Core i3 10320 と インテル Xeon W-1270P はどっちがおすすめなのか?違いや差を徹底検証しました

作成日時: 2020-09-03 17:38:57、更新日時: 2021-10-20 19:11:51

インテル Xeon W-1270PCore i3 10320
インテル Xeon W-1270PCore i3 10320

「インテル Xeon W-1270P」と「Core i3 10320」についてどちらの評価が優れているかについて詳しく解説。使い勝手や利便性について評価・比較しました。どちらのCPUを選んだらいいのか悩んでいるならお勧めします。

インテル Xeon W-1270PCore i3 10320
インテル Xeon W-1270PCore i3 10320
総合評価:
TDPrating-image1.5
125W
rating-image3.8
65W
通常利用時の最大周波数rating-image4.9
3.8GHz
rating-image4.9
3.8GHz
ブースト時の最大周波数rating-image4.9
5.1GHz
rating-image4.9
4.6GHz
三次キャッシュrating-image3.0
16MB
rating-image1.8
8MB
コア数rating-image3.0
8コア
rating-image1.8
4コア
スレッド数rating-image2.9
16スレッド
rating-image1.7
8スレッド

Core i3 10320 と比較して インテル Xeon W-1270P を選ぶメリット

  • 三次キャッシュ

    61点(16MB) vs 35.4点(8MB)

  • コア数

    60.5点(8コア) vs 35.2点(4コア)

  • スレッド数

    58.8点(16スレッド) vs 34.7点(8スレッド)

インテル Xeon W-1270P と比較して Core i3 10320 を選ぶメリット

    -

「インテル Xeon W-1270P」と「Core i3 10320」を徹底比較する

基本情報について「インテル Xeon W-1270P」と「Core i3 10320」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPについて比べると「Core i3 10320」は65Wで「インテル Xeon W-1270P」は125Wです。60Wもの差があります。「インテル Xeon W-1270P」と比べて「Core i3 10320」はかなり小さいです。最大放熱量の小ささランキングで比べると全2005製品中「Core i3 10320」は513位であるのに対し「インテル Xeon W-1270P」は1633位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

「Core i3 10320」はCPU自体の発熱を少なくできる点で「インテル Xeon W-1270P」よりも優れていると言えます。熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのに「Core i3 10320」はかなりオススメです。実際の利用を想定したとき「Core i3 10320」の方が「インテル Xeon W-1270P」よりも非常に優れているでしょう。「Core i3 10320」を選ぶ上で重要な判断材料の一つとなるでしょう。

TDP評価
インテル Xeon W-1270P
125W30/100
Core i3 10320
65W76/100

CPU性能について「インテル Xeon W-1270P」と「Core i3 10320」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について「Core i3 10320」と「インテル Xeon W-1270P」を比較すると「Core i3 10320」は3.8GHzに対して「インテル Xeon W-1270P」は3.8GHzです。「Core i3 10320」の定格クロック数は「インテル Xeon W-1270P」と同じくらいです。定格周波数ランキングで見てみると2150製品中「インテル Xeon W-1270P」は86位で「Core i3 10320」は89位です。ほとんど差は無いと言えます。

感覚的にわかるほどの差はありません。ほかの角度で決めるほうがよさそうです。

通常利用時の最大周波数評価
インテル Xeon W-1270P
3.8GHz97/100
Core i3 10320
3.8GHz97/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数を「インテル Xeon W-1270P」と「Core i3 10320」を比較すると「インテル Xeon W-1270P」は5.1GHzで「Core i3 10320」は4.6GHzです。「インテル Xeon W-1270P」も「Core i3 10320」も同じくらいのクロック数です。ブースト時のクロック数ランキングで比較すると全727製品のなかで「インテル Xeon W-1270P」は61位で「Core i3 10320」は153位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。

体感できるほどの違いは無いです。別の角度から比較するほうがいいでしょう。

ブースト時の最大周波数評価
インテル Xeon W-1270P
5.1GHz98/100
Core i3 10320
4.6GHz97/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Core i3 10320」も「インテル Xeon W-1270P」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュについて「インテル Xeon W-1270P」と「Core i3 10320」を比較すると「インテル Xeon W-1270P」は16MBに対して「Core i3 10320」は8MBです。8MBの違いがあります。「インテル Xeon W-1270P」は「Core i3 10320」と比較してややキャッシュ容量が多いです。三次キャッシュ容量の多さランキングで比較すると全1194製品のなかで「インテル Xeon W-1270P」は377位で「Core i3 10320」は593位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。

RAMのアクセスや消費量を減らすことができため、パフォーマンス全体を向上させることができる点で「インテル Xeon W-1270P」の方がよいです。よりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのに「インテル Xeon W-1270P」は多少おススメです。実際の利用を考えると「Core i3 10320」と「インテル Xeon W-1270P」は体感上多少大きい差があります。「インテル Xeon W-1270P」は「Core i3 10320」より良いと言えるでしょう。しかし決定的といえる程の違いはないでしょう。

三次キャッシュ評価
インテル Xeon W-1270P
16MB60/100
Core i3 10320
8MB35/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について比べると「Core i3 10320」は4コアに対して「インテル Xeon W-1270P」は8コアです。4コアの違いがあります。「Core i3 10320」より「インテル Xeon W-1270P」の方がとてもコア数が多いです。コア数の多さランキングで比較すると全2152製品のなかで「インテル Xeon W-1270P」は329位で「Core i3 10320」は617位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。

一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「インテル Xeon W-1270P」の方が秀でていると言えます。「インテル Xeon W-1270P」は複数の動画のエンコードのような作業をするのにかなりオススメです。実際に使う場面で「Core i3 10320」と「インテル Xeon W-1270P」の体感値としての差は遥かに大きいです。「インテル Xeon W-1270P」を選ぶための一つの重要な決め手となると思います。

コア数評価
インテル Xeon W-1270P
8コア60/100
Core i3 10320
4コア35/100

マルチスレッド対応について

マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。

「Core i3 10320」も「インテル Xeon W-1270P」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため高度な演算処理や、多数のプログラムを同時に処理できる点で秀でています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数について「Core i3 10320」と「インテル Xeon W-1270P」を比べると「Core i3 10320」は8スレッドであり「インテル Xeon W-1270P」は16スレッドです。8スレッドもの差があります。「Core i3 10320」と比べて「インテル Xeon W-1270P」は非常に多いです。スレッド数の多さランキングで比較すると全804製品のなかで「インテル Xeon W-1270P」は277位で「Core i3 10320」は416位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。

待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「インテル Xeon W-1270P」の方が優れているでしょう。「インテル Xeon W-1270P」は複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに非常におすすめです。実際に使うことを想定したとき「Core i3 10320」と比べて「インテル Xeon W-1270P」はとても優れていると言えます。「インテル Xeon W-1270P」を選ぶ主な判断材料の一つになります。

スレッド数評価
インテル Xeon W-1270P
16スレッド58/100
Core i3 10320
8スレッド34/100

「インテル Xeon W-1270P」と「Core i3 10320」の違いを表で比較する

インテル Xeon W-1270PCore i3 10320
インテル Xeon W-1270PCore i3 10320
基本情報
シリーズ名Comet LakeComet Lake
内蔵グラフィックスIntel UHD Graphics P630Intel UHD Graphics 630
ソケットの形状LGA1200LGA1200
TDP125W65W
CPU性能
通常利用時の最大周波数3.8GHz3.8GHz
ブースト時の最大周波数5.1GHz4.6GHz
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ16MB8MB
コア数8コア4コア
マルチスレッド対応
スレッド数16スレッド8スレッド

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