Core i5 11400 と Core i9 9900K の評価。違いを比べてみた

作成日時: 2021-03-17 16:35:01、更新日時: 2021-10-20 22:39:05

Core i5 11400Core i9 9900K
Core i5 11400Core i9 9900K

「Core i9 9900K」と「Core i5 11400」を比較したときの違いや差について評価/比較。何がどういう点で違うのでしょうか。重要な観点から詳しく解説比較。

Core i5 11400Core i9 9900K
Core i5 11400Core i9 9900K
総合評価:

54/100

(総合: 196位)

68/100

(総合: 85位)

TDP
76/100
49/100
通常利用時の最大周波数
22/100
80/100
ブースト時の最大周波数
75/100
98/100
三次キャッシュ
50/100
60/100
コア数
50/100
60/100
スレッド数
48/100
58/100

Core i5 11400は、Intelの最新プロセッサーであるRocket Lakeシリーズからのものです。このCPUの内蔵グラフィックスはIntel UHD Graphics 730です。ソケットの形状はLGA1200であり、TDPは65Wです。通常利用時の最大周波数は2.6GHzであり、ブースト時の最大周波数は4.4GHzです。このCPUは三次キャッシュ対応で、三次キャッシュの容量は12MBです。コア数は6コアであり、マルチスレッド対応です。スレッド数は12スレッドであり、バススピードは8GT/sです。

Core i9 9900Kは、Coffee Lake-S RefreshシリーズからのCPUです。このCPUの内蔵グラフィックスはIntel UHD Graphics 630です。ソケットの形状はLGA1151であり、TDPは95Wです。通常利用時の最大周波数は3.6GHzであり、ブースト時の最大周波数は5GHzです。このCPUは三次キャッシュ対応で、三次キャッシュの容量は16MBです。コア数は8コアであり、マルチスレッド対応です。スレッド数は16スレッドです。

これら2つのCPUを比較すると、Core i5 11400の方がコア数は少ないものの、最大周波数が高く、三次キャッシュの容量が少ないもののTDPが低いという特徴があります。一方、Core i9 9900Kは、コア数が多く、三次キャッシュの容量が大きいものの、最大周波数が低く、TDPが高いという特徴があります。

総合的に考えると、どちらのCPUも優れた性能を持っていますが、使用目的や予算に応じて選択することが重要です。Core i5 11400は、省電力性が高く、高速で動作することができますが、高負荷の作業には向かない可能性があります。Core i9 9900Kは、高性能で大容量の三次キャッシュを持っており、高負荷の作業に最適ですが、その分高価になります。

よって、使用目的と予算に応じて、どちらのCPUを選ぶか決めるのが良いでしょう。

Core i9 9900K と比較して Core i5 11400 を選ぶメリット

    -

Core i5 11400 と比較して Core i9 9900K を選ぶメリット

  • 定格周波数

    22.7点(2.6GHz) vs 80点(3.6GHz)

  • ブースト時の周波数

    75.5点(4.4GHz) vs 98.3点(5GHz)

  • 三次キャッシュ

    50.3点(12MB) vs 61点(16MB)

  • コア数

    50点(6コア) vs 60.5点(8コア)

  • スレッド数

    48.8点(12スレッド) vs 58.8点(16スレッド)

「Core i5 11400」と「Core i9 9900K」を徹底比較する

基本情報について「Core i5 11400」と「Core i9 9900K」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPについて比べると「Core i5 11400」は65Wで「Core i9 9900K」は95Wです。30Wもの差があります。「Core i9 9900K」と比べて「Core i5 11400」はかなり小さいです。「Core i5 11400」はCPU自体の発熱を少なくできる点で「Core i9 9900K」よりも優れていると言えます。熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのに「Core i5 11400」はかなりオススメです。実際の利用を想定したとき「Core i5 11400」の方が「Core i9 9900K」よりも非常に優れているでしょう。「Core i5 11400」を選ぶ上で重要な判断材料の一つとなるでしょう。

TDP評価
Core i5 11400
65W76/100
Core i9 9900K
95W49/100

CPU性能について「Core i5 11400」と「Core i9 9900K」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について比べると「Core i9 9900K」は3.6GHzであるのに対して「Core i5 11400」は2.6GHzです。1GHzの差があります。「Core i5 11400」の定格クロック数と比べて「Core i9 9900K」はとても高いです。「Core i9 9900K」はデータやアクセス処理を高速化できる点で「Core i5 11400」よりも秀でています。CPUの処理速度を高速化するのに「Core i9 9900K」はとても向いています。実際の利用を考えると「Core i5 11400」と「Core i9 9900K」は体感値として遥かに大きい差があります。「Core i9 9900K」に決める上で一つの主な判断材料となるでしょう。

通常利用時の最大周波数評価
Core i5 11400
2.6GHz22/100
Core i9 9900K
3.6GHz80/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数について比べると「Core i5 11400」は4.4GHzであり「Core i9 9900K」は5GHzです。0.5GHzもの差があります。ブースト時の最大周波数という角度で見ると「Core i5 11400」と比較して「Core i9 9900K」は非常に高いです。パソコンの処理速度を上げることができる点で「Core i9 9900K」の方が「Core i5 11400」よりも秀でています。消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップするのに「Core i9 9900K」はとても適しています。実際に利用する上で「Core i9 9900K」と「Core i5 11400」の実用上の違いはかなり大きいです。「Core i9 9900K」にする上で主な判断材料の一つとなると思います。

ブースト時の最大周波数評価
Core i5 11400
4.4GHz75/100
Core i9 9900K
5GHz98/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Core i9 9900K」も「Core i5 11400」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュを比較すると「Core i9 9900K」は16MBで「Core i5 11400」は12MBです。「Core i9 9900K」のキャッシュ容量の方が「Core i5 11400」よりも多少多いです。RAMのアクセスや消費量を減らすことができため、パフォーマンス全体を向上させることができる点で「Core i5 11400」より「Core i9 9900K」の方が無難でしょう。しかしながらよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用する場合でも基本的にどちらを選んでも大したことはないくらいの差だと思います。数値としては「Core i9 9900K」の方が多いですが通常利用において気にするほどの違いはほぼないでしょう。

三次キャッシュ評価
Core i5 11400
12MB50/100
Core i9 9900K
16MB60/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について比べると「Core i5 11400」は6コアに対して「Core i9 9900K」は8コアです。2コアの違いがあります。「Core i5 11400」より「Core i9 9900K」の方がとてもコア数が多いです。一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Core i9 9900K」の方が秀でていると言えます。「Core i9 9900K」は複数の動画のエンコードのような作業をするのにかなりオススメです。実際に使う場面で「Core i5 11400」と「Core i9 9900K」の体感値としての差は遥かに大きいです。「Core i9 9900K」を選ぶための一つの重要な決め手となると思います。

コア数評価
Core i5 11400
6コア50/100
Core i9 9900K
8コア60/100

マルチスレッド対応について

マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。

「Core i9 9900K」も「Core i5 11400」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため高度な演算処理や、多数のプログラムを同時に処理できる点で秀でています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数について「Core i5 11400」と「Core i9 9900K」を比べると「Core i5 11400」は12スレッドであり「Core i9 9900K」は16スレッドです。4スレッドもの差があります。「Core i5 11400」と比べて「Core i9 9900K」は非常に多いです。待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Core i9 9900K」の方が優れているでしょう。「Core i9 9900K」は複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに非常におすすめです。実際に使うことを想定したとき「Core i5 11400」と比べて「Core i9 9900K」はとても優れていると言えます。「Core i9 9900K」を選ぶ主な判断材料の一つになります。

スレッド数評価
Core i5 11400
12スレッド48/100
Core i9 9900K
16スレッド58/100

「Core i5 11400」と「Core i9 9900K」の違いを表で比較する

Core i5 11400Core i9 9900K
画像Core i5 11400Core i9 9900K
シリーズ名Rocket LakeCoffee Lake-S Refresh
内蔵グラフィックスIntel UHD Graphics 730Intel UHD Graphics 630
ソケットの形状LGA1200LGA1151
TDP65W95W
通常利用時の最大周波数2.6GHz3.6GHz
ブースト時の最大周波数4.4GHz5GHz
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ12MB16MB
コア数6コア8コア
マルチスレッド対応
スレッド数12スレッド16スレッド
バススピード8GT/s -

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