Core i5 6500 と Core i5 3570K の違いや差は?選ぶならどちらがおすすめ?

作成日時: 2020-11-18 22:06:24、更新日時: 2021-10-20 20:27:47

Core i5 3570KCore i5 6500
Core i5 3570KCore i5 6500

「Core i5 3570K」と「Core i5 6500」についてどちらの評価が優れているかについて詳しく解説。使い勝手や利便性について評価・比較しました。どちらのCPUを選んだらいいのか悩んでいるならお勧めします。

Core i5 3570KCore i5 6500
Core i5 3570KCore i5 6500
総合評価:
TDPrating-image3.2
77W
rating-image3.8
65W
通常利用時の最大周波数rating-image3.2
3.4GHz
rating-image2.5
3.2GHz
ブースト時の最大周波数rating-image1.8
3.8GHz
rating-image1.3
3.6GHz
三次キャッシュrating-image1.2
6MB
rating-image1.2
6MB
コア数rating-image1.8
4コア
rating-image1.8
4コア
スレッド数rating-image1
4スレッド
rating-image1
4スレッド

Core i5 3570KはIvy Bridgeシリーズに属し、LGA1155ソケット形状を持ち、TDPは77Wです。このCPUは、通常利用時の最大周波数が3.4GHzで、ブースト時の最大周波数は3.8GHzです。また、二次キャッシュは6.14KBで、三次キャッシュ対応であり、三次キャッシュは6MBです。このCPUは4コアを持ち、スレッド数は4スレッドで、バススピードは5GT/sです。

Core i5 6500はSkylakeシリーズに属しています。このCPUには、内蔵グラフィックスのIntel HD Graphics 530があり、LGA1151ソケット形状を持ち、TDPは65Wです。通常利用時の最大周波数は3.2GHz、ブースト時の最大周波数は3.6GHzです。また、このCPUは三次キャッシュ対応であり、三次キャッシュは6MBで、4コアを持ち、スレッド数も4スレッドです。

これら2つのCPUを比較すると、Core i5 3570KとCore i5 6500は多くの点で類似しています。はじめに、両方のCPUは4コアを持ち、スレッド数も同じであることが共通しています。次に、両方ともLGAソケットを使用しており、通常利用時の最大周波数が似ているという点も似ています。ただし、Core i5 3570Kはブースト時の最大周波数が高く、二次キャッシュが大きいという点が異なります。Core i5 6500は、内蔵グラフィックス機能があるという特徴がありますが、TDPがCore i5 3570Kよりも低く、ブースト時の最大周波数も低いという点が異なっています。

私たちは、どちらのCPUにも一長一短があると考えます。Core i5 3570Kは、高速な処理が必要な場合に最適であるかもしれませんが、TDPが高いことが欠点です。一方、Core i5 6500は内蔵グラフィックス機能があり、省電力な特性を持つため、オフィスユース等に適していると考えられます。どちらが優れているとは一概には言えませんが、目的に応じて適切に選ぶことが大切です。

総合的に見て、CPU選択にあたっては使用目的を考慮したうえで、性能や特徴を比較・検討することが重要です。

Core i5 6500 と比較して Core i5 3570K を選ぶメリット

  • 定格周波数

    64.2点(3.4GHz) vs 50.8点(3.2GHz)

  • ブースト時の周波数

    35.2点(3.8GHz) vs 26.6点(3.6GHz)

Core i5 3570K と比較して Core i5 6500 を選ぶメリット

    -

「Core i5 3570K」と「Core i5 6500」を徹底比較する

CPU性能について「Core i5 3570K」と「Core i5 6500」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について「Core i5 3570K」と「Core i5 6500」を比較すると「Core i5 3570K」は3.4GHzに対して「Core i5 6500」は3.2GHzです。0.1GHzの差があります。「Core i5 6500」の定格クロック数と比べて「Core i5 3570K」は比較的高いです。定格周波数ランキングで見てみると2150製品中「Core i5 3570K」は456位で「Core i5 6500」は613位です。ほとんど差は無いと言えます。

データやアクセス処理を高速化できる点で「Core i5 6500」より「Core i5 3570K」の方がよいです。CPUの処理速度を高速化するのに「Core i5 3570K」は多少おすすめです。実際に使う場面で「Core i5 3570K」と「Core i5 6500」の実用においての違いは比較的大きいです。「Core i5 3570K」は「Core i5 6500」よりいいですが決め手になるほどの差はないでしょう。

通常利用時の最大周波数評価
Core i5 3570K
3.4GHz64/100
Core i5 6500
3.2GHz50/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数について比較すると「Core i5 3570K」は3.8GHzであるのに対して「Core i5 6500」は3.6GHzです。ブースト時の最大周波数という角度で見ると「Core i5 6500」と比較して「Core i5 3570K」は多少高いクロック数です。ブースト時のクロック数ランキングで比較すると全727製品のなかで「Core i5 3570K」は408位で「Core i5 6500」は489位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。

「Core i5 3570K」はパソコンの処理速度を上げることができる点で「Core i5 6500」よりもわずかに良いといえなくもないでしょう。しかしながら消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップする場合でも体感上の違いはほぼ無いでしょう。どちらかといえば「Core i5 6500」より「Core i5 3570K」を選ぶべきですが基本的には体感差はほぼ感じません。

ブースト時の最大周波数評価
Core i5 3570K
3.8GHz35/100
Core i5 6500
3.6GHz26/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Core i5 6500」も「Core i5 3570K」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュを「Core i5 6500」と「Core i5 3570K」を比べると「Core i5 6500」は6MBであり「Core i5 3570K」は6MBです。「Core i5 6500」も「Core i5 3570K」もキャッシュ容量について違いがほぼゼロと言えるでしょう。三次キャッシュ容量の多さランキングで見てみると1194製品中「Core i5 3570K」は894位で「Core i5 6500」は850位です。ほとんど差は無いと言えます。

実用上の差はありません。ほかの視点で決めることをおすすめします。

三次キャッシュ評価
Core i5 3570K
6MB24/100
Core i5 6500
6MB24/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について「Core i5 6500」と「Core i5 3570K」を比較すると「Core i5 6500」は4コアであり「Core i5 3570K」は4コアです。コア数について「Core i5 3570K」も「Core i5 6500」もほとんど同じと言えます。コア数の多さランキングで見てみると2152製品中「Core i5 3570K」は1053位で「Core i5 6500」は949位です。ほとんど差は無いと言えます。

体感できるほどの差は無いです。他の視点から見て選択する方がよいでしょう。

コア数評価
Core i5 3570K
4コア35/100
Core i5 6500
4コア35/100

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数を「Core i5 3570K」と「Core i5 6500」を比較すると「Core i5 3570K」は4スレッドに対して「Core i5 6500」は4スレッドです。「Core i5 3570K」も「Core i5 6500」も同程度のスレッド数です。スレッド数の多さランキングで見てみると804製品中「Core i5 3570K」は694位で「Core i5 6500」は647位です。ほとんど差は無いと言えます。

実用上の差はありません。ほかの視点で決めるほうがいいでしょう。

スレッド数評価
Core i5 3570K
4スレッド10/100
Core i5 6500
4スレッド10/100

基本情報について「Core i5 3570K」と「Core i5 6500」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPについて比べると「Core i5 6500」は65Wであり「Core i5 3570K」は77Wです。TDPという角度において「Core i5 6500」は「Core i5 3570K」と比較してどちらかといえば小さいです。最大放熱量の小ささランキングで比較すると全2005製品のなかで「Core i5 6500」は675位で「Core i5 3570K」は926位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。

CPU自体の発熱を少なくできる点で「Core i5 6500」の方が多少良いといえなくもありません。熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用する場合でも実用上の違いはほぼ無いと思います。あえて決めるなら「Core i5 3570K」より「Core i5 6500」ですが、基本的には気にするほどの差はほとんどありません。

TDP評価
Core i5 3570K
77W64/100
Core i5 6500
65W76/100

「Core i5 3570K」と「Core i5 6500」の違いを表で比較する

Core i5 3570KCore i5 6500
画像Core i5 3570KCore i5 6500
シリーズ名Ivy BridgeSkylake
内蔵グラフィックス - Intel HD Graphics 530
ソケットの形状LGA1155LGA1151
TDP77W65W
通常利用時の最大周波数3.4GHz3.2GHz
ブースト時の最大周波数3.8GHz3.6GHz
二次キャッシュ6.14KB -
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ6MB6MB
コア数4コア4コア
スレッド数4スレッド4スレッド
バススピード5GT/s -

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