Ryzen 5 5600X と Ryzen 7 5800X はどっちがおすすめなのか?違いや差を徹底検証しました
作成日時: 2020-11-08 16:09:16、更新日時: 2021-10-20 17:08:41
「Ryzen 5 5600X」と「Ryzen 7 5800X」を比較したときの違いや差について評価/比較。何がどういう点で違うのでしょうか。重要な観点から詳しく解説比較。
Ryzen 7 5800X | Ryzen 5 5600X | |||
総合評価: | 72.4/100 (総合: 46位) | 71.5/100 (総合: 36位) | ||
TDP | 42/100 | 76/100 | ||
通常利用時の最大周波数 | 97/100 | 88/100 | ||
ブースト時の最大周波数 | 97/100 | 97/100 | ||
二次キャッシュ | 62/100 | 51/100 | ||
三次キャッシュ | 86/100 | 86/100 | ||
コア数 | 60/100 | 50/100 | ||
スレッド数 | 58/100 | 48/100 | ||
Ryzen 7 5800Xは、Socket AM4の形状であり、TDPは105Wです。通常利用時の最大周波数は3.8GHzであり、ブースト時の最大周波数は4.7GHzです。このCPUは二次キャッシュ対応であり、二次キャッシュは4MB、三次キャッシュ対応であり、三次キャッシュは32MBです。さらに、このCPUは8コアを備えており、マルチスレッド対応であり、スレッド数は16スレッドとなります。
Ryzen 5 5600Xは、Socket AM4の形状であり、TDPは65Wです。通常利用時の最大周波数は3.7GHzであり、ブースト時の最大周波数は4.6GHzです。このCPUは二次キャッシュ対応であり、二次キャッシュは3MB、三次キャッシュ対応であり、三次キャッシュは32MBです。また、このCPUは6コアを備えており、マルチスレッド対応であり、スレッド数は12スレッドとなります。
両方のCPUは、Socket AM4の形状を持ち、三次キャッシュは32MBであることが共通しています。しかし、Ryzen 7 5800XのTDPが105Wであるのに対し、Ryzen 5 5600XのTDPは65Wとなっています。また、Ryzen 7 5800Xは8コアを持つのに対し、Ryzen 5 5600Xは6コアを持っています。これらの差異は、CPUの性能に影響を与える可能性があります。
なお、CPUを選択する際には、自分が使用する目的に応じた性能を考慮する必要があります。また、CPUの性能に応じて価格も異なるため、予算に合わせた選択が必要となります。
総合的に見て、Ryzen 7 5800XとRyzen 5 5600Xはそれぞれの特性を持ったCPUであり、目的や予算に応じて適切に選択することが重要です。
「Ryzen 7 5800X」と「Ryzen 5 5600X」を徹底比較する
基本情報について「Ryzen 7 5800X」と「Ryzen 5 5600X」を比較
TDPについて
TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。
TDPについて比べると「Ryzen 5 5600X」は65Wで「Ryzen 7 5800X」は105Wです。40Wもの差があります。「Ryzen 7 5800X」と比べて「Ryzen 5 5600X」はかなり小さいです。最大放熱量の小ささランキングで比べると全2005製品中「Ryzen 5 5600X」は462位であるのに対し「Ryzen 7 5800X」は1480位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。
「Ryzen 5 5600X」はCPU自体の発熱を少なくできる点で「Ryzen 7 5800X」よりも優れていると言えます。熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのに「Ryzen 5 5600X」はかなりオススメです。実際の利用を想定したとき「Ryzen 5 5600X」の方が「Ryzen 7 5800X」よりも非常に優れているでしょう。「Ryzen 5 5600X」を選ぶ上で重要な判断材料の一つとなるでしょう。
CPU性能について「Ryzen 7 5800X」と「Ryzen 5 5600X」を比較
通常利用時の最大周波数について
通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。
通常利用時の最大周波数を「Ryzen 5 5600X」と「Ryzen 7 5800X」を比較すると「Ryzen 5 5600X」は3.7GHzであり「Ryzen 7 5800X」は3.8GHzです。「Ryzen 7 5800X」の方が「Ryzen 5 5600X」よりもわずかに定格クロック数が高いです。定格周波数ランキングで見てみると2150製品中「Ryzen 7 5800X」は80位で「Ryzen 5 5600X」は128位です。ほとんど差は無いと言えます。
データやアクセス処理を高速化できる点で「Ryzen 7 5800X」の方がどちらかといえば良いといえなくもないでしょう。しかしながら複数の作業、アプリケーションを同時に処理する場合でも実感上の違いはほとんど無いと思います。数値的には「Ryzen 7 5800X」の方が「Ryzen 5 5600X」より高いですが、体感できるほどの違いはほぼありません。
ブースト時の最大周波数について
ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。
ブースト時の最大周波数を「Ryzen 5 5600X」と「Ryzen 7 5800X」を比較すると「Ryzen 5 5600X」は4.6GHzで「Ryzen 7 5800X」は4.7GHzです。「Ryzen 5 5600X」も「Ryzen 7 5800X」も同じくらいのクロック数です。ブースト時のクロック数ランキングで見てみると727製品中「Ryzen 7 5800X」は121位で「Ryzen 5 5600X」は142位です。ほとんど差は無いと言えます。
体感できるほどの違いは無いです。別の角度から比較するほうがいいでしょう。
二次キャッシュ対応について
二次キャッシュに対応しているCPUはメインメモリのアクセスを減らして処理を速めることができる点で使い勝手が良いです。特に処理速度を高速にするようなときにおすすめです。
「Ryzen 7 5800X」も「Ryzen 5 5600X」も二次キャッシュに対応しているCPUです。そのため記憶情報を素早く利用できる点で優れています。どちらもメモリがボトルネックとなってCPUの処理が阻害されることを防止するのに向いています。
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二次キャッシュについて
二次キャッシュが多いCPUは沢山の容量のデータのメモリを処理することができる点で使い勝手が良いです。例えば動画編集のような作業でも、素早く処理するといったときで役立ちます。
二次キャッシュについて「Ryzen 7 5800X」と「Ryzen 5 5600X」を比べると「Ryzen 7 5800X」は4MBであるのに対して「Ryzen 5 5600X」は3MBです。「Ryzen 5 5600X」と比較して「Ryzen 7 5800X」はわずかに多いです。二次キャッシュ容量の多さランキングで比較すると全1248製品のなかで「Ryzen 7 5800X」は288位で「Ryzen 5 5600X」は434位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。
メインメモリへのアクセスを減らすことができる点で「Ryzen 5 5600X」より「Ryzen 7 5800X」の方が無難でしょう。しかしながら複数動作を安定して稼働する場合でもよっぽど気になる人でないとわからないくらいの違いだと思います。強いて言えば「Ryzen 5 5600X」より「Ryzen 7 5800X」を選ぶ方がいいですが、基本的には気にするほどの差はほとんどないでしょう。
三次キャッシュ対応について
三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。
「Ryzen 5 5600X」も「Ryzen 7 5800X」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。
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三次キャッシュについて
三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。
三次キャッシュを「Ryzen 5 5600X」と「Ryzen 7 5800X」を比べると「Ryzen 5 5600X」は32MBであり「Ryzen 7 5800X」は32MBです。「Ryzen 5 5600X」も「Ryzen 7 5800X」もキャッシュ容量について違いがほぼゼロと言えるでしょう。三次キャッシュ容量の多さランキングで見てみると1194製品中「Ryzen 7 5800X」は158位で「Ryzen 5 5600X」は156位です。ほとんど差は無いと言えます。
実用上の差はありません。ほかの視点で決めることをおすすめします。
コア数について
コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。
コア数について比較すると「Ryzen 7 5800X」は8コアで「Ryzen 5 5600X」は6コアです。コア数について「Ryzen 5 5600X」より「Ryzen 7 5800X」の方が多少多いです。コア数の多さランキングで見てみると2152製品中「Ryzen 7 5800X」は303位で「Ryzen 5 5600X」は428位です。ほとんど差は無いと言えます。
一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Ryzen 7 5800X」の方が「Ryzen 5 5600X」よりもどちらかといえば良いといえなくもないでしょう。しかしながら同時に出来る処理作業を増やすことが出来るので、一度に色んなアプリを起動する場合でも実用上の違いはほとんど無いと思います。数値的には「Ryzen 5 5600X」より「Ryzen 7 5800X」の方が多いですが通常の利用において気にするほどの違いはほとんどありません。
マルチスレッド対応について
マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。
「Ryzen 5 5600X」も「Ryzen 7 5800X」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため多くのタスクを一つのコアで同時に実行できる点で優れています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。
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スレッド数について
スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。
スレッド数を「Ryzen 7 5800X」と「Ryzen 5 5600X」を比べると「Ryzen 7 5800X」は16スレッドであり「Ryzen 5 5600X」は12スレッドです。「Ryzen 5 5600X」と比較して「Ryzen 7 5800X」はわずかに多いです。スレッド数の多さランキングで見てみると804製品中「Ryzen 7 5800X」は246位で「Ryzen 5 5600X」は325位です。ほとんど差は無いと言えます。
「Ryzen 7 5800X」は待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Ryzen 5 5600X」よりもどちらかといえば良いです。複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行する場合でもハッキリと体感できるほどの違いはないだと思われます。数値としては「Ryzen 7 5800X」の方が多いですが、通常利用において体感できるほどの差はほぼないでしょう。
「Ryzen 7 5800X」と「Ryzen 5 5600X」の違いを表で比較する
Ryzen 7 5800X | Ryzen 5 5600X | |
画像 | ||
ソケットの形状 | Socket AM4 | Socket AM4 |
TDP | 105W | 65W |
通常利用時の最大周波数 | 3.8GHz | 3.7GHz |
ブースト時の最大周波数 | 4.7GHz | 4.6GHz |
二次キャッシュ対応 | ○ | ○ |
二次キャッシュ | 4MB | 3MB |
三次キャッシュ対応 | ○ | ○ |
三次キャッシュ | 32MB | 32MB |
コア数 | 8コア | 6コア |
マルチスレッド対応 | ○ | ○ |
スレッド数 | 16スレッド | 12スレッド |
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