Core i5 11400F と Core i5 11500 はどっちがおすすめなのか?違いや差を徹底検証しました

作成日時: 2021-03-17 18:42:49、更新日時: 2021-10-20 22:26:57

Core i5 11500Core i5 11400F
Core i5 11500Core i5 11400F

「Core i5 11500」と「Core i5 11400F」についてどちらの評価が優れているかについて詳しく解説。使い勝手や利便性について評価・比較しました。どちらのCPUを選んだらいいのか悩んでいるならお勧めします。

Core i5 11500Core i5 11400F
Core i5 11500Core i5 11400F
総合評価:

58.3/100

(総合: 160位)

54/100

(総合: 197位)

TDP
76/100
76/100
通常利用時の最大周波数
26/100
22/100
ブースト時の最大周波数
97/100
75/100
三次キャッシュ
50/100
50/100
コア数
50/100
50/100
スレッド数
48/100
48/100

シリーズ名がRocket LakeのCore i5 11500は、最大周波数が2.7GHzで、ブースト時の最大周波数が4.6GHzであることが特徴です。Intel UHD Graphics 750の内蔵グラフィックスを搭載しており、TDPは65Wです。また、三次キャッシュに対応しており、三次キャッシュ容量は12MBです。6つのコアと12のスレッドをもち、マルチスレッドに対応しています。バススピードは8GT/sとなっています。

Core i5 11500と同じRocket LakeシリーズであるCore i5 11400Fも61WのTDPを特徴としています。通常利用時の最大周波数が2.6GHzで、ブースト時の最大周波数が4.4GHzです。三次キャッシュに対応しており、容量は12MBです。同様に6つのコアと12以下のスレッドを持ち、マルチスレッドに対応しています。バススピードは8GT/sです。

Core i5 11500とCore i5 11400Fともに、Rocket Lakeシリーズに属する6つのコアと12のスレッドを搭載しており、三次キャッシュに対応していることが特徴です。しかし、Core i5 11500は最大周波数がCore i5 11400Fよりも高く、また内蔵グラフィックスを備えています。一方、Core i5 11400FはTDPが低く、通常利用時の最大周波数が若干低いものの、バススピードは同じであるため、高性能なCPUが必要な場合にはCore i5 11500を選択することをおすすめします。

結論として、Core i5 11500とCore i5 11400Fは同じシリーズに属するCPUであり、いずれも6つのコアと12のスレッド、三次キャッシュに対応しています。高性能なCPUが必要な場合は、Core i5 11500を選択することをおすすめします。

Core i5 11400F と比較して Core i5 11500 を選ぶメリット

  • ブースト時の周波数

    97.7点(4.6GHz) vs 75.5点(4.4GHz)

Core i5 11500 と比較して Core i5 11400F を選ぶメリット

    -

「Core i5 11500」と「Core i5 11400F」を徹底比較する

基本情報について「Core i5 11500」と「Core i5 11400F」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPを「Core i5 11500」と「Core i5 11400F」を比べると「Core i5 11500」は65Wに対して「Core i5 11400F」は65Wです。「Core i5 11400F」も「Core i5 11500」も違いはほぼゼロと言えます。実用上の差はありません。ほかの観点から比較するほうがよいでしょう。

TDP評価
Core i5 11500
65W76/100
Core i5 11400F
65W76/100

CPU性能について「Core i5 11500」と「Core i5 11400F」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について「Core i5 11400F」と「Core i5 11500」を比較すると「Core i5 11400F」は2.6GHzに対して「Core i5 11500」は2.7GHzです。「Core i5 11400F」の定格クロック数は「Core i5 11500」と同じくらいです。感覚的にわかるほどの差はありません。ほかの角度で決めるほうがよさそうです。

通常利用時の最大周波数評価
Core i5 11500
2.7GHz26/100
Core i5 11400F
2.6GHz22/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数について比べると「Core i5 11400F」は4.4GHzであり「Core i5 11500」は4.6GHzです。0.1GHzもの差があります。ブースト時の最大周波数という角度で見ると「Core i5 11400F」と比較して「Core i5 11500」は非常に高いです。負荷のあるものを簡単に処理することができる点で「Core i5 11500」の方が秀でているでしょう。消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップするのに「Core i5 11500」はとても適しています。実際に利用する上で「Core i5 11500」と「Core i5 11400F」の実用上の違いはかなり大きいです。「Core i5 11500」にする上で主な判断材料の一つとなると思います。

ブースト時の最大周波数評価
Core i5 11500
4.6GHz97/100
Core i5 11400F
4.4GHz75/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Core i5 11400F」も「Core i5 11500」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュを「Core i5 11400F」と「Core i5 11500」を比べると「Core i5 11400F」は12MBであり「Core i5 11500」は12MBです。「Core i5 11400F」も「Core i5 11500」もキャッシュ容量について違いがほぼゼロと言えるでしょう。実用上の差はありません。ほかの視点で決めることをおすすめします。

三次キャッシュ評価
Core i5 11500
12MB50/100
Core i5 11400F
12MB50/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について「Core i5 11400F」と「Core i5 11500」を比較すると「Core i5 11400F」は6コアであり「Core i5 11500」は6コアです。コア数について「Core i5 11500」も「Core i5 11400F」もほとんど同じと言えます。体感できるほどの差は無いです。他の視点から見て選択する方がよいでしょう。

コア数評価
Core i5 11500
6コア50/100
Core i5 11400F
6コア50/100

マルチスレッド対応について

マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。

「Core i5 11400F」も「Core i5 11500」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため多くのタスクを一つのコアで同時に実行できる点で優れています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数を「Core i5 11500」と「Core i5 11400F」を比較すると「Core i5 11500」は12スレッドに対して「Core i5 11400F」は12スレッドです。「Core i5 11500」も「Core i5 11400F」も同程度のスレッド数です。実用上の差はありません。ほかの視点で決めるほうがいいでしょう。

スレッド数評価
Core i5 11500
12スレッド48/100
Core i5 11400F
12スレッド48/100

バススピードについて

バススピード評価
Core i5 11500
8GT/s - /100
Core i5 11400F
8GT/s - /100

「Core i5 11500」と「Core i5 11400F」の違いを表で比較する

Core i5 11500Core i5 11400F
画像Core i5 11500Core i5 11400F
シリーズ名Rocket LakeRocket Lake
内蔵グラフィックスIntel UHD Graphics 750 -
TDP65W65W
通常利用時の最大周波数2.7GHz2.6GHz
ブースト時の最大周波数4.6GHz4.4GHz
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ12MB12MB
コア数6コア6コア
マルチスレッド対応
スレッド数12スレッド12スレッド
バススピード8GT/s8GT/s

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