Core i7 2700K と Core i5 11500 はどっちがおすすめなのか?違いや差を徹底検証しました

作成日時: 2021-03-17 15:19:53、更新日時: 2021-10-20 21:25:47

Core i5 11500Core i7 2700K
Core i5 11500Core i7 2700K
Core i5 11500Core i7 2700K
Core i5 11500Core i7 2700K
総合評価:
TDPrating-image3.8
65W
rating-image2.5
95W
通常利用時の最大周波数rating-image1.3
2.7GHz
rating-image3.6
3.5GHz
ブースト時の最大周波数rating-image4.9
4.6GHz
rating-image2.0
3.9GHz
三次キャッシュrating-image2.5
12MB
rating-image1.8
8MB
コア数rating-image2.5
6コア
rating-image1.8
4コア
スレッド数rating-image2.4
12スレッド
rating-image1.7
8スレッド

Core i7 2700K と比較して Core i5 11500 を選ぶメリット

  • ブースト時の周波数

    97.7点(4.6GHz) vs 40.3点(3.9GHz)

  • 三次キャッシュ

    50.3点(12MB) vs 35.4点(8MB)

  • コア数

    50点(6コア) vs 35.2点(4コア)

  • スレッド数

    48.8点(12スレッド) vs 34.7点(8スレッド)

  • マルチスレッド対応

Core i5 11500 と比較して Core i7 2700K を選ぶメリット

  • 定格周波数

    26.3点(2.7GHz) vs 71.8点(3.5GHz)

「Core i5 11500」と「Core i7 2700K」を徹底比較する

基本情報について「Core i5 11500」と「Core i7 2700K」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPについて比べると「Core i5 11500」は65Wに対して「Core i7 2700K」は95Wです。30Wの差があります。「Core i5 11500」の放熱量は「Core i7 2700K」に比べて比較的小さいです。最大放熱量の小ささランキングで比べると全2005製品中「Core i5 11500」は496位であるのに対し「Core i7 2700K」は1337位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

CPU自体の発熱を少なくできる点で「Core i5 11500」の方が良いです。「Core i5 11500」は熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのにややおすすめです。実際の利用を想定したとき「Core i5 11500」と「Core i7 2700K」の体感上の違いはどちらかといえば大きいです。「Core i5 11500」は「Core i7 2700K」よりいいでしょう。ただ決定的といえるくらいの差はないです。

TDP評価
Core i5 11500
65W76/100
Core i7 2700K
95W49/100

CPU性能について「Core i5 11500」と「Core i7 2700K」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について比べると「Core i7 2700K」は3.5GHzであるのに対して「Core i5 11500」は2.7GHzです。0.7GHzの差があります。「Core i5 11500」の定格クロック数と比べて「Core i7 2700K」はとても高いです。定格周波数ランキングで比べると全2150製品中「Core i7 2700K」は353位であるのに対し「Core i5 11500」は1096位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

「Core i7 2700K」はデータやアクセス処理を高速化できる点で「Core i5 11500」よりも秀でています。「Core i7 2700K」は複数の作業、アプリケーションを同時に処理するのに非常に向いています。実際の利用を考えると「Core i5 11500」と「Core i7 2700K」は体感値として遥かに大きい差があります。「Core i7 2700K」に決める上で一つの主な判断材料となるでしょう。

通常利用時の最大周波数評価
Core i5 11500
2.7GHz26/100
Core i7 2700K
3.5GHz71/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数について比べると「Core i7 2700K」は3.9GHzであり「Core i5 11500」は4.6GHzです。0.6GHzもの差があります。ブースト時の最大周波数という角度で見ると「Core i7 2700K」と比較して「Core i5 11500」は非常に高いです。ブースト時のクロック数ランキングで比べると全727製品中「Core i5 11500」は151位であるのに対し「Core i7 2700K」は371位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

負荷のあるものを簡単に処理することができる点で「Core i5 11500」の方が秀でているでしょう。消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップするのに「Core i5 11500」はとても適しています。実際に利用する上で「Core i5 11500」と「Core i7 2700K」の実用上の違いはかなり大きいです。「Core i5 11500」にする上で主な判断材料の一つとなると思います。

ブースト時の最大周波数評価
Core i5 11500
4.6GHz97/100
Core i7 2700K
3.9GHz40/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Core i7 2700K」も「Core i5 11500」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュについて「Core i5 11500」と「Core i7 2700K」を比較すると「Core i5 11500」は12MBに対して「Core i7 2700K」は8MBです。4MBの違いがあります。「Core i5 11500」は「Core i7 2700K」と比較してややキャッシュ容量が多いです。三次キャッシュ容量の多さランキングで比べると1194製品の中で「Core i5 11500」は461位で「Core i7 2700K」は750位なのでCPUの中では差はかなり大きいと言えます。

中間の計算結果を多く待避出来るので、複雑な計算をより早くできる点で「Core i5 11500」の方が良いです。よりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのに「Core i5 11500」は多少おススメです。実際の利用を考えると「Core i7 2700K」と「Core i5 11500」は体感上多少大きい差があります。「Core i5 11500」は「Core i7 2700K」より良いと言えるでしょう。しかし決定的といえる程の違いはないでしょう。

三次キャッシュ評価
Core i5 11500
12MB50/100
Core i7 2700K
8MB35/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数を比べると「Core i5 11500」は6コアであるのに対して「Core i7 2700K」は4コアです。2コアの差があります。「Core i7 2700K」と比べて「Core i5 11500」はややコア数が多いです。コア数の多さランキングで比べると2152製品の中で「Core i5 11500」は449位で「Core i7 2700K」は1019位なのでCPUの中では差はかなり大きいと言えます。

「Core i5 11500」は一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Core i7 2700K」よりも多少優れているかもしれません。「Core i5 11500」は同時に出来る処理作業を増やすことが出来るので、一度に色んなアプリを起動するのに多少おすすめです。実際に使うことを想定したとき「Core i5 11500」と「Core i7 2700K」は体感上多少大きい違いがあります。「Core i5 11500」は「Core i7 2700K」よりいいと言えます。ただ決定的に優れていると言える程の差はありません。

コア数評価
Core i5 11500
6コア50/100
Core i7 2700K
4コア35/100

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数について「Core i7 2700K」と「Core i5 11500」を比べると「Core i7 2700K」は8スレッドであり「Core i5 11500」は12スレッドです。4スレッドもの差があります。「Core i7 2700K」と比べて「Core i5 11500」は非常に多いです。スレッド数の多さランキングで比べると804製品の中で「Core i5 11500」は345位で「Core i7 2700K」は520位なのでCPUの中では差はかなり大きいと言えます。

待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Core i5 11500」の方が優れているでしょう。「Core i5 11500」は複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに非常におすすめです。実際に使うことを想定したとき「Core i7 2700K」と比べて「Core i5 11500」はとても優れていると言えます。「Core i5 11500」を選ぶ主な判断材料の一つになります。

スレッド数評価
Core i5 11500
12スレッド48/100
Core i7 2700K
8スレッド34/100

バススピードについて

バススピードランキングで比べると全173製品中「Core i5 11500」は26位であるのに対し「Core i7 2700K」は126位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

バススピード評価
Core i5 11500
8GT/s - /100
Core i7 2700K
5GT/s - /100

「Core i5 11500」と「Core i7 2700K」の違いを表で比較する

Core i5 11500Core i7 2700K
画像Core i5 11500Core i7 2700K
シリーズ名Rocket Lake -
内蔵グラフィックスIntel UHD Graphics 750 -
ソケットの形状 - LGA1155
TDP65W95W
通常利用時の最大周波数2.7GHz3.5GHz
ブースト時の最大周波数4.6GHz3.9GHz
二次キャッシュ - 8.19KB
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ12MB8MB
コア数6コア4コア
マルチスレッド対応 -
スレッド数12スレッド8スレッド
バススピード8GT/s5GT/s

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TDP:77W, 通常利用時の最大周波数:3.4GHz, ブースト時の最大周波数:3.8GHz, 二次キャッシュ:6.14KB, 三次キャッシュ:6MB, コア数:4コア, スレッド数:4スレッド, バススピード:5GT/s

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TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.6GHz, ブースト時の最大周波数:4.4GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド, バススピード:8GT/s

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.6GHz, ブースト時の最大周波数:4.4GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド, バススピード:8GT/s

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TDP:125W, 通常利用時の最大周波数:3.9GHz, ブースト時の最大周波数:4.9GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.5GHz, ブースト時の最大周波数:4.9GHz, 三次キャッシュ:16MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド, バススピード:8GT/s, 対応最大メモリー:128GB, メモリーチャネル最大対応数:2本

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.5GHz, ブースト時の最大周波数:4.9GHz, 三次キャッシュ:16MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド, バススピード:8GT/s

TDP:125W, 通常利用時の最大周波数:3.6GHz, ブースト時の最大周波数:5GHz, 三次キャッシュ:16MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド, バススピード:8GT/s

TDP:125W, 通常利用時の最大周波数:3.6GHz, ブースト時の最大周波数:5GHz, 三次キャッシュ:16MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド, バススピード:8GT/s

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TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.7GHz, ブースト時の最大周波数:4.6GHz, 二次キャッシュ:3MB, 三次キャッシュ:32MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

TDP:105W, 通常利用時の最大周波数:3.8GHz, ブースト時の最大周波数:4.7GHz, 二次キャッシュ:4MB, 三次キャッシュ:32MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

TDP:105W, 通常利用時の最大周波数:3.4GHz, ブースト時の最大周波数:4.9GHz, 二次キャッシュ:8MB, 三次キャッシュ:64MB, コア数:16コア, スレッド数:32スレッド

TDP:105W, 通常利用時の最大周波数:3.7GHz, ブースト時の最大周波数:4.8GHz, 二次キャッシュ:6MB, 三次キャッシュ:64MB, コア数:12コア, スレッド数:24スレッド

TDP:77W, 通常利用時の最大周波数:3.4GHz, ブースト時の最大周波数:3.8GHz, 三次キャッシュ:6MB, コア数:4コア, スレッド数:4スレッド, バススピード:5GT/s

TDP:77W, 通常利用時の最大周波数:3.4GHz, ブースト時の最大周波数:3.8GHz, 二次キャッシュ:6.14KB, 三次キャッシュ:6MB, コア数:4コア, スレッド数:4スレッド, バススピード:5GT/s

TDP:84W, 通常利用時の最大周波数:3.2GHz, 三次キャッシュ:6MB, コア数:4コア, スレッド数:4スレッド, バススピード:5GT/s

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.7GHz, ブースト時の最大周波数:4.4GHz, 三次キャッシュ:6MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド, バススピード:8GT/s

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.6GHz, ブースト時の最大周波数:4.4GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド, バススピード:8GT/s

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.6GHz, ブースト時の最大周波数:4.4GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド, バススピード:8GT/s

TDP:125W, 通常利用時の最大周波数:3.9GHz, ブースト時の最大周波数:4.9GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド, バススピード:8GT/s

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