Core i7 6700 と Core i5 3570 はどっちがおすすめなのか?違いや差を徹底検証しました

作成日時: 2020-11-18 19:47:01、更新日時: 2021-10-20 17:24:13

Core i5 3570Core i7 6700
Core i5 3570Core i7 6700

「Core i7 6700」と「Core i5 3570」の違いについて評価・検証してみました。どのような面で異なるのでしょうか?「Core i5 3570」と「Core i7 6700」のどっちを選んだらいいのか検討している人におススメです。

Core i5 3570Core i7 6700
Core i5 3570Core i7 6700
総合評価:

39.1/100

(総合: 728位)

52.9/100

(総合: 293位)

TDP
64/100
76/100
通常利用時の最大周波数
64/100
64/100
三次キャッシュ
24/100
35/100
コア数
35/100
35/100

Core i7 6700 と比較して Core i5 3570 を選ぶメリット

    -

Core i5 3570 と比較して Core i7 6700 を選ぶメリット

  • 三次キャッシュ

    24.8点(6MB) vs 35.4点(8MB)

「Core i5 3570」と「Core i7 6700」を徹底比較する

基本情報について「Core i5 3570」と「Core i7 6700」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPについて比べると「Core i7 6700」は65Wに対して「Core i5 3570」は77Wです。12Wの差があります。「Core i7 6700」の放熱量は「Core i5 3570」に比べて比較的小さいです。CPU自体の発熱を少なくできる点で「Core i7 6700」の方が良いです。「Core i7 6700」は熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのにややおすすめです。実際の利用を想定したとき「Core i7 6700」と「Core i5 3570」の体感上の違いはどちらかといえば大きいです。「Core i7 6700」は「Core i5 3570」よりいいでしょう。ただ決定的といえるくらいの差はないです。

TDP評価
Core i5 3570
77W64/100
Core i7 6700
65W76/100

CPU性能について「Core i5 3570」と「Core i7 6700」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について「Core i7 6700」と「Core i5 3570」を比較すると「Core i7 6700」は3.4GHzに対して「Core i5 3570」は3.4GHzです。「Core i7 6700」の定格クロック数は「Core i5 3570」と同じくらいです。感覚的にわかるほどの差はありません。ほかの角度で決めるほうがよさそうです。

通常利用時の最大周波数評価
Core i5 3570
3.4GHz64/100
Core i7 6700
3.4GHz64/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Core i7 6700」も「Core i5 3570」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュを比較すると「Core i7 6700」は8MBで「Core i5 3570」は6MBです。「Core i7 6700」のキャッシュ容量の方が「Core i5 3570」よりも多少多いです。「Core i7 6700」は中間の計算結果を多く待避出来るので、複雑な計算をより早くできる点で「Core i5 3570」よりも無難と言えるでしょう。しかしながらよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用する場合でも基本的にどちらを選んでも大したことはないくらいの差だと思います。数値としては「Core i7 6700」の方が多いですが通常利用において気にするほどの違いはほぼないでしょう。

三次キャッシュ評価
Core i5 3570
6MB24/100
Core i7 6700
8MB35/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について「Core i7 6700」と「Core i5 3570」を比較すると「Core i7 6700」は4コアであり「Core i5 3570」は4コアです。コア数について「Core i5 3570」も「Core i7 6700」もほとんど同じと言えます。体感できるほどの差は無いです。他の視点から見て選択する方がよいでしょう。

コア数評価
Core i5 3570
4コア35/100
Core i7 6700
4コア35/100

「Core i5 3570」と「Core i7 6700」の違いを表で比較する

Core i5 3570Core i7 6700
Core i5 3570Core i7 6700
基本情報
シリーズ名Ivy BridgeSkylake
内蔵グラフィックス - Intel HD Graphics 530
ソケットの形状LGA1155LGA1151
TDP77W65W
CPU性能
通常利用時の最大周波数3.4GHz3.4GHz
ブースト時の最大周波数3.8GHz -
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ6MB8MB
コア数4コア4コア
スレッド数4スレッド -
バススピード5GT/s -

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