最大周波数
98/100
30/100
三次キャッシュ
60/100
69/100
コア数
60/100
60/100
スレッド数
58/100
58/100

Core i7 6900K と比較して Core i7 11700K を選ぶメリット

  • 定格周波数

    80点(3.6GHz) vs 50.8点(3.2GHz)

  • ブースト時の周波数

    98.3点(5GHz) vs 30.6点(3.7GHz)

Core i7 11700K と比較して Core i7 6900K を選ぶメリット

  • 三次キャッシュ

    61点(16MB) vs 69.2点(20MB)

「Core i7 11700K」と「Core i7 6900K」を徹底比較する

基本情報について「Core i7 11700K」と「Core i7 6900K」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPについて比べると「Core i7 11700K」は125Wに対して「Core i7 6900K」は140Wです。15Wの差があります。「Core i7 11700K」の放熱量は「Core i7 6900K」に比べて比較的小さいです。CPU自体の発熱を少なくできる点で「Core i7 11700K」の方が良いです。「Core i7 11700K」は熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのにややおすすめです。実際の利用を想定したとき「Core i7 11700K」と「Core i7 6900K」の体感上の違いはどちらかといえば大きいです。「Core i7 11700K」は「Core i7 6900K」よりいいでしょう。ただ決定的といえるくらいの差はないです。

TDP評価
Core i7 11700K
125W30/100
Core i7 6900K
140W21/100

CPU性能について「Core i7 11700K」と「Core i7 6900K」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について比べると「Core i7 11700K」は3.6GHzであるのに対して「Core i7 6900K」は3.2GHzです。0.3GHzの差があります。「Core i7 6900K」の定格クロック数と比べて「Core i7 11700K」はとても高いです。「Core i7 11700K」はデータやアクセス処理を高速化できる点で「Core i7 6900K」よりも秀でています。「Core i7 11700K」は複数の作業、アプリケーションを同時に処理するのに非常に向いています。実際の利用を考えると「Core i7 6900K」と「Core i7 11700K」は体感値として遥かに大きい差があります。「Core i7 11700K」に決める上で一つの主な判断材料となるでしょう。

通常利用時の最大周波数評価
Core i7 11700K
3.6GHz80/100
Core i7 6900K
3.2GHz50/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数について比べると「Core i7 6900K」は3.7GHzであり「Core i7 11700K」は5GHzです。1.2GHzもの差があります。ブースト時の最大周波数という角度で見ると「Core i7 6900K」と比較して「Core i7 11700K」は非常に高いです。負荷のあるものを簡単に処理することができる点で「Core i7 11700K」の方が秀でているでしょう。消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップするのに「Core i7 11700K」はとても適しています。実際に利用する上で「Core i7 11700K」と「Core i7 6900K」の実用上の違いはかなり大きいです。「Core i7 11700K」にする上で主な判断材料の一つとなると思います。

ブースト時の最大周波数評価
Core i7 11700K
5GHz98/100
Core i7 6900K
3.7GHz30/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Core i7 6900K」も「Core i7 11700K」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュを比較すると「Core i7 6900K」は20MBで「Core i7 11700K」は16MBです。「Core i7 6900K」のキャッシュ容量の方が「Core i7 11700K」よりも多少多いです。「Core i7 6900K」は中間の計算結果を多く待避出来るので、複雑な計算をより早くできる点で「Core i7 11700K」よりも無難と言えるでしょう。しかしながらよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用する場合でも基本的にどちらを選んでも大したことはないくらいの差だと思います。数値としては「Core i7 6900K」の方が多いですが通常利用において気にするほどの違いはほぼないでしょう。

三次キャッシュ評価
Core i7 11700K
16MB60/100
Core i7 6900K
20MB69/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について「Core i7 6900K」と「Core i7 11700K」を比較すると「Core i7 6900K」は8コアであり「Core i7 11700K」は8コアです。コア数について「Core i7 11700K」も「Core i7 6900K」もほとんど同じと言えます。体感できるほどの差は無いです。他の視点から見て選択する方がよいでしょう。

コア数評価
Core i7 11700K
8コア60/100
Core i7 6900K
8コア60/100

マルチスレッド対応について

マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。

「Core i7 6900K」も「Core i7 11700K」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため多くのタスクを一つのコアで同時に実行できる点で優れています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数を「Core i7 11700K」と「Core i7 6900K」を比較すると「Core i7 11700K」は16スレッドに対して「Core i7 6900K」は16スレッドです。「Core i7 11700K」も「Core i7 6900K」も同程度のスレッド数です。実用上の差はありません。ほかの視点で決めるほうがいいでしょう。

スレッド数評価
Core i7 11700K
16スレッド58/100
Core i7 6900K
16スレッド58/100

「Core i7 11700K」と「Core i7 6900K」の違いを表で比較する

Core i7 11700KCore i7 6900K
Core i7 11700KCore i7 6900K
基本情報
シリーズ名Rocket LakeBroadwell-E
内蔵グラフィックスIntel UHD Graphics 750 -
ソケットの形状 - LGA2011-3
TDP125W140W
CPU性能
通常利用時の最大周波数3.6GHz3.2GHz
ブースト時の最大周波数5GHz3.7GHz
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ16MB20MB
コア数8コア8コア
マルチスレッド対応
スレッド数16スレッド16スレッド
バススピード8GT/s -

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TDP:125W, 通常利用時の最大周波数:3.9GHz, ブースト時の最大周波数:4.9GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド, バススピード:8GT/s

TDP:125W, 通常利用時の最大周波数:3.9GHz, ブースト時の最大周波数:4.9GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

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TDP:125W, 通常利用時の最大周波数:3.5GHz, ブースト時の最大周波数:5.3GHz, 三次キャッシュ:16MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド, バススピード:8GT/s

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