Core i5 4570 と Core i5 10600KF の評価。違いを比べてみた

作成日時: 2021-02-25 15:55:03、更新日時: 2021-10-20 19:43:37

Core i5 4570Core i5 10600KF
Core i5 4570Core i5 10600KF

「Core i5 10600KF」と「Core i5 4570」はどちらがいいのか?どちらを選んだ方がいいのかを解説レビュー。どっちが良いのかを比較してみました。

Core i5 4570Core i5 10600KF
Core i5 4570Core i5 10600KF
総合評価:

36/100

(総合: 885位)

62.5/100

(総合: 204位)

TDP
58/100
30/100
通常利用時の最大周波数
50/100
98/100
三次キャッシュ
24/100
50/100
コア数
35/100
50/100
スレッド数
10/100
48/100

Core i5 10600KF と比較して Core i5 4570 を選ぶメリット

    -

Core i5 4570 と比較して Core i5 10600KF を選ぶメリット

  • 定格周波数

    50.8点(3.2GHz) vs 98.1点(4.1GHz)

  • 三次キャッシュ

    24.8点(6MB) vs 50.3点(12MB)

  • コア数

    35.2点(4コア) vs 50点(6コア)

  • スレッド数

    10.6点(4スレッド) vs 48.8点(12スレッド)

  • マルチスレッド対応

「Core i5 4570」と「Core i5 10600KF」を徹底比較する

基本情報について「Core i5 4570」と「Core i5 10600KF」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPについて比べると「Core i5 4570」は84Wに対して「Core i5 10600KF」は125Wです。41Wの差があります。「Core i5 4570」の放熱量は「Core i5 10600KF」に比べて比較的小さいです。最大放熱量の小ささランキングで比べると2005製品の中で「Core i5 4570」は1082位で「Core i5 10600KF」は1640位なのでCPUの中では差はかなり大きいと言えます。

CPU自体の発熱を少なくできる点で「Core i5 4570」の方が良いです。「Core i5 4570」は熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのにややおすすめです。実際の利用を想定したとき「Core i5 4570」と「Core i5 10600KF」の体感上の違いはどちらかといえば大きいです。「Core i5 4570」は「Core i5 10600KF」よりいいでしょう。ただ決定的といえるくらいの差はないです。

TDP評価
Core i5 4570
84W58/100
Core i5 10600KF
125W30/100

CPU性能について「Core i5 4570」と「Core i5 10600KF」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について比べると「Core i5 10600KF」は4.1GHzであるのに対して「Core i5 4570」は3.2GHzです。0.8GHzの差があります。「Core i5 4570」の定格クロック数と比べて「Core i5 10600KF」はとても高いです。定格周波数ランキングで比べると2150製品の中で「Core i5 10600KF」は26位で「Core i5 4570」は650位なのでCPUの中では差はかなり大きいと言えます。

「Core i5 10600KF」はデータやアクセス処理を高速化できる点で「Core i5 4570」よりも秀でています。「Core i5 10600KF」は複数の作業、アプリケーションを同時に処理するのに非常に向いています。実際の利用を考えると「Core i5 4570」と「Core i5 10600KF」は体感値として遥かに大きい差があります。「Core i5 10600KF」に決める上で一つの主な判断材料となるでしょう。

通常利用時の最大周波数評価
Core i5 4570
3.2GHz50/100
Core i5 10600KF
4.1GHz98/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Core i5 10600KF」も「Core i5 4570」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュについて「Core i5 10600KF」と「Core i5 4570」を比べると「Core i5 10600KF」は12MBに対して「Core i5 4570」は6MBです。6MBもの差があります。三次キャッシュという視点において「Core i5 10600KF」は「Core i5 4570」より非常に多いキャッシュ容量です。三次キャッシュ容量の多さランキングで比べると全1194製品中「Core i5 10600KF」は480位であるのに対し「Core i5 4570」は903位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

「Core i5 10600KF」は中間の計算結果を多く待避出来るので、複雑な計算をより早くできる点で「Core i5 4570」よりも優れていると言えます。「Core i5 10600KF」はよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのにかなり向いています。実際に使う場面で「Core i5 4570」と比べて「Core i5 10600KF」は遥かに秀でていると言えます。「Core i5 10600KF」にする上で主な理由の一つになります。

三次キャッシュ評価
Core i5 4570
6MB24/100
Core i5 10600KF
12MB50/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数を比べると「Core i5 10600KF」は6コアであるのに対して「Core i5 4570」は4コアです。2コアの差があります。「Core i5 4570」と比べて「Core i5 10600KF」はややコア数が多いです。コア数の多さランキングで比べると2152製品の中で「Core i5 10600KF」は463位で「Core i5 4570」は1083位なのでCPUの中では差はかなり大きいと言えます。

「Core i5 10600KF」は一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Core i5 4570」よりも多少優れているかもしれません。「Core i5 10600KF」は同時に出来る処理作業を増やすことが出来るので、一度に色んなアプリを起動するのに多少おすすめです。実際に使うことを想定したとき「Core i5 10600KF」と「Core i5 4570」は体感上多少大きい違いがあります。「Core i5 10600KF」は「Core i5 4570」よりいいと言えます。ただ決定的に優れていると言える程の差はありません。

コア数評価
Core i5 4570
4コア35/100
Core i5 10600KF
6コア50/100

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数について「Core i5 4570」と「Core i5 10600KF」を比べると「Core i5 4570」は4スレッドであり「Core i5 10600KF」は12スレッドです。8スレッドもの差があります。「Core i5 4570」と比べて「Core i5 10600KF」は非常に多いです。スレッド数の多さランキングで比べると全804製品中「Core i5 10600KF」は359位であるのに対し「Core i5 4570」は703位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Core i5 10600KF」の方が優れているでしょう。「Core i5 10600KF」は複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに非常におすすめです。実際に使うことを想定したとき「Core i5 4570」と比べて「Core i5 10600KF」はとても優れていると言えます。「Core i5 10600KF」を選ぶ主な判断材料の一つになります。

スレッド数評価
Core i5 4570
4スレッド10/100
Core i5 10600KF
12スレッド48/100

「Core i5 4570」と「Core i5 10600KF」の違いを表で比較する

Core i5 4570Core i5 10600KF
画像Core i5 4570Core i5 10600KF
シリーズ名HaswellComet Lake
ソケットの形状LGA1150LGA1200
TDP84W125W
通常利用時の最大周波数3.2GHz4.1GHz
ブースト時の最大周波数 - 4.8GHz
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ6MB12MB
コア数4コア6コア
マルチスレッド対応 -
スレッド数4スレッド12スレッド
バススピード5GT/s -

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