Core i3 10300 と Ryzen 5 5600X はどっちがおすすめなのか?違いや差を徹底検証しました

作成日時: 2020-11-05 20:21:40、更新日時: 2021-10-20 20:59:38

Ryzen 5 5600XCore i3 10300
Ryzen 5 5600XCore i3 10300

「Ryzen 5 5600X」と「Core i3 10300」についてどちらの評価が優れているかについて詳しく解説。使い勝手や利便性について評価・比較しました。どちらのCPUを選んだらいいのか悩んでいるならお勧めします。

Ryzen 5 5600XCore i3 10300
Ryzen 5 5600XCore i3 10300
総合評価:
TDPrating-image3.8
65W
rating-image3.8
65W
通常利用時の最大周波数rating-image4.4
3.7GHz
rating-image4.4
3.7GHz
ブースト時の最大周波数rating-image4.9
4.6GHz
rating-image3.8
4.4GHz
三次キャッシュrating-image4.3
32MB
rating-image1.8
8MB
コア数rating-image2.5
6コア
rating-image1.8
4コア
スレッド数rating-image2.4
12スレッド
rating-image1.7
8スレッド

Core i3 10300 と比較して Ryzen 5 5600X を選ぶメリット

  • ブースト時の周波数

    97.7点(4.6GHz) vs 75.5点(4.4GHz)

  • 三次キャッシュ

    86.5点(32MB) vs 35.4点(8MB)

  • コア数

    50点(6コア) vs 35.2点(4コア)

  • スレッド数

    48.8点(12スレッド) vs 34.7点(8スレッド)

  • 二次キャッシュ対応

Ryzen 5 5600X と比較して Core i3 10300 を選ぶメリット

    -

「Ryzen 5 5600X」と「Core i3 10300」を徹底比較する

基本情報について「Ryzen 5 5600X」と「Core i3 10300」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPを「Ryzen 5 5600X」と「Core i3 10300」を比べると「Ryzen 5 5600X」は65Wに対して「Core i3 10300」は65Wです。「Core i3 10300」も「Ryzen 5 5600X」も違いはほぼゼロと言えます。実用上の差はありません。ほかの観点から比較するほうがよいでしょう。

TDP評価
Ryzen 5 5600X
65W76/100
Core i3 10300
65W76/100

CPU性能について「Ryzen 5 5600X」と「Core i3 10300」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について「Core i3 10300」と「Ryzen 5 5600X」を比較すると「Core i3 10300」は3.7GHzに対して「Ryzen 5 5600X」は3.7GHzです。「Core i3 10300」の定格クロック数は「Ryzen 5 5600X」と同じくらいです。感覚的にわかるほどの差はありません。ほかの角度で決めるほうがよさそうです。

通常利用時の最大周波数評価
Ryzen 5 5600X
3.7GHz88/100
Core i3 10300
3.7GHz88/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数について比べると「Core i3 10300」は4.4GHzであり「Ryzen 5 5600X」は4.6GHzです。0.1GHzもの差があります。ブースト時の最大周波数という角度で見ると「Core i3 10300」と比較して「Ryzen 5 5600X」は非常に高いです。負荷のあるものを簡単に処理することができる点で「Ryzen 5 5600X」の方が秀でているでしょう。消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップするのに「Ryzen 5 5600X」はとても適しています。実際に利用する上で「Ryzen 5 5600X」と「Core i3 10300」の実用上の違いはかなり大きいです。「Ryzen 5 5600X」にする上で主な判断材料の一つとなると思います。

ブースト時の最大周波数評価
Ryzen 5 5600X
4.6GHz97/100
Core i3 10300
4.4GHz75/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Core i3 10300」も「Ryzen 5 5600X」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュについて「Ryzen 5 5600X」と「Core i3 10300」を比べると「Ryzen 5 5600X」は32MBに対して「Core i3 10300」は8MBです。24MBもの差があります。三次キャッシュという視点において「Ryzen 5 5600X」は「Core i3 10300」より非常に多いキャッシュ容量です。「Ryzen 5 5600X」は中間の計算結果を多く待避出来るので、複雑な計算をより早くできる点で「Core i3 10300」よりも優れていると言えます。「Ryzen 5 5600X」はよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのにかなり向いています。実際に使う場面で「Core i3 10300」と比べて「Ryzen 5 5600X」は遥かに秀でていると言えます。「Ryzen 5 5600X」にする上で主な理由の一つになります。

三次キャッシュ評価
Ryzen 5 5600X
32MB86/100
Core i3 10300
8MB35/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数を比べると「Ryzen 5 5600X」は6コアであるのに対して「Core i3 10300」は4コアです。2コアの差があります。「Core i3 10300」と比べて「Ryzen 5 5600X」はややコア数が多いです。「Ryzen 5 5600X」は一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Core i3 10300」よりも多少優れているかもしれません。「Ryzen 5 5600X」は同時に出来る処理作業を増やすことが出来るので、一度に色んなアプリを起動するのに多少おすすめです。実際に使うことを想定したとき「Ryzen 5 5600X」と「Core i3 10300」は体感上多少大きい違いがあります。「Ryzen 5 5600X」は「Core i3 10300」よりいいと言えます。ただ決定的に優れていると言える程の差はありません。

コア数評価
Ryzen 5 5600X
6コア50/100
Core i3 10300
4コア35/100

マルチスレッド対応について

マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。

「Core i3 10300」も「Ryzen 5 5600X」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため多くのタスクを一つのコアで同時に実行できる点で優れています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数を「Core i3 10300」と「Ryzen 5 5600X」を比べると「Core i3 10300」は8スレッドに対して「Ryzen 5 5600X」は12スレッドです。4スレッドの差があります。「Ryzen 5 5600X」は「Core i3 10300」に比べて比較的スレッド数が多いです。待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Ryzen 5 5600X」の方が「Core i3 10300」よりも多少優れているかもしれません。「Ryzen 5 5600X」は複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに多少適しています。実際に使う場面で「Ryzen 5 5600X」と「Core i3 10300」は体感上やや大きい差があります。「Core i3 10300」より「Ryzen 5 5600X」が良いですが、非常に優れているとまでは言えません。

スレッド数評価
Ryzen 5 5600X
12スレッド48/100
Core i3 10300
8スレッド34/100

「Ryzen 5 5600X」と「Core i3 10300」の違いを表で比較する

Ryzen 5 5600XCore i3 10300
Ryzen 5 5600XCore i3 10300
基本情報
シリーズ名 - Comet Lake
内蔵グラフィックス - Intel UHD Graphics 630
ソケットの形状Socket AM4LGA1200
TDP65W65W
CPU性能
通常利用時の最大周波数3.7GHz3.7GHz
ブースト時の最大周波数4.6GHz4.4GHz
二次キャッシュ対応 -
二次キャッシュ3MB -
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ32MB8MB
コア数6コア4コア
マルチスレッド対応
スレッド数12スレッド8スレッド

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