Core i7 11700K と Core i5 10500 の違いを徹底比較。詳しい評価をまとめました

作成日時: 2021-03-17 21:15:06、更新日時: 2021-10-20 18:22:23

Core i7 11700KCore i5 10500
Core i7 11700KCore i5 10500

「Core i5 10500」と「Core i7 11700K」を比較したときの違いや差について評価/比較。何がどういう点で違うのでしょうか。重要な観点から詳しく解説比較。

Core i7 11700KCore i5 10500
Core i7 11700KCore i5 10500
総合評価:
TDPrating-image1.5
125W
rating-image3.8
65W
通常利用時の最大周波数rating-image4.0
3.6GHz
rating-image2.2
3.1GHz
ブースト時の最大周波数rating-image4.9
5GHz
rating-image4.2
4.5GHz
三次キャッシュrating-image3.0
16MB
rating-image2.5
12MB
コア数rating-image3.0
8コア
rating-image2.5
6コア
スレッド数rating-image2.9
16スレッド
rating-image2.4
12スレッド

Core i5 10500 と比較して Core i7 11700K を選ぶメリット

  • 定格周波数

    80点(3.6GHz) vs 44.9点(3.1GHz)

  • ブースト時の周波数

    98.3点(5GHz) vs 84.9点(4.5GHz)

  • 三次キャッシュ

    61点(16MB) vs 50.3点(12MB)

  • コア数

    60.5点(8コア) vs 50点(6コア)

  • スレッド数

    58.8点(16スレッド) vs 48.8点(12スレッド)

Core i7 11700K と比較して Core i5 10500 を選ぶメリット

    -

「Core i7 11700K」と「Core i5 10500」を徹底比較する

CPU性能について「Core i7 11700K」と「Core i5 10500」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について比べると「Core i7 11700K」は3.6GHzであるのに対して「Core i5 10500」は3.1GHzです。0.5GHzの差があります。「Core i5 10500」の定格クロック数と比べて「Core i7 11700K」はとても高いです。「Core i7 11700K」はデータやアクセス処理を高速化できる点で「Core i5 10500」よりも秀でています。CPUの処理速度を高速化するのに「Core i7 11700K」はとても向いています。実際の利用を考えると「Core i5 10500」と「Core i7 11700K」は体感値として遥かに大きい差があります。「Core i7 11700K」に決める上で一つの主な判断材料となるでしょう。

通常利用時の最大周波数評価
Core i7 11700K
3.6GHz80/100
Core i5 10500
3.1GHz44/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数について比べると「Core i5 10500」は4.5GHzであり「Core i7 11700K」は5GHzです。0.5GHzもの差があります。ブースト時の最大周波数という角度で見ると「Core i5 10500」と比較して「Core i7 11700K」は非常に高いです。負荷のあるものを簡単に処理することができる点で「Core i7 11700K」の方が秀でているでしょう。消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップするのに「Core i7 11700K」はとても適しています。実際に利用する上で「Core i7 11700K」と「Core i5 10500」の実用上の違いはかなり大きいです。「Core i7 11700K」にする上で主な判断材料の一つとなると思います。

ブースト時の最大周波数評価
Core i7 11700K
5GHz98/100
Core i5 10500
4.5GHz84/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Core i5 10500」も「Core i7 11700K」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュを比較すると「Core i7 11700K」は16MBで「Core i5 10500」は12MBです。「Core i7 11700K」のキャッシュ容量の方が「Core i5 10500」よりも多少多いです。「Core i7 11700K」は中間の計算結果を多く待避出来るので、複雑な計算をより早くできる点で「Core i5 10500」よりも無難と言えるでしょう。しかしながらよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用する場合でも基本的にどちらを選んでも大したことはないくらいの差だと思います。数値としては「Core i7 11700K」の方が多いですが通常利用において気にするほどの違いはほぼないでしょう。

三次キャッシュ評価
Core i7 11700K
16MB60/100
Core i5 10500
12MB50/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について比較すると「Core i7 11700K」は8コアで「Core i5 10500」は6コアです。コア数について「Core i5 10500」より「Core i7 11700K」の方が多少多いです。一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Core i7 11700K」の方が「Core i5 10500」よりもどちらかといえば良いといえなくもないでしょう。しかしながら複数の動画のエンコードのような作業をする場合でもほとんどの場合で体感できない違いだと言えるでしょう。数値的には「Core i5 10500」より「Core i7 11700K」の方が多いですが通常の利用において気にするほどの違いはほとんどありません。

コア数評価
Core i7 11700K
8コア60/100
Core i5 10500
6コア50/100

マルチスレッド対応について

マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。

「Core i5 10500」も「Core i7 11700K」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため同時実行可能な仕事が多くできる点で秀でています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数を「Core i7 11700K」と「Core i5 10500」を比べると「Core i7 11700K」は16スレッドであり「Core i5 10500」は12スレッドです。「Core i5 10500」と比較して「Core i7 11700K」はわずかに多いです。「Core i7 11700K」は待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Core i5 10500」よりもどちらかといえば良いです。複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行する場合でもハッキリと体感できるほどの違いはないだと思われます。数値としては「Core i7 11700K」の方が多いですが、通常利用において体感できるほどの差はほぼないでしょう。

スレッド数評価
Core i7 11700K
16スレッド58/100
Core i5 10500
12スレッド48/100

基本情報について「Core i7 11700K」と「Core i5 10500」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPについて比べると「Core i5 10500」は65Wで「Core i7 11700K」は125Wです。60Wもの差があります。「Core i7 11700K」と比べて「Core i5 10500」はかなり小さいです。「Core i5 10500」はCPU自体の発熱を少なくできる点で「Core i7 11700K」よりも優れていると言えます。熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのに「Core i5 10500」はかなりオススメです。実際の利用を想定したとき「Core i5 10500」の方が「Core i7 11700K」よりも非常に優れているでしょう。「Core i5 10500」を選ぶ上で重要な判断材料の一つとなるでしょう。

TDP評価
Core i7 11700K
125W30/100
Core i5 10500
65W76/100

「Core i7 11700K」と「Core i5 10500」の違いを表で比較する

Core i7 11700KCore i5 10500
Core i7 11700KCore i5 10500
基本情報
シリーズ名Rocket LakeComet Lake
内蔵グラフィックスIntel UHD Graphics 750Intel UHD Graphics 630
ソケットの形状 - LGA1200
TDP125W65W
CPU性能
通常利用時の最大周波数3.6GHz3.1GHz
ブースト時の最大周波数5GHz4.5GHz
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ16MB12MB
コア数8コア6コア
マルチスレッド対応
スレッド数16スレッド12スレッド
バススピード8GT/s -

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Core i5 11600K

TDP:125W, 通常利用時の最大周波数:3.9GHz, ブースト時の最大周波数:4.9GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

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TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.5GHz, ブースト時の最大周波数:4.9GHz, 三次キャッシュ:16MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド, バススピード:8GT/s

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Core i9 11900K

TDP:125W, 通常利用時の最大周波数:3.5GHz, ブースト時の最大周波数:5.3GHz, 三次キャッシュ:16MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド, バススピード:8GT/s

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TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.7GHz, ブースト時の最大周波数:4.4GHz, 三次キャッシュ:6MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド, バススピード:8GT/s

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