Xeon Silver 4210 と インテル Xeon W-1270P の違いや差は?選ぶならどちらがおすすめ?

作成日時: 2020-09-03 17:22:01、更新日時: 2021-10-20 16:29:01

インテル Xeon W-1270PXeon Silver 4210
インテル Xeon W-1270PXeon Silver 4210

「Xeon Silver 4210」と「インテル Xeon W-1270P」を比べた時の違いや差を評価/検証しました。どっちの評価が良いのかを詳しく解説。「インテル Xeon W-1270P」と「Xeon Silver 4210」のどっちにすべきか考えているなら今すぐチェック!

インテル Xeon W-1270PXeon Silver 4210
インテル Xeon W-1270PXeon Silver 4210
総合評価:

67.7/100

(総合: 117位)

45.9/100

(総合: 687位)

TDP
30/100
57/100
通常利用時の最大周波数
97/100
11/100
ブースト時の最大周波数
98/100
14/100
三次キャッシュ
60/100
56/100
コア数
60/100
68/100
スレッド数
58/100
66/100

Xeon Silver 4210 と比較して インテル Xeon W-1270P を選ぶメリット

  • 定格周波数

    97.8点(3.8GHz) vs 11.9点(2.2GHz)

  • ブースト時の周波数

    98.5点(5.1GHz) vs 14.4点(3.2GHz)

インテル Xeon W-1270P と比較して Xeon Silver 4210 を選ぶメリット

  • コア数

    60.5点(8コア) vs 68.6点(10コア)

  • スレッド数

    58.8点(16スレッド) vs 66.5点(20スレッド)

「インテル Xeon W-1270P」と「Xeon Silver 4210」を徹底比較する

基本情報について「インテル Xeon W-1270P」と「Xeon Silver 4210」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPについて比べると「Xeon Silver 4210」は85Wで「インテル Xeon W-1270P」は125Wです。40Wもの差があります。「インテル Xeon W-1270P」と比べて「Xeon Silver 4210」はかなり小さいです。最大放熱量の小ささランキングで比べると2005製品の中で「Xeon Silver 4210」は1112位で「インテル Xeon W-1270P」は1633位なのでCPUの中では差はかなり大きいと言えます。

「Xeon Silver 4210」はCPU自体の発熱を少なくできる点で「インテル Xeon W-1270P」よりも優れていると言えます。熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのに「Xeon Silver 4210」はかなりオススメです。実際の利用を想定したとき「Xeon Silver 4210」の方が「インテル Xeon W-1270P」よりも非常に優れているでしょう。「Xeon Silver 4210」を選ぶ上で重要な判断材料の一つとなるでしょう。

TDP評価
インテル Xeon W-1270P
125W30/100
Xeon Silver 4210
85W57/100

CPU性能について「インテル Xeon W-1270P」と「Xeon Silver 4210」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について比べると「インテル Xeon W-1270P」は3.8GHzであるのに対して「Xeon Silver 4210」は2.2GHzです。1.5GHzの差があります。「Xeon Silver 4210」の定格クロック数と比べて「インテル Xeon W-1270P」はとても高いです。定格周波数ランキングで比べると全2150製品中「インテル Xeon W-1270P」は86位であるのに対し「Xeon Silver 4210」は1646位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

「インテル Xeon W-1270P」はデータやアクセス処理を高速化できる点で「Xeon Silver 4210」よりも秀でています。CPUの処理速度を高速化するのに「インテル Xeon W-1270P」はとても向いています。実際の利用を考えると「Xeon Silver 4210」と「インテル Xeon W-1270P」は体感値として遥かに大きい差があります。「インテル Xeon W-1270P」に決める上で一つの主な判断材料となるでしょう。

通常利用時の最大周波数評価
インテル Xeon W-1270P
3.8GHz97/100
Xeon Silver 4210
2.2GHz11/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数について比べると「Xeon Silver 4210」は3.2GHzであり「インテル Xeon W-1270P」は5.1GHzです。1.8GHzもの差があります。ブースト時の最大周波数という角度で見ると「Xeon Silver 4210」と比較して「インテル Xeon W-1270P」は非常に高いです。ブースト時のクロック数ランキングで比べると全727製品中「インテル Xeon W-1270P」は61位であるのに対し「Xeon Silver 4210」は599位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

パソコンの処理速度を上げることができる点で「インテル Xeon W-1270P」の方が「Xeon Silver 4210」よりも秀でています。消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップするのに「インテル Xeon W-1270P」はとても適しています。実際に利用する上で「インテル Xeon W-1270P」と「Xeon Silver 4210」の実用上の違いはかなり大きいです。「インテル Xeon W-1270P」にする上で主な判断材料の一つとなると思います。

ブースト時の最大周波数評価
インテル Xeon W-1270P
5.1GHz98/100
Xeon Silver 4210
3.2GHz14/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Xeon Silver 4210」も「インテル Xeon W-1270P」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュを「Xeon Silver 4210」と「インテル Xeon W-1270P」を比べると「Xeon Silver 4210」は14MBであり「インテル Xeon W-1270P」は16MBです。「Xeon Silver 4210」も「インテル Xeon W-1270P」もキャッシュ容量について違いがほぼゼロと言えるでしょう。三次キャッシュ容量の多さランキングで見てみると1194製品中「インテル Xeon W-1270P」は377位で「Xeon Silver 4210」は446位です。ほとんど差は無いと言えます。

実用上の差はありません。ほかの視点で決めることをおすすめします。

三次キャッシュ評価
インテル Xeon W-1270P
16MB60/100
Xeon Silver 4210
14MB56/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について比較すると「Xeon Silver 4210」は10コアで「インテル Xeon W-1270P」は8コアです。コア数について「インテル Xeon W-1270P」より「Xeon Silver 4210」の方が多少多いです。コア数の多さランキングで見てみると2152製品中「インテル Xeon W-1270P」は329位で「Xeon Silver 4210」は289位です。ほとんど差は無いと言えます。

一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Xeon Silver 4210」の方が「インテル Xeon W-1270P」よりもどちらかといえば良いといえなくもないでしょう。しかしながら複数の動画のエンコードのような作業をする場合でもほとんどの場合で体感できない違いだと言えるでしょう。数値的には「インテル Xeon W-1270P」より「Xeon Silver 4210」の方が多いですが通常の利用において気にするほどの違いはほとんどありません。

コア数評価
インテル Xeon W-1270P
8コア60/100
Xeon Silver 4210
10コア68/100

マルチスレッド対応について

マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。

「Xeon Silver 4210」も「インテル Xeon W-1270P」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため同時実行可能な仕事が多くできる点で秀でています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数を「インテル Xeon W-1270P」と「Xeon Silver 4210」を比べると「インテル Xeon W-1270P」は16スレッドに対して「Xeon Silver 4210」は20スレッドです。4スレッドの差があります。「Xeon Silver 4210」は「インテル Xeon W-1270P」に比べて比較的スレッド数が多いです。スレッド数の多さランキングで見てみると804製品中「インテル Xeon W-1270P」は277位で「Xeon Silver 4210」は232位です。ほとんど差は無いと言えます。

待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Xeon Silver 4210」の方が「インテル Xeon W-1270P」よりも多少優れているかもしれません。「Xeon Silver 4210」は複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに多少適しています。実際に使う場面で「Xeon Silver 4210」と「インテル Xeon W-1270P」は体感上やや大きい差があります。「インテル Xeon W-1270P」より「Xeon Silver 4210」が良いですが、非常に優れているとまでは言えません。

スレッド数評価
インテル Xeon W-1270P
16スレッド58/100
Xeon Silver 4210
20スレッド66/100

「インテル Xeon W-1270P」と「Xeon Silver 4210」の違いを表で比較する

インテル Xeon W-1270PXeon Silver 4210
インテル Xeon W-1270PXeon Silver 4210
基本情報
シリーズ名Comet LakeCascade Lake-SP
内蔵グラフィックスIntel UHD Graphics P630 -
ソケットの形状LGA1200LGA3647
TDP125W85W
CPU性能
通常利用時の最大周波数3.8GHz2.2GHz
ブースト時の最大周波数5.1GHz3.2GHz
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ16MB14MB
コア数8コア10コア
マルチスレッド対応
スレッド数16スレッド20スレッド

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TDP:95W, 通常利用時の最大周波数:3.7GHz, ブースト時の最大周波数:4.7GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.1GHz, 三次キャッシュ:8MB, コア数:4コア

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3GHz, ブースト時の最大周波数:4.1GHz, 三次キャッシュ:9MB, コア数:6コア, スレッド数:6スレッド

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