Core i7 6700 と Core i7 10700F の違いを徹底比較。詳しい評価をまとめました

作成日時: 2020-10-07 16:36:32、更新日時: 2021-10-20 21:56:36

Core i7 6700Core i7 10700F
Core i7 6700Core i7 10700F

「Core i7 10700F」と「Core i7 6700」を比較したときの違いや差について評価/比較。何がどういう点で違うのでしょうか。重要な観点から詳しく解説比較。

Core i7 6700Core i7 10700F
Core i7 6700Core i7 10700F
総合評価:

52.9/100

(総合: 293位)

65/100

(総合: 97位)

TDP
76/100
76/100
通常利用時の最大周波数
64/100
34/100
三次キャッシュ
35/100
60/100
コア数
35/100
60/100

Core i7 10700F と比較して Core i7 6700 を選ぶメリット

  • 定格周波数

    64.2点(3.4GHz) vs 34.7点(2.9GHz)

Core i7 6700 と比較して Core i7 10700F を選ぶメリット

  • 三次キャッシュ

    35.4点(8MB) vs 61点(16MB)

  • コア数

    35.2点(4コア) vs 60.5点(8コア)

  • マルチスレッド対応

「Core i7 6700」と「Core i7 10700F」を徹底比較する

基本情報について「Core i7 6700」と「Core i7 10700F」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPを「Core i7 6700」と「Core i7 10700F」を比べると「Core i7 6700」は65Wに対して「Core i7 10700F」は65Wです。「Core i7 10700F」も「Core i7 6700」も違いはほぼゼロと言えます。実用上の差はありません。ほかの観点から比較するほうがよいでしょう。

TDP評価
Core i7 6700
65W76/100
Core i7 10700F
65W76/100

CPU性能について「Core i7 6700」と「Core i7 10700F」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について比べると「Core i7 6700」は3.4GHzであるのに対して「Core i7 10700F」は2.9GHzです。0.5GHzの差があります。「Core i7 10700F」の定格クロック数と比べて「Core i7 6700」はとても高いです。「Core i7 6700」はデータやアクセス処理を高速化できる点で「Core i7 10700F」よりも秀でています。「Core i7 6700」は複数の作業、アプリケーションを同時に処理するのに非常に向いています。実際の利用を考えると「Core i7 10700F」と「Core i7 6700」は体感値として遥かに大きい差があります。「Core i7 6700」に決める上で一つの主な判断材料となるでしょう。

通常利用時の最大周波数評価
Core i7 6700
3.4GHz64/100
Core i7 10700F
2.9GHz34/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Core i7 10700F」も「Core i7 6700」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュについて「Core i7 10700F」と「Core i7 6700」を比較すると「Core i7 10700F」は16MBに対して「Core i7 6700」は8MBです。8MBの違いがあります。「Core i7 10700F」は「Core i7 6700」と比較してややキャッシュ容量が多いです。RAMのアクセスや消費量を減らすことができため、パフォーマンス全体を向上させることができる点で「Core i7 10700F」の方がよいです。よりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのに「Core i7 10700F」は多少おススメです。実際の利用を考えると「Core i7 6700」と「Core i7 10700F」は体感上多少大きい差があります。「Core i7 10700F」は「Core i7 6700」より良いと言えるでしょう。しかし決定的といえる程の違いはないでしょう。

三次キャッシュ評価
Core i7 6700
8MB35/100
Core i7 10700F
16MB60/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数を比べると「Core i7 10700F」は8コアであるのに対して「Core i7 6700」は4コアです。4コアの差があります。「Core i7 6700」と比べて「Core i7 10700F」はややコア数が多いです。「Core i7 10700F」は一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Core i7 6700」よりも多少優れているかもしれません。「Core i7 10700F」は同時に出来る処理作業を増やすことが出来るので、一度に色んなアプリを起動するのに多少おすすめです。実際に使うことを想定したとき「Core i7 10700F」と「Core i7 6700」は体感上多少大きい違いがあります。「Core i7 10700F」は「Core i7 6700」よりいいと言えます。ただ決定的に優れていると言える程の差はありません。

コア数評価
Core i7 6700
4コア35/100
Core i7 10700F
8コア60/100

「Core i7 6700」と「Core i7 10700F」の違いを表で比較する

Core i7 6700Core i7 10700F
Core i7 6700Core i7 10700F
基本情報
シリーズ名SkylakeComet Lake
内蔵グラフィックスIntel HD Graphics 530 -
ソケットの形状LGA1151LGA1200
TDP65W65W
CPU性能
通常利用時の最大周波数3.4GHz2.9GHz
ブースト時の最大周波数 - 4.8GHz
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ8MB16MB
コア数4コア8コア
マルチスレッド対応 -
スレッド数 - 16スレッド

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