Core i9 10900K と Core i5 11500 の違いや差は?選ぶならどちらがおすすめ?
作成日時: 2021-03-17 16:11:15、更新日時: 2021-10-20 22:17:09
「Core i5 11500」と「Core i9 10900K」についてどちらの評価が優れているかについて詳しく解説。使い勝手や利便性について評価・比較しました。どちらのCPUを選んだらいいのか悩んでいるならお勧めします。
Core i5 11500 | Core i9 10900K | |||
総合評価: | 2.9 (総合: 160位) | 3.5 (総合: 47位) | ||
TDP | 3.8 65W | 1.5 125W | ||
通常利用時の最大周波数 | 1.3 2.7GHz | 4.4 3.7GHz | ||
ブースト時の最大周波数 | 4.9 4.6GHz | 4.9 5.3GHz | ||
三次キャッシュ | 2.5 12MB | 3.5 20MB | ||
コア数 | 2.5 6コア | 3.4 10コア | ||
スレッド数 | 2.4 12スレッド | 3.3 20スレッド | ||
「Core i5 11500」と「Core i9 10900K」を徹底比較する
CPU性能について「Core i5 11500」と「Core i9 10900K」を比較
通常利用時の最大周波数について
通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。
通常利用時の最大周波数について比べると「Core i9 10900K」は3.7GHzであるのに対して「Core i5 11500」は2.7GHzです。1GHzの差があります。「Core i5 11500」の定格クロック数と比べて「Core i9 10900K」はとても高いです。定格周波数ランキングで比べると全2150製品中「Core i9 10900K」は129位であるのに対し「Core i5 11500」は1096位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。
「Core i9 10900K」はデータやアクセス処理を高速化できる点で「Core i5 11500」よりも秀でています。CPUの処理速度を高速化するのに「Core i9 10900K」はとても向いています。実際の利用を考えると「Core i5 11500」と「Core i9 10900K」は体感値として遥かに大きい差があります。「Core i9 10900K」に決める上で一つの主な判断材料となるでしょう。
ブースト時の最大周波数について
ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。
ブースト時の最大周波数を「Core i9 10900K」と「Core i5 11500」を比較すると「Core i9 10900K」は5.3GHzで「Core i5 11500」は4.6GHzです。「Core i9 10900K」も「Core i5 11500」も同じくらいのクロック数です。ブースト時のクロック数ランキングで比較すると全727製品のなかで「Core i9 10900K」は32位で「Core i5 11500」は151位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。
体感できるほどの違いは無いです。別の角度から比較するほうがいいでしょう。
三次キャッシュ対応について
三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。
「Core i9 10900K」も「Core i5 11500」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。
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三次キャッシュについて
三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。
三次キャッシュについて「Core i9 10900K」と「Core i5 11500」を比べると「Core i9 10900K」は20MBに対して「Core i5 11500」は12MBです。8MBもの差があります。三次キャッシュという視点において「Core i9 10900K」は「Core i5 11500」より非常に多いキャッシュ容量です。三次キャッシュ容量の多さランキングで比較すると全1194製品のなかで「Core i9 10900K」は278位で「Core i5 11500」は461位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。
「Core i9 10900K」は中間の計算結果を多く待避出来るので、複雑な計算をより早くできる点で「Core i5 11500」よりも優れていると言えます。「Core i9 10900K」はよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのにかなり向いています。実際に使う場面で「Core i5 11500」と比べて「Core i9 10900K」は遥かに秀でていると言えます。「Core i9 10900K」にする上で主な理由の一つになります。
コア数について
コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。
コア数を比べると「Core i9 10900K」は10コアであるのに対して「Core i5 11500」は6コアです。4コアの差があります。「Core i5 11500」と比べて「Core i9 10900K」はややコア数が多いです。コア数の多さランキングで見てみると2152製品中「Core i5 11500」は449位で「Core i9 10900K」は251位です。ほとんど差は無いと言えます。
「Core i9 10900K」は一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Core i5 11500」よりも多少優れているかもしれません。「Core i9 10900K」は複数の動画のエンコードのような作業をするのにややおススメです。実際に使うことを想定したとき「Core i9 10900K」と「Core i5 11500」は体感上多少大きい違いがあります。「Core i9 10900K」は「Core i5 11500」よりいいと言えます。ただ決定的に優れていると言える程の差はありません。
マルチスレッド対応について
マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。
「Core i9 10900K」も「Core i5 11500」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため同時実行可能な仕事が多くできる点で秀でています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。
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スレッド数について
スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。
スレッド数について「Core i5 11500」と「Core i9 10900K」を比べると「Core i5 11500」は12スレッドであり「Core i9 10900K」は20スレッドです。8スレッドもの差があります。「Core i5 11500」と比べて「Core i9 10900K」は非常に多いです。スレッド数の多さランキングで比較すると全804製品のなかで「Core i9 10900K」は210位で「Core i5 11500」は345位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。
待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Core i9 10900K」の方が優れているでしょう。「Core i9 10900K」は複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに非常におすすめです。実際に使うことを想定したとき「Core i5 11500」と比べて「Core i9 10900K」はとても優れていると言えます。「Core i9 10900K」を選ぶ主な判断材料の一つになります。
基本情報について「Core i5 11500」と「Core i9 10900K」を比較
TDPについて
TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。
TDPについて比べると「Core i5 11500」は65Wで「Core i9 10900K」は125Wです。60Wもの差があります。「Core i9 10900K」と比べて「Core i5 11500」はかなり小さいです。最大放熱量の小ささランキングで比べると全2005製品中「Core i5 11500」は496位であるのに対し「Core i9 10900K」は1620位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。
「Core i5 11500」はCPU自体の発熱を少なくできる点で「Core i9 10900K」よりも優れていると言えます。熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのに「Core i5 11500」はかなりオススメです。実際の利用を想定したとき「Core i5 11500」の方が「Core i9 10900K」よりも非常に優れているでしょう。「Core i5 11500」を選ぶ上で重要な判断材料の一つとなるでしょう。
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Core i5 11500
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Core i9 10900K
「Core i5 11500」と「Core i9 10900K」の違いを表で比較する
Core i5 11500 | Core i9 10900K | |
画像 | ||
シリーズ名 | Rocket Lake | Comet Lake |
内蔵グラフィックス | Intel UHD Graphics 750 | Intel UHD Graphics 630 |
ソケットの形状 | - | LGA1200 |
TDP | 65W | 125W |
通常利用時の最大周波数 | 2.7GHz | 3.7GHz |
ブースト時の最大周波数 | 4.6GHz | 5.3GHz |
三次キャッシュ対応 | ○ | ○ |
三次キャッシュ | 12MB | 20MB |
コア数 | 6コア | 10コア |
マルチスレッド対応 | ○ | ○ |
スレッド数 | 12スレッド | 20スレッド |
バススピード | 8GT/s | - |
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