Core i7 3770S と Core i5 4570 はどっちがおすすめなのか?違いや差を徹底検証しました
作成日時: 2021-02-25 15:16:10、更新日時: 2021-10-20 19:04:44
「Core i5 4570」と「Core i7 3770S」についてどちらの評価が優れているかについて詳しく解説。使い勝手や利便性について評価・比較しました。どちらのCPUを選んだらいいのか悩んでいるならお勧めします。
Core i5 4570 | Core i7 3770S | |||
総合評価: | 1.8 (総合: 885位) | 2.4 (総合: 414位) | ||
TDP | 2.9 84W | 3.8 65W | ||
通常利用時の最大周波数 | 2.5 3.2GHz | 2.2 3.1GHz | ||
三次キャッシュ | 1.2 6MB | 1.8 8MB | ||
コア数 | 1.8 4コア | 1.8 4コア | ||
シリーズ名が「Haswell」のCore i5 4570は、LGA1150というソケットの形状を持ち、TDPは84Wです。通常利用時の最大周波数は3.2GHzで、三次キャッシュも対応しています。三次キャッシュの容量は6MBで、コア数は4つ、スレッド数も4つあります。また、バススピードは5GT/sです。
一方で、シリーズ名が「Ivy Bridge」のCore i7 3770Sは、内蔵グラフィックスにIntel HD Graphics 4000を持ちます。ソケットの形状はLGA1155で、TDPは65Wです。通常利用時の最大周波数は3.1GHzで、三次キャッシュも対応しています。三次キャッシュの容量は8MBで、コア数は4つあります。
両製品を比較すると、Core i5 4570の方がTDPがやや高く、バススピードも速いです。また、三次キャッシュの容量も少ないですが、それでも充分な性能が期待できます。一方、Core i7 3770Sは、内蔵グラフィックスにIntel HD Graphics 4000が搭載されており、三次キャッシュの容量も充分にあります。
どちらを選ぶかは、用途によって異なると思われます。Core i5 4570はバススピードが速く、Core i7 3770Sは内蔵グラフィックスに強みがあるため、それぞれの特性を生かした選択をするのが良いと思われます。
総合的には、どちらも高性能なCPUですが、用途によって使い分けることをおすすめします。
「Core i5 4570」と「Core i7 3770S」を徹底比較する
CPU性能について「Core i5 4570」と「Core i7 3770S」を比較
通常利用時の最大周波数について
通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。
通常利用時の最大周波数を「Core i7 3770S」と「Core i5 4570」を比較すると「Core i7 3770S」は3.1GHzであり「Core i5 4570」は3.2GHzです。「Core i5 4570」の方が「Core i7 3770S」よりもわずかに定格クロック数が高いです。定格周波数ランキングで見てみると2150製品中「Core i5 4570」は650位で「Core i7 3770S」は694位です。ほとんど差は無いと言えます。
データやアクセス処理を高速化できる点で「Core i5 4570」の方がどちらかといえば良いといえなくもないでしょう。しかしながら複数の作業、アプリケーションを同時に処理する場合でも実感上の違いはほとんど無いと思います。数値的には「Core i5 4570」の方が「Core i7 3770S」より高いですが、体感できるほどの違いはほぼありません。
三次キャッシュ対応について
三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。
「Core i7 3770S」も「Core i5 4570」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。
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三次キャッシュについて
三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。
三次キャッシュについて「Core i7 3770S」と「Core i5 4570」を比べると「Core i7 3770S」は8MBに対して「Core i5 4570」は6MBです。2MBもの差があります。三次キャッシュという視点において「Core i7 3770S」は「Core i5 4570」より非常に多いキャッシュ容量です。三次キャッシュ容量の多さランキングで比べると1194製品の中で「Core i7 3770S」は656位で「Core i5 4570」は903位なのでCPUの中では差はかなり大きいと言えます。
「Core i7 3770S」はRAMのアクセスや消費量を減らすことができため、パフォーマンス全体を向上させることができる点で「Core i5 4570」よりも秀でているでしょう。「Core i7 3770S」はよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのにかなり向いています。実際に使う場面で「Core i5 4570」と比べて「Core i7 3770S」は遥かに秀でていると言えます。「Core i7 3770S」にする上で主な理由の一つになります。
コア数について
コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。
コア数について「Core i7 3770S」と「Core i5 4570」を比較すると「Core i7 3770S」は4コアであり「Core i5 4570」は4コアです。コア数について「Core i5 4570」も「Core i7 3770S」もほとんど同じと言えます。コア数の多さランキングで比較すると全2152製品のなかで「Core i7 3770S」は737位で「Core i5 4570」は1083位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。
体感できるほどの差は無いです。他の視点から見て選択する方がよいでしょう。
基本情報について「Core i5 4570」と「Core i7 3770S」を比較
TDPについて
TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。
TDPについて比べると「Core i7 3770S」は65Wに対して「Core i5 4570」は84Wです。19Wの差があります。「Core i7 3770S」の放熱量は「Core i5 4570」に比べて比較的小さいです。最大放熱量の小ささランキングで比べると2005製品の中で「Core i7 3770S」は584位で「Core i5 4570」は1082位なのでCPUの中では差はかなり大きいと言えます。
CPU自体の発熱を少なくできる点で「Core i7 3770S」の方が良いです。「Core i7 3770S」は熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのにややおすすめです。実際の利用を想定したとき「Core i7 3770S」と「Core i5 4570」の体感上の違いはどちらかといえば大きいです。「Core i7 3770S」は「Core i5 4570」よりいいでしょう。ただ決定的といえるくらいの差はないです。
「Core i5 4570」と「Core i7 3770S」の違いを表で比較する
Core i5 4570 | Core i7 3770S | |||
基本情報 | ||||
シリーズ名 | Haswell | Ivy Bridge | ||
内蔵グラフィックス | - | Intel HD Graphics 4000 | ||
ソケットの形状 | LGA1150 | LGA1155 | ||
TDP | 84W | 65W | ||
CPU性能 | ||||
通常利用時の最大周波数 | 3.2GHz | 3.1GHz | ||
三次キャッシュ対応 | ○ | ○ | ||
三次キャッシュ | 6MB | 8MB | ||
コア数 | 4コア | 4コア | ||
スレッド数 | 4スレッド | - | ||
バススピード | 5GT/s | - | ||
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