インテル Xeon W-1290 と Core i5 3570 はどっちがおすすめなのか?違いや差を徹底検証しました

作成日時: 2020-11-18 18:40:55、更新日時: 2021-10-20 15:30:24

Core i5 3570インテル Xeon W-1290
Core i5 3570インテル Xeon W-1290

「Core i5 3570」と「インテル Xeon W-1290」についてどちらの評価が優れているかについて詳しく解説。使い勝手や利便性について評価・比較しました。どちらのCPUを選んだらいいのか悩んでいるならお勧めします。

Core i5 3570インテル Xeon W-1290
Core i5 3570インテル Xeon W-1290
総合評価:
TDPrating-image3.2
77W
rating-image3.1
80W
通常利用時の最大周波数rating-image3.2
3.4GHz
rating-image2.5
3.2GHz
ブースト時の最大周波数rating-image1.8
3.8GHz
rating-image4.9
5.2GHz
三次キャッシュrating-image1.2
6MB
rating-image3.5
20MB
コア数rating-image1.8
4コア
rating-image3.4
10コア
スレッド数rating-image1
4スレッド
rating-image3.3
20スレッド

インテル Xeon W-1290 と比較して Core i5 3570 を選ぶメリット

  • 定格周波数

    64.2点(3.4GHz) vs 50.8点(3.2GHz)

Core i5 3570 と比較して インテル Xeon W-1290 を選ぶメリット

  • ブースト時の周波数

    35.2点(3.8GHz) vs 98.7点(5.2GHz)

  • 三次キャッシュ

    24.8点(6MB) vs 69.2点(20MB)

  • コア数

    35.2点(4コア) vs 68.6点(10コア)

  • スレッド数

    10.6点(4スレッド) vs 66.5点(20スレッド)

  • マルチスレッド対応

「Core i5 3570」と「インテル Xeon W-1290」を徹底比較する

基本情報について「Core i5 3570」と「インテル Xeon W-1290」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPについて比べると「Core i5 3570」は77Wであり「インテル Xeon W-1290」は80Wです。TDPという角度において「Core i5 3570」は「インテル Xeon W-1290」と比較してどちらかといえば小さいです。CPU自体の発熱を少なくできる点で「Core i5 3570」の方が多少良いといえなくもありません。熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用する場合でも実用上の違いはほぼ無いと思います。あえて決めるなら「インテル Xeon W-1290」より「Core i5 3570」ですが、基本的には気にするほどの差はほとんどありません。

TDP評価
Core i5 3570
77W64/100
インテル Xeon W-1290
80W62/100

CPU性能について「Core i5 3570」と「インテル Xeon W-1290」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について比べると「Core i5 3570」は3.4GHzであるのに対して「インテル Xeon W-1290」は3.2GHzです。0.1GHzの差があります。「インテル Xeon W-1290」の定格クロック数と比べて「Core i5 3570」はとても高いです。「Core i5 3570」はデータやアクセス処理を高速化できる点で「インテル Xeon W-1290」よりも秀でています。CPUの処理速度を高速化するのに「Core i5 3570」はとても向いています。実際の利用を考えると「インテル Xeon W-1290」と「Core i5 3570」は体感値として遥かに大きい差があります。「Core i5 3570」に決める上で一つの主な判断材料となるでしょう。

通常利用時の最大周波数評価
Core i5 3570
3.4GHz64/100
インテル Xeon W-1290
3.2GHz50/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数について比べると「Core i5 3570」は3.8GHzであり「インテル Xeon W-1290」は5.2GHzです。1.4GHzもの差があります。ブースト時の最大周波数という角度で見ると「Core i5 3570」と比較して「インテル Xeon W-1290」は非常に高いです。パソコンの処理速度を上げることができる点で「インテル Xeon W-1290」の方が「Core i5 3570」よりも秀でています。消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップするのに「インテル Xeon W-1290」はとても適しています。実際に利用する上で「インテル Xeon W-1290」と「Core i5 3570」の実用上の違いはかなり大きいです。「インテル Xeon W-1290」にする上で主な判断材料の一つとなると思います。

ブースト時の最大周波数評価
Core i5 3570
3.8GHz35/100
インテル Xeon W-1290
5.2GHz98/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「インテル Xeon W-1290」も「Core i5 3570」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュについて「インテル Xeon W-1290」と「Core i5 3570」を比べると「インテル Xeon W-1290」は20MBに対して「Core i5 3570」は6MBです。14MBもの差があります。三次キャッシュという視点において「インテル Xeon W-1290」は「Core i5 3570」より非常に多いキャッシュ容量です。「インテル Xeon W-1290」はRAMのアクセスや消費量を減らすことができため、パフォーマンス全体を向上させることができる点で「Core i5 3570」よりも秀でているでしょう。「インテル Xeon W-1290」はよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのにかなり向いています。実際に使う場面で「Core i5 3570」と比べて「インテル Xeon W-1290」は遥かに秀でていると言えます。「インテル Xeon W-1290」にする上で主な理由の一つになります。

三次キャッシュ評価
Core i5 3570
6MB24/100
インテル Xeon W-1290
20MB69/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について比べると「Core i5 3570」は4コアに対して「インテル Xeon W-1290」は10コアです。6コアの違いがあります。「Core i5 3570」より「インテル Xeon W-1290」の方がとてもコア数が多いです。一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「インテル Xeon W-1290」の方が秀でていると言えます。「インテル Xeon W-1290」は複数の動画のエンコードのような作業をするのにかなりオススメです。実際に使う場面で「Core i5 3570」と「インテル Xeon W-1290」の体感値としての差は遥かに大きいです。「インテル Xeon W-1290」を選ぶための一つの重要な決め手となると思います。

コア数評価
Core i5 3570
4コア35/100
インテル Xeon W-1290
10コア68/100

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数について「Core i5 3570」と「インテル Xeon W-1290」を比べると「Core i5 3570」は4スレッドであり「インテル Xeon W-1290」は20スレッドです。16スレッドもの差があります。「Core i5 3570」と比べて「インテル Xeon W-1290」は非常に多いです。待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「インテル Xeon W-1290」の方が優れているでしょう。「インテル Xeon W-1290」は複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに非常におすすめです。実際に使うことを想定したとき「Core i5 3570」と比べて「インテル Xeon W-1290」はとても優れていると言えます。「インテル Xeon W-1290」を選ぶ主な判断材料の一つになります。

スレッド数評価
Core i5 3570
4スレッド10/100
インテル Xeon W-1290
20スレッド66/100

「Core i5 3570」と「インテル Xeon W-1290」の違いを表で比較する

Core i5 3570インテル Xeon W-1290
Core i5 3570インテル Xeon W-1290
基本情報
シリーズ名Ivy BridgeComet Lake
内蔵グラフィックス - Intel UHD Graphics P630
ソケットの形状LGA1155LGA1200
TDP77W80W
CPU性能
通常利用時の最大周波数3.4GHz3.2GHz
ブースト時の最大周波数3.8GHz5.2GHz
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ6MB20MB
コア数4コア10コア
マルチスレッド対応 -
スレッド数4スレッド20スレッド
バススピード5GT/s -

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