Core i5 11500 と Xeon E5-2650 v2 を詳しくレビュー。どちらが良いか詳細に検証
作成日時: 2021-03-17 16:10:17、更新日時: 2021-10-20 22:43:10
「Xeon E5-2650 v2」と「Core i5 11500」を比較したときの違いや差について評価/比較。何がどういう点で違うのでしょうか。重要な観点から詳しく解説比較。
Core i5 11500 | Xeon E5-2650 v2 | |||
総合評価: | 58.3/100 (総合: 160位) | 50.5/100 (総合: 428位) | ||
TDP | 76/100 | 49/100 | ||
通常利用時の最大周波数 | 26/100 | 22/100 | ||
三次キャッシュ | 50/100 | 69/100 | ||
コア数 | 50/100 | 60/100 | ||
「Core i5 11500」と「Xeon E5-2650 v2」を徹底比較する
基本情報について「Core i5 11500」と「Xeon E5-2650 v2」を比較
TDPについて
TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。
TDPについて比べると「Core i5 11500」は65Wで「Xeon E5-2650 v2」は95Wです。30Wもの差があります。「Xeon E5-2650 v2」と比べて「Core i5 11500」はかなり小さいです。「Core i5 11500」はCPU自体の発熱を少なくできる点で「Xeon E5-2650 v2」よりも優れていると言えます。熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのに「Core i5 11500」はかなりオススメです。実際の利用を想定したとき「Core i5 11500」の方が「Xeon E5-2650 v2」よりも非常に優れているでしょう。「Core i5 11500」を選ぶ上で重要な判断材料の一つとなるでしょう。
CPU性能について「Core i5 11500」と「Xeon E5-2650 v2」を比較
通常利用時の最大周波数について
通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。
通常利用時の最大周波数について「Xeon E5-2650 v2」と「Core i5 11500」を比較すると「Xeon E5-2650 v2」は2.6GHzに対して「Core i5 11500」は2.7GHzです。「Xeon E5-2650 v2」の定格クロック数は「Core i5 11500」と同じくらいです。感覚的にわかるほどの差はありません。ほかの角度で決めるほうがよさそうです。
三次キャッシュ対応について
三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。
「Xeon E5-2650 v2」も「Core i5 11500」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。
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三次キャッシュについて
三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。
三次キャッシュについて「Xeon E5-2650 v2」と「Core i5 11500」を比べると「Xeon E5-2650 v2」は20MBに対して「Core i5 11500」は12MBです。8MBもの差があります。三次キャッシュという視点において「Xeon E5-2650 v2」は「Core i5 11500」より非常に多いキャッシュ容量です。「Xeon E5-2650 v2」は中間の計算結果を多く待避出来るので、複雑な計算をより早くできる点で「Core i5 11500」よりも優れていると言えます。「Xeon E5-2650 v2」はよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのにかなり向いています。実際に使う場面で「Core i5 11500」と比べて「Xeon E5-2650 v2」は遥かに秀でていると言えます。「Xeon E5-2650 v2」にする上で主な理由の一つになります。
コア数について
コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。
コア数について比較すると「Xeon E5-2650 v2」は8コアで「Core i5 11500」は6コアです。コア数について「Core i5 11500」より「Xeon E5-2650 v2」の方が多少多いです。一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Xeon E5-2650 v2」の方が「Core i5 11500」よりもどちらかといえば良いといえなくもないでしょう。しかしながら同時に出来る処理作業を増やすことが出来るので、一度に色んなアプリを起動する場合でも実用上の違いはほとんど無いと思います。数値的には「Core i5 11500」より「Xeon E5-2650 v2」の方が多いですが通常の利用において気にするほどの違いはほとんどありません。
「Core i5 11500」と「Xeon E5-2650 v2」の違いを表で比較する
Core i5 11500 | Xeon E5-2650 v2 | |
画像 | ||
シリーズ名 | Rocket Lake | Ivy Bridge |
内蔵グラフィックス | Intel UHD Graphics 750 | - |
ソケットの形状 | - | LGA2011 |
TDP | 65W | 95W |
通常利用時の最大周波数 | 2.7GHz | 2.6GHz |
ブースト時の最大周波数 | 4.6GHz | - |
三次キャッシュ対応 | ○ | ○ |
三次キャッシュ | 12MB | 20MB |
コア数 | 6コア | 8コア |
マルチスレッド対応 | ○ | - |
スレッド数 | 12スレッド | - |
バススピード | 8GT/s | - |
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