インテル XEON X5670 と インテル Xeon E3-1270 の違いや差は?選ぶならどちらがおすすめ?

作成日時: 2020-11-19 19:27:58、更新日時: 2021-10-20 19:52:36

インテル Xeon E3-1270インテル XEON X5670
インテル Xeon E3-1270インテル XEON X5670

「インテル Xeon E3-1270」と「インテル XEON X5670」についてどちらの評価が優れているかについて詳しく解説。使い勝手や利便性について評価・比較しました。どちらのCPUを選んだらいいのか悩んでいるならお勧めします。

インテル Xeon E3-1270インテル XEON X5670
インテル Xeon E3-1270インテル XEON X5670
総合評価:
TDPrating-image3.1
80W
rating-image2.5
95W
通常利用時の最大周波数rating-image3.2
3.4GHz
rating-image1.8
2.93GHz
三次キャッシュrating-image1.8
8MB
rating-image2.5
12MB
コア数rating-image1.8
4コア
rating-image2.5
6コア

インテル Xeon E3-1270は、ソケットの形状がLGA1155で、TDPは80Wとなっています。通常利用時の最大周波数は3.4GHzで、ブースト時の最大周波数は3.8GHzと高速です。また、三次キャッシュに対応しており、三次キャッシュの容量は8MBと大きいです。コア数は4コアであり、スレッド数は8スレッドあります。これらのスペックにより、高速に処理を行うことが可能なCPUです。

インテル XEON X5670は、ソケットの形状がLGA1366で、TDPは95Wです。通常利用時の最大周波数は2.93GHzで、三次キャッシュに対応しており、三次キャッシュの容量は12MBとなっています。また、コア数は6コアと多く、高い処理能力を持っています。これらのスペックにより、高いパフォーマンスが期待できるCPUです。

総合的に見ると、インテル XEON X5670がより高い処理能力を持ち、パフォーマンスも高いことが分かります。ただし、TDPが高めであるため、消費電力が大きくなります。使用環境によっては、インテル Xeon E3-1270の方が適している場合もあります。最終的な選択は使用環境などを考慮して決めることをおすすめします。

インテル XEON X5670 と比較して インテル Xeon E3-1270 を選ぶメリット

  • 定格周波数

    64.2点(3.4GHz) vs 36.1点(2.93GHz)

インテル Xeon E3-1270 と比較して インテル XEON X5670 を選ぶメリット

  • 三次キャッシュ

    35.4点(8MB) vs 50.3点(12MB)

  • コア数

    35.2点(4コア) vs 50点(6コア)

「インテル Xeon E3-1270」と「インテル XEON X5670」を徹底比較する

基本情報について「インテル Xeon E3-1270」と「インテル XEON X5670」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPについて比べると「インテル Xeon E3-1270」は80Wであり「インテル XEON X5670」は95Wです。TDPという角度において「インテル Xeon E3-1270」は「インテル XEON X5670」と比較してどちらかといえば小さいです。最大放熱量の小ささランキングで比較すると全2005製品のなかで「インテル Xeon E3-1270」は986位で「インテル XEON X5670」は1276位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。

CPU自体の発熱を少なくできる点で「インテル Xeon E3-1270」の方が多少良いといえなくもありません。熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用する場合でも実用上の違いはほぼ無いと思います。あえて決めるなら「インテル XEON X5670」より「インテル Xeon E3-1270」ですが、基本的には気にするほどの差はほとんどありません。

TDP評価
インテル Xeon E3-1270
80W62/100
インテル XEON X5670
95W49/100

CPU性能について「インテル Xeon E3-1270」と「インテル XEON X5670」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について比べると「インテル Xeon E3-1270」は3.4GHzであるのに対して「インテル XEON X5670」は2.93GHzです。0.46GHzの差があります。「インテル XEON X5670」の定格クロック数と比べて「インテル Xeon E3-1270」はとても高いです。定格周波数ランキングで比べると2150製品の中で「インテル Xeon E3-1270」は418位で「インテル XEON X5670」は891位なのでCPUの中では差はかなり大きいと言えます。

「インテル Xeon E3-1270」はデータやアクセス処理を高速化できる点で「インテル XEON X5670」よりも秀でています。「インテル Xeon E3-1270」は複数の作業、アプリケーションを同時に処理するのに非常に向いています。実際の利用を考えると「インテル XEON X5670」と「インテル Xeon E3-1270」は体感値として遥かに大きい差があります。「インテル Xeon E3-1270」に決める上で一つの主な判断材料となるでしょう。

通常利用時の最大周波数評価
インテル Xeon E3-1270
3.4GHz64/100
インテル XEON X5670
2.93GHz36/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「インテル XEON X5670」も「インテル Xeon E3-1270」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュについて「インテル XEON X5670」と「インテル Xeon E3-1270」を比較すると「インテル XEON X5670」は12MBに対して「インテル Xeon E3-1270」は8MBです。4MBの違いがあります。「インテル XEON X5670」は「インテル Xeon E3-1270」と比較してややキャッシュ容量が多いです。三次キャッシュ容量の多さランキングで比較すると全1194製品のなかで「インテル XEON X5670」は506位で「インテル Xeon E3-1270」は695位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。

RAMのアクセスや消費量を減らすことができため、パフォーマンス全体を向上させることができる点で「インテル XEON X5670」の方がよいです。よりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのに「インテル XEON X5670」は多少おススメです。実際の利用を考えると「インテル Xeon E3-1270」と「インテル XEON X5670」は体感上多少大きい差があります。「インテル XEON X5670」は「インテル Xeon E3-1270」より良いと言えるでしょう。しかし決定的といえる程の違いはないでしょう。

三次キャッシュ評価
インテル Xeon E3-1270
8MB35/100
インテル XEON X5670
12MB50/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数を比べると「インテル XEON X5670」は6コアであるのに対して「インテル Xeon E3-1270」は4コアです。2コアの差があります。「インテル Xeon E3-1270」と比べて「インテル XEON X5670」はややコア数が多いです。コア数の多さランキングで比較すると全2152製品のなかで「インテル XEON X5670」は522位で「インテル Xeon E3-1270」は814位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。

「インテル XEON X5670」は一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「インテル Xeon E3-1270」よりも多少優れているかもしれません。「インテル XEON X5670」は同時に出来る処理作業を増やすことが出来るので、一度に色んなアプリを起動するのに多少おすすめです。実際に使うことを想定したとき「インテル XEON X5670」と「インテル Xeon E3-1270」は体感上多少大きい違いがあります。「インテル XEON X5670」は「インテル Xeon E3-1270」よりいいと言えます。ただ決定的に優れていると言える程の差はありません。

コア数評価
インテル Xeon E3-1270
4コア35/100
インテル XEON X5670
6コア50/100

「インテル Xeon E3-1270」と「インテル XEON X5670」の違いを表で比較する

インテル Xeon E3-1270インテル XEON X5670
インテル Xeon E3-1270インテル XEON X5670
基本情報
ソケットの形状LGA1155LGA1366
TDP80W95W
CPU性能
通常利用時の最大周波数3.4GHz2.93GHz
ブースト時の最大周波数3.8GHz -
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ8MB12MB
コア数4コア6コア
スレッド数8スレッド -

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