Core i7 3770 と インテル Xeon W-1290 はどっちがおすすめなのか?違いや差を徹底検証しました

作成日時: 2020-09-03 20:06:56、更新日時: 2021-10-20 15:47:17

インテル Xeon W-1290Core i7 3770
インテル Xeon W-1290Core i7 3770
インテル Xeon W-1290Core i7 3770
インテル Xeon W-1290Core i7 3770
総合評価:
TDPrating-image3.1
80W
rating-image3.2
77W
通常利用時の最大周波数rating-image2.5
3.2GHz
rating-image3.2
3.4GHz
ブースト時の最大周波数rating-image4.9
5.2GHz
rating-image2.0
3.9GHz
三次キャッシュrating-image3.5
20MB
rating-image1.8
8MB
コア数rating-image3.4
10コア
rating-image1.8
4コア
スレッド数rating-image3.3
20スレッド
rating-image1.7
8スレッド

Core i7 3770 と比較して インテル Xeon W-1290 を選ぶメリット

  • ブースト時の周波数

    98.7点(5.2GHz) vs 40.3点(3.9GHz)

  • 三次キャッシュ

    69.2点(20MB) vs 35.4点(8MB)

  • コア数

    68.6点(10コア) vs 35.2点(4コア)

  • スレッド数

    66.5点(20スレッド) vs 34.7点(8スレッド)

インテル Xeon W-1290 と比較して Core i7 3770 を選ぶメリット

  • 定格周波数

    50.8点(3.2GHz) vs 64.2点(3.4GHz)

「インテル Xeon W-1290」と「Core i7 3770」を徹底比較する

CPU性能について「インテル Xeon W-1290」と「Core i7 3770」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について「Core i7 3770」と「インテル Xeon W-1290」を比較すると「Core i7 3770」は3.4GHzに対して「インテル Xeon W-1290」は3.2GHzです。0.1GHzの差があります。「インテル Xeon W-1290」の定格クロック数と比べて「Core i7 3770」は比較的高いです。定格周波数ランキングで見てみると2150製品中「インテル Xeon W-1290」は554位で「Core i7 3770」は412位です。ほとんど差は無いと言えます。

データやアクセス処理を高速化できる点で「インテル Xeon W-1290」より「Core i7 3770」の方がよいです。「Core i7 3770」は複数の作業、アプリケーションを同時に処理するのに比較的おススメです。実際に使う場面で「Core i7 3770」と「インテル Xeon W-1290」の実用においての違いは比較的大きいです。「Core i7 3770」は「インテル Xeon W-1290」よりいいですが決め手になるほどの差はないでしょう。

通常利用時の最大周波数評価
インテル Xeon W-1290
3.2GHz50/100
Core i7 3770
3.4GHz64/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数について比べると「Core i7 3770」は3.9GHzであり「インテル Xeon W-1290」は5.2GHzです。1.3GHzもの差があります。ブースト時の最大周波数という角度で見ると「Core i7 3770」と比較して「インテル Xeon W-1290」は非常に高いです。ブースト時のクロック数ランキングで比べると全727製品中「インテル Xeon W-1290」は41位であるのに対し「Core i7 3770」は351位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

パソコンの処理速度を上げることができる点で「インテル Xeon W-1290」の方が「Core i7 3770」よりも秀でています。消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップするのに「インテル Xeon W-1290」はとても適しています。実際に利用する上で「インテル Xeon W-1290」と「Core i7 3770」の実用上の違いはかなり大きいです。「インテル Xeon W-1290」にする上で主な判断材料の一つとなると思います。

ブースト時の最大周波数評価
インテル Xeon W-1290
5.2GHz98/100
Core i7 3770
3.9GHz40/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Core i7 3770」も「インテル Xeon W-1290」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュについて「インテル Xeon W-1290」と「Core i7 3770」を比べると「インテル Xeon W-1290」は20MBに対して「Core i7 3770」は8MBです。12MBもの差があります。三次キャッシュという視点において「インテル Xeon W-1290」は「Core i7 3770」より非常に多いキャッシュ容量です。三次キャッシュ容量の多さランキングで比べると全1194製品中「インテル Xeon W-1290」は276位であるのに対し「Core i7 3770」は682位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

「インテル Xeon W-1290」はRAMのアクセスや消費量を減らすことができため、パフォーマンス全体を向上させることができる点で「Core i7 3770」よりも秀でているでしょう。「インテル Xeon W-1290」はよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのにかなり向いています。実際に使う場面で「Core i7 3770」と比べて「インテル Xeon W-1290」は遥かに秀でていると言えます。「インテル Xeon W-1290」にする上で主な理由の一つになります。

三次キャッシュ評価
インテル Xeon W-1290
20MB69/100
Core i7 3770
8MB35/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について比べると「Core i7 3770」は4コアに対して「インテル Xeon W-1290」は10コアです。6コアの違いがあります。「Core i7 3770」より「インテル Xeon W-1290」の方がとてもコア数が多いです。コア数の多さランキングで比べると2152製品の中で「インテル Xeon W-1290」は249位で「Core i7 3770」は787位なのでCPUの中では差はかなり大きいと言えます。

一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「インテル Xeon W-1290」の方が秀でていると言えます。「インテル Xeon W-1290」は同時に出来る処理作業を増やすことが出来るので、一度に色んなアプリを起動するのにかなりオススメです。実際に使う場面で「Core i7 3770」と「インテル Xeon W-1290」の体感値としての差は遥かに大きいです。「インテル Xeon W-1290」を選ぶための一つの重要な決め手となると思います。

コア数評価
インテル Xeon W-1290
10コア68/100
Core i7 3770
4コア35/100

マルチスレッド対応について

マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。

「Core i7 3770」も「インテル Xeon W-1290」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため高度な演算処理や、多数のプログラムを同時に処理できる点で秀でています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数について「Core i7 3770」と「インテル Xeon W-1290」を比べると「Core i7 3770」は8スレッドであり「インテル Xeon W-1290」は20スレッドです。12スレッドもの差があります。「Core i7 3770」と比べて「インテル Xeon W-1290」は非常に多いです。スレッド数の多さランキングで比べると全804製品中「インテル Xeon W-1290」は208位であるのに対し「Core i7 3770」は473位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「インテル Xeon W-1290」の方が優れているでしょう。「インテル Xeon W-1290」は複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに非常におすすめです。実際に使うことを想定したとき「Core i7 3770」と比べて「インテル Xeon W-1290」はとても優れていると言えます。「インテル Xeon W-1290」を選ぶ主な判断材料の一つになります。

スレッド数評価
インテル Xeon W-1290
20スレッド66/100
Core i7 3770
8スレッド34/100

基本情報について「インテル Xeon W-1290」と「Core i7 3770」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPについて比べると「Core i7 3770」は77Wであり「インテル Xeon W-1290」は80Wです。TDPという角度において「Core i7 3770」は「インテル Xeon W-1290」と比較してどちらかといえば小さいです。最大放熱量の小ささランキングで見てみると2005製品中「インテル Xeon W-1290」は927位で「Core i7 3770」は912位です。ほとんど差は無いと言えます。

CPU自体の発熱を少なくできる点で「Core i7 3770」の方が多少良いといえなくもありません。熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用する場合でも実用上の違いはほぼ無いと思います。あえて決めるなら「インテル Xeon W-1290」より「Core i7 3770」ですが、基本的には気にするほどの差はほとんどありません。

TDP評価
インテル Xeon W-1290
80W62/100
Core i7 3770
77W64/100

「インテル Xeon W-1290」と「Core i7 3770」の違いを表で比較する

インテル Xeon W-1290Core i7 3770
インテル Xeon W-1290Core i7 3770
基本情報
シリーズ名Comet Lake -
内蔵グラフィックスIntel UHD Graphics P630Intel HD Graphics 4000
ソケットの形状LGA1200LGA1155
TDP80W77W
CPU性能
通常利用時の最大周波数3.2GHz3.4GHz
ブースト時の最大周波数5.2GHz3.9GHz
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ20MB8MB
コア数10コア4コア
マルチスレッド対応
スレッド数20スレッド8スレッド

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