Core i7 10700KF と Ryzen 7 5800X はどっちがおすすめなのか?違いや差を徹底検証しました
作成日時: 2020-11-08 15:14:45、更新日時: 2021-10-20 21:31:45
「Core i7 10700KF」と「Ryzen 7 5800X」はどちらがいいのか?どちらを選んだ方がいいのかを解説レビュー。どっちが良いのかを比較してみました。
Ryzen 7 5800X | Core i7 10700KF | |||
総合評価: | 3.6 (総合: 46位) | 3.4 (総合: 115位) | ||
TDP | 2.1 105W | 1.5 125W | ||
通常利用時の最大周波数 | 4.9 3.8GHz | 4.9 3.8GHz | ||
ブースト時の最大周波数 | 4.9 4.7GHz | 4.9 5.1GHz | ||
三次キャッシュ | 4.3 32MB | 3.0 16MB | ||
コア数 | 3.0 8コア | 3.0 8コア | ||
スレッド数 | 2.9 16スレッド | 2.9 16スレッド | ||
「Ryzen 7 5800X」と「Core i7 10700KF」を徹底比較する
CPU性能について「Ryzen 7 5800X」と「Core i7 10700KF」を比較
通常利用時の最大周波数について
通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。
通常利用時の最大周波数について「Core i7 10700KF」と「Ryzen 7 5800X」を比較すると「Core i7 10700KF」は3.8GHzに対して「Ryzen 7 5800X」は3.8GHzです。「Core i7 10700KF」の定格クロック数は「Ryzen 7 5800X」と同じくらいです。感覚的にわかるほどの差はありません。ほかの角度で決めるほうがよさそうです。
ブースト時の最大周波数について
ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。
ブースト時の最大周波数を「Core i7 10700KF」と「Ryzen 7 5800X」を比較すると「Core i7 10700KF」は5.1GHzで「Ryzen 7 5800X」は4.7GHzです。「Core i7 10700KF」も「Ryzen 7 5800X」も同じくらいのクロック数です。体感できるほどの違いは無いです。別の角度から比較するほうがいいでしょう。
三次キャッシュ対応について
三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。
「Core i7 10700KF」も「Ryzen 7 5800X」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。
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三次キャッシュについて
三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。
三次キャッシュについて「Ryzen 7 5800X」と「Core i7 10700KF」を比べると「Ryzen 7 5800X」は32MBに対して「Core i7 10700KF」は16MBです。16MBもの差があります。三次キャッシュという視点において「Ryzen 7 5800X」は「Core i7 10700KF」より非常に多いキャッシュ容量です。「Ryzen 7 5800X」はRAMのアクセスや消費量を減らすことができため、パフォーマンス全体を向上させることができる点で「Core i7 10700KF」よりも秀でているでしょう。「Ryzen 7 5800X」はよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのにかなり向いています。実際に使う場面で「Core i7 10700KF」と比べて「Ryzen 7 5800X」は遥かに秀でていると言えます。「Ryzen 7 5800X」にする上で主な理由の一つになります。
コア数について
コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。
コア数について「Core i7 10700KF」と「Ryzen 7 5800X」を比較すると「Core i7 10700KF」は8コアであり「Ryzen 7 5800X」は8コアです。コア数について「Ryzen 7 5800X」も「Core i7 10700KF」もほとんど同じと言えます。体感できるほどの差は無いです。他の視点から見て選択する方がよいでしょう。
マルチスレッド対応について
マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。
「Core i7 10700KF」も「Ryzen 7 5800X」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため高度な演算処理や、多数のプログラムを同時に処理できる点で秀でています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。
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スレッド数について
スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。
スレッド数を「Ryzen 7 5800X」と「Core i7 10700KF」を比較すると「Ryzen 7 5800X」は16スレッドに対して「Core i7 10700KF」は16スレッドです。「Ryzen 7 5800X」も「Core i7 10700KF」も同程度のスレッド数です。実用上の差はありません。ほかの視点で決めるほうがいいでしょう。
基本情報について「Ryzen 7 5800X」と「Core i7 10700KF」を比較
TDPについて
TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。
TDPについて比べると「Ryzen 7 5800X」は105Wに対して「Core i7 10700KF」は125Wです。20Wの差があります。「Ryzen 7 5800X」の放熱量は「Core i7 10700KF」に比べて比較的小さいです。CPU自体の発熱を少なくできる点で「Ryzen 7 5800X」の方が良いです。「Ryzen 7 5800X」は熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのにややおすすめです。実際の利用を想定したとき「Ryzen 7 5800X」と「Core i7 10700KF」の体感上の違いはどちらかといえば大きいです。「Ryzen 7 5800X」は「Core i7 10700KF」よりいいでしょう。ただ決定的といえるくらいの差はないです。
「Ryzen 7 5800X」と「Core i7 10700KF」の違いを表で比較する
Ryzen 7 5800X | Core i7 10700KF | |
画像 | ||
シリーズ名 | - | Comet Lake |
ソケットの形状 | Socket AM4 | LGA1200 |
TDP | 105W | 125W |
通常利用時の最大周波数 | 3.8GHz | 3.8GHz |
ブースト時の最大周波数 | 4.7GHz | 5.1GHz |
二次キャッシュ対応 | ○ | - |
二次キャッシュ | 4MB | - |
三次キャッシュ対応 | ○ | ○ |
三次キャッシュ | 32MB | 16MB |
コア数 | 8コア | 8コア |
マルチスレッド対応 | ○ | ○ |
スレッド数 | 16スレッド | 16スレッド |
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