Core i5 11400 と Xeon E5-2650 v3 の評価。違いを比べてみた
作成日時: 2021-03-17 16:13:11、更新日時: 2021-10-20 20:09:51
「Xeon E5-2650 v3」と「Core i5 11400」の違いについて評価・検証してみました。どのような面で異なるのでしょうか?「Core i5 11400」と「Xeon E5-2650 v3」のどっちを選んだらいいのか検討している人におススメです。
Core i5 11400 | Xeon E5-2650 v3 | |||
総合評価: | 54/100 (総合: 196位) | 50.7/100 (総合: 433位) | ||
TDP | 76/100 | 42/100 | ||
通常利用時の最大周波数 | 22/100 | 14/100 | ||
三次キャッシュ | 50/100 | 77/100 | ||
コア数 | 50/100 | 68/100 | ||
「Core i5 11400」と「Xeon E5-2650 v3」を徹底比較する
基本情報について「Core i5 11400」と「Xeon E5-2650 v3」を比較
TDPについて
TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。
TDPについて比べると「Core i5 11400」は65Wで「Xeon E5-2650 v3」は105Wです。40Wもの差があります。「Xeon E5-2650 v3」と比べて「Core i5 11400」はかなり小さいです。最大放熱量の小ささランキングで比べると全2005製品中「Core i5 11400」は511位であるのに対し「Xeon E5-2650 v3」は1493位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。
「Core i5 11400」はCPU自体の発熱を少なくできる点で「Xeon E5-2650 v3」よりも優れていると言えます。熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのに「Core i5 11400」はかなりオススメです。実際の利用を想定したとき「Core i5 11400」の方が「Xeon E5-2650 v3」よりも非常に優れているでしょう。「Core i5 11400」を選ぶ上で重要な判断材料の一つとなるでしょう。
CPU性能について「Core i5 11400」と「Xeon E5-2650 v3」を比較
通常利用時の最大周波数について
通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。
通常利用時の最大周波数を「Xeon E5-2650 v3」と「Core i5 11400」を比較すると「Xeon E5-2650 v3」は2.3GHzであり「Core i5 11400」は2.6GHzです。「Core i5 11400」の方が「Xeon E5-2650 v3」よりもわずかに定格クロック数が高いです。定格周波数ランキングで比較すると全2150製品のなかで「Core i5 11400」は1193位で「Xeon E5-2650 v3」は1562位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。
データやアクセス処理を高速化できる点で「Core i5 11400」の方がどちらかといえば良いといえなくもないでしょう。CPUの処理速度を高速化する場合でも実感上の違いはほとんど無いと思います。数値的には「Core i5 11400」の方が「Xeon E5-2650 v3」より高いですが、体感できるほどの違いはほぼありません。
三次キャッシュ対応について
三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。
「Xeon E5-2650 v3」も「Core i5 11400」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。
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三次キャッシュについて
三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。
三次キャッシュについて「Xeon E5-2650 v3」と「Core i5 11400」を比べると「Xeon E5-2650 v3」は25MBに対して「Core i5 11400」は12MBです。13MBもの差があります。三次キャッシュという視点において「Xeon E5-2650 v3」は「Core i5 11400」より非常に多いキャッシュ容量です。三次キャッシュ容量の多さランキングで比べると1194製品の中で「Xeon E5-2650 v3」は232位で「Core i5 11400」は477位なのでCPUの中では差はかなり大きいと言えます。
「Xeon E5-2650 v3」は中間の計算結果を多く待避出来るので、複雑な計算をより早くできる点で「Core i5 11400」よりも優れていると言えます。「Xeon E5-2650 v3」はよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのにかなり向いています。実際に使う場面で「Core i5 11400」と比べて「Xeon E5-2650 v3」は遥かに秀でていると言えます。「Xeon E5-2650 v3」にする上で主な理由の一つになります。
コア数について
コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。
コア数について比べると「Core i5 11400」は6コアに対して「Xeon E5-2650 v3」は10コアです。4コアの違いがあります。「Core i5 11400」より「Xeon E5-2650 v3」の方がとてもコア数が多いです。コア数の多さランキングで見てみると2152製品中「Core i5 11400」は460位で「Xeon E5-2650 v3」は282位です。ほとんど差は無いと言えます。
一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Xeon E5-2650 v3」の方が秀でていると言えます。「Xeon E5-2650 v3」は複数の動画のエンコードのような作業をするのにかなりオススメです。実際に使う場面で「Core i5 11400」と「Xeon E5-2650 v3」の体感値としての差は遥かに大きいです。「Xeon E5-2650 v3」を選ぶための一つの重要な決め手となると思います。
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Core i5 11400
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Xeon E5-2650 v3
「Core i5 11400」と「Xeon E5-2650 v3」の違いを表で比較する
Core i5 11400 | Xeon E5-2650 v3 | |||
基本情報 | ||||
シリーズ名 | Rocket Lake | Haswell-EP | ||
内蔵グラフィックス | Intel UHD Graphics 730 | - | ||
ソケットの形状 | LGA1200 | LGA2011-3 | ||
TDP | 65W | 105W | ||
CPU性能 | ||||
通常利用時の最大周波数 | 2.6GHz | 2.3GHz | ||
ブースト時の最大周波数 | 4.4GHz | - | ||
三次キャッシュ対応 | ○ | ○ | ||
三次キャッシュ | 12MB | 25MB | ||
コア数 | 6コア | 10コア | ||
マルチスレッド対応 | ○ | - | ||
スレッド数 | 12スレッド | - | ||
バススピード | 8GT/s | - | ||
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