インテル Xeon E-2176G と インテル Xeon W-1270P はどっちがおすすめなのか?違いや差を徹底検証しました

作成日時: 2020-09-03 16:29:01、更新日時: 2021-10-20 16:13:40

インテル Xeon W-1270Pインテル Xeon E-2176G
インテル Xeon W-1270Pインテル Xeon E-2176G
インテル Xeon W-1270Pインテル Xeon E-2176G
インテル Xeon W-1270Pインテル Xeon E-2176G
総合評価:

67.7/100

(総合: 117位)

66.3/100

(総合: 147位)

TDP
30/100
62/100
通常利用時の最大周波数
97/100
88/100
ブースト時の最大周波数
98/100
97/100
三次キャッシュ
60/100
50/100
コア数
60/100
50/100
スレッド数
58/100
48/100

インテル Xeon E-2176G と比較して インテル Xeon W-1270P を選ぶメリット

  • 定格周波数

    97.8点(3.8GHz) vs 89点(3.7GHz)

  • 三次キャッシュ

    61点(16MB) vs 50.3点(12MB)

  • コア数

    60.5点(8コア) vs 50点(6コア)

  • スレッド数

    58.8点(16スレッド) vs 48.8点(12スレッド)

インテル Xeon W-1270P と比較して インテル Xeon E-2176G を選ぶメリット

    -

「インテル Xeon W-1270P」と「インテル Xeon E-2176G」を徹底比較する

基本情報について「インテル Xeon W-1270P」と「インテル Xeon E-2176G」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPについて比べると「インテル Xeon E-2176G」は80Wで「インテル Xeon W-1270P」は125Wです。45Wもの差があります。「インテル Xeon W-1270P」と比べて「インテル Xeon E-2176G」はかなり小さいです。「インテル Xeon E-2176G」はCPU自体の発熱を少なくできる点で「インテル Xeon W-1270P」よりも優れていると言えます。熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのに「インテル Xeon E-2176G」はかなりオススメです。実際の利用を想定したとき「インテル Xeon E-2176G」の方が「インテル Xeon W-1270P」よりも非常に優れているでしょう。「インテル Xeon E-2176G」を選ぶ上で重要な判断材料の一つとなるでしょう。

TDP評価
インテル Xeon W-1270P
125W30/100
インテル Xeon E-2176G
80W62/100

CPU性能について「インテル Xeon W-1270P」と「インテル Xeon E-2176G」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

データやアクセス処理を高速化できる点で「インテル Xeon E-2176G」より「インテル Xeon W-1270P」の方がよいです。「インテル Xeon W-1270P」は複数の作業、アプリケーションを同時に処理するのに比較的おススメです。実際に使う場面で「インテル Xeon W-1270P」と「インテル Xeon E-2176G」の実用においての違いは比較的大きいです。「インテル Xeon W-1270P」は「インテル Xeon E-2176G」よりいいですが決め手になるほどの差はないでしょう。

通常利用時の最大周波数評価
インテル Xeon W-1270P
3.8GHz97/100
インテル Xeon E-2176G
3.7GHz88/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数を「インテル Xeon W-1270P」と「インテル Xeon E-2176G」を比較すると「インテル Xeon W-1270P」は5.1GHzで「インテル Xeon E-2176G」は4.7GHzです。「インテル Xeon W-1270P」も「インテル Xeon E-2176G」も同じくらいのクロック数です。体感できるほどの違いは無いです。別の角度から比較するほうがいいでしょう。

ブースト時の最大周波数評価
インテル Xeon W-1270P
5.1GHz98/100
インテル Xeon E-2176G
4.7GHz97/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「インテル Xeon E-2176G」も「インテル Xeon W-1270P」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュを比較すると「インテル Xeon W-1270P」は16MBで「インテル Xeon E-2176G」は12MBです。「インテル Xeon W-1270P」のキャッシュ容量の方が「インテル Xeon E-2176G」よりも多少多いです。「インテル Xeon W-1270P」は中間の計算結果を多く待避出来るので、複雑な計算をより早くできる点で「インテル Xeon E-2176G」よりも無難と言えるでしょう。しかしながらよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用する場合でも基本的にどちらを選んでも大したことはないくらいの差だと思います。数値としては「インテル Xeon W-1270P」の方が多いですが通常利用において気にするほどの違いはほぼないでしょう。

三次キャッシュ評価
インテル Xeon W-1270P
16MB60/100
インテル Xeon E-2176G
12MB50/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数を比べると「インテル Xeon W-1270P」は8コアであるのに対して「インテル Xeon E-2176G」は6コアです。2コアの差があります。「インテル Xeon E-2176G」と比べて「インテル Xeon W-1270P」はややコア数が多いです。「インテル Xeon W-1270P」は一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「インテル Xeon E-2176G」よりも多少優れているかもしれません。「インテル Xeon W-1270P」は同時に出来る処理作業を増やすことが出来るので、一度に色んなアプリを起動するのに多少おすすめです。実際に使うことを想定したとき「インテル Xeon W-1270P」と「インテル Xeon E-2176G」は体感上多少大きい違いがあります。「インテル Xeon W-1270P」は「インテル Xeon E-2176G」よりいいと言えます。ただ決定的に優れていると言える程の差はありません。

コア数評価
インテル Xeon W-1270P
8コア60/100
インテル Xeon E-2176G
6コア50/100

マルチスレッド対応について

マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。

「インテル Xeon E-2176G」も「インテル Xeon W-1270P」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため高度な演算処理や、多数のプログラムを同時に処理できる点で秀でています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数を「インテル Xeon W-1270P」と「インテル Xeon E-2176G」を比べると「インテル Xeon W-1270P」は16スレッドであり「インテル Xeon E-2176G」は12スレッドです。「インテル Xeon E-2176G」と比較して「インテル Xeon W-1270P」はわずかに多いです。「インテル Xeon W-1270P」は待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「インテル Xeon E-2176G」よりもどちらかといえば良いです。複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行する場合でもハッキリと体感できるほどの違いはないだと思われます。数値としては「インテル Xeon W-1270P」の方が多いですが、通常利用において体感できるほどの差はほぼないでしょう。

スレッド数評価
インテル Xeon W-1270P
16スレッド58/100
インテル Xeon E-2176G
12スレッド48/100

「インテル Xeon W-1270P」と「インテル Xeon E-2176G」の違いを表で比較する

インテル Xeon W-1270Pインテル Xeon E-2176G
インテル Xeon W-1270Pインテル Xeon E-2176G
基本情報
シリーズ名Comet LakeCoffee Lake
内蔵グラフィックスIntel UHD Graphics P630Intel UHD Graphics 630
ソケットの形状LGA1200LGA1151
TDP125W80W
CPU性能
通常利用時の最大周波数3.8GHz3.7GHz
ブースト時の最大周波数5.1GHz4.7GHz
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ16MB12MB
コア数8コア6コア
マルチスレッド対応
スレッド数16スレッド12スレッド

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TDP:125W, 通常利用時の最大周波数:4.1GHz, ブースト時の最大周波数:4.8GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

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