Core i7 6700K と Ryzen 9 5900X はどっちがおすすめなのか?違いや差を徹底検証しました

作成日時: 2020-11-09 17:56:27

Ryzen 9 5900XCore i7 6700K
Ryzen 9 5900XCore i7 6700K
Ryzen 9 5900XCore i7 6700K
Ryzen 9 5900XCore i7 6700K
総合評価:

79.1/100

(総合: 15位)

52.6/100

(総合: 394位)

TDP
42/100
52/100
通常利用時の最大周波数
88/100
98/100
ブースト時の最大周波数
97/100
59/100
三次キャッシュ
97/100
35/100
コア数
75/100
35/100
スレッド数
72/100
34/100

Core i7 6700K と比較して Ryzen 9 5900X を選ぶメリット

  • ブースト時の周波数

    98点(4.8GHz) vs 59.3点(4.2GHz)

  • 三次キャッシュ

    97.9点(64MB) vs 35.4点(8MB)

  • コア数

    75.2点(12コア) vs 35.2点(4コア)

  • スレッド数

    72.8点(24スレッド) vs 34.7点(8スレッド)

  • 二次キャッシュ対応

Ryzen 9 5900X と比較して Core i7 6700K を選ぶメリット

  • 定格周波数

    89点(3.7GHz) vs 98点(4GHz)

「Ryzen 9 5900X」と「Core i7 6700K」を徹底比較する

CPU性能について「Ryzen 9 5900X」と「Core i7 6700K」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について「Core i7 6700K」と「Ryzen 9 5900X」を比較すると「Core i7 6700K」は4GHzに対して「Ryzen 9 5900X」は3.7GHzです。0.2GHzの差があります。「Ryzen 9 5900X」の定格クロック数と比べて「Core i7 6700K」は比較的高いです。定格周波数ランキングで見てみると2150製品中「Ryzen 9 5900X」は126位で「Core i7 6700K」は47位です。ほとんど差は無いと言えます。

データやアクセス処理を高速化できる点で「Ryzen 9 5900X」より「Core i7 6700K」の方がよいです。「Core i7 6700K」は複数の作業、アプリケーションを同時に処理するのに比較的おススメです。実際に使う場面で「Core i7 6700K」と「Ryzen 9 5900X」の実用においての違いは比較的大きいです。「Core i7 6700K」は「Ryzen 9 5900X」よりいいですが決め手になるほどの差はないでしょう。

通常利用時の最大周波数評価
Ryzen 9 5900X
3.7GHz88/100
Core i7 6700K
4GHz98/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数について比べると「Core i7 6700K」は4.2GHzであり「Ryzen 9 5900X」は4.8GHzです。0.5GHzもの差があります。ブースト時の最大周波数という角度で見ると「Core i7 6700K」と比較して「Ryzen 9 5900X」は非常に高いです。ブースト時のクロック数ランキングで比べると727製品の中で「Ryzen 9 5900X」は99位で「Core i7 6700K」は263位なのでCPUの中では差はかなり大きいと言えます。

パソコンの処理速度を上げることができる点で「Ryzen 9 5900X」の方が「Core i7 6700K」よりも秀でています。消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップするのに「Ryzen 9 5900X」はとても適しています。実際に利用する上で「Ryzen 9 5900X」と「Core i7 6700K」の実用上の違いはかなり大きいです。「Ryzen 9 5900X」にする上で主な判断材料の一つとなると思います。

ブースト時の最大周波数評価
Ryzen 9 5900X
4.8GHz97/100
Core i7 6700K
4.2GHz59/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Core i7 6700K」も「Ryzen 9 5900X」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュについて「Ryzen 9 5900X」と「Core i7 6700K」を比べると「Ryzen 9 5900X」は64MBに対して「Core i7 6700K」は8MBです。56MBもの差があります。三次キャッシュという視点において「Ryzen 9 5900X」は「Core i7 6700K」より非常に多いキャッシュ容量です。三次キャッシュ容量の多さランキングで比べると全1194製品中「Ryzen 9 5900X」は58位であるのに対し「Core i7 6700K」は647位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

「Ryzen 9 5900X」はRAMのアクセスや消費量を減らすことができため、パフォーマンス全体を向上させることができる点で「Core i7 6700K」よりも秀でているでしょう。「Ryzen 9 5900X」はよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのにかなり向いています。実際に使う場面で「Core i7 6700K」と比べて「Ryzen 9 5900X」は遥かに秀でていると言えます。「Ryzen 9 5900X」にする上で主な理由の一つになります。

三次キャッシュ評価
Ryzen 9 5900X
64MB97/100
Core i7 6700K
8MB35/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について比べると「Core i7 6700K」は4コアに対して「Ryzen 9 5900X」は12コアです。8コアの違いがあります。「Core i7 6700K」より「Ryzen 9 5900X」の方がとてもコア数が多いです。コア数の多さランキングで比べると2152製品の中で「Ryzen 9 5900X」は208位で「Core i7 6700K」は724位なのでCPUの中では差はかなり大きいと言えます。

一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Ryzen 9 5900X」の方が秀でていると言えます。「Ryzen 9 5900X」は同時に出来る処理作業を増やすことが出来るので、一度に色んなアプリを起動するのにかなりオススメです。実際に使う場面で「Core i7 6700K」と「Ryzen 9 5900X」の体感値としての差は遥かに大きいです。「Ryzen 9 5900X」を選ぶための一つの重要な決め手となると思います。

コア数評価
Ryzen 9 5900X
12コア75/100
Core i7 6700K
4コア35/100

マルチスレッド対応について

マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。

「Core i7 6700K」も「Ryzen 9 5900X」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため高度な演算処理や、多数のプログラムを同時に処理できる点で秀でています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数について「Core i7 6700K」と「Ryzen 9 5900X」を比べると「Core i7 6700K」は8スレッドであり「Ryzen 9 5900X」は24スレッドです。16スレッドもの差があります。「Core i7 6700K」と比べて「Ryzen 9 5900X」は非常に多いです。スレッド数の多さランキングで比べると全804製品中「Ryzen 9 5900X」は175位であるのに対し「Core i7 6700K」は456位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Ryzen 9 5900X」の方が優れているでしょう。「Ryzen 9 5900X」は複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに非常におすすめです。実際に使うことを想定したとき「Core i7 6700K」と比べて「Ryzen 9 5900X」はとても優れていると言えます。「Ryzen 9 5900X」を選ぶ主な判断材料の一つになります。

スレッド数評価
Ryzen 9 5900X
24スレッド72/100
Core i7 6700K
8スレッド34/100

基本情報について「Ryzen 9 5900X」と「Core i7 6700K」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPについて比べると「Core i7 6700K」は91Wであり「Ryzen 9 5900X」は105Wです。TDPという角度において「Core i7 6700K」は「Ryzen 9 5900X」と比較してどちらかといえば小さいです。最大放熱量の小ささランキングで比較すると全2005製品のなかで「Core i7 6700K」は1188位で「Ryzen 9 5900X」は1473位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。

CPU自体の発熱を少なくできる点で「Core i7 6700K」の方が多少良いといえなくもありません。熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用する場合でも実用上の違いはほぼ無いと思います。あえて決めるなら「Ryzen 9 5900X」より「Core i7 6700K」ですが、基本的には気にするほどの差はほとんどありません。

TDP評価
Ryzen 9 5900X
105W42/100
Core i7 6700K
91W52/100

「Ryzen 9 5900X」と「Core i7 6700K」の違いを表で比較する

Ryzen 9 5900XCore i7 6700K
画像Ryzen 9 5900XCore i7 6700K
シリーズ名 - Skylake
内蔵グラフィックス - Intel HD Graphics 530
ソケットの形状Socket AM4LGA1151
TDP105W91W
通常利用時の最大周波数3.7GHz4GHz
ブースト時の最大周波数4.8GHz4.2GHz
二次キャッシュ対応 -
二次キャッシュ6MB -
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ64MB8MB
コア数12コア4コア
マルチスレッド対応
スレッド数24スレッド8スレッド

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