Core i9 10900F と インテル Xeon W-1250 の違いや差は?選ぶならどちらがおすすめ?

作成日時: 2020-09-02 18:50:55、更新日時: 2021-10-20 23:07:15

インテル Xeon W-1250Core i9 10900F
インテル Xeon W-1250Core i9 10900F

「インテル Xeon W-1250」と「Core i9 10900F」はどういう面で違いや差があるのでしょうか?どっちを選んだ方がいいのかを評価レビューしました!どちらのCPUを選んだらいいのかを初心者でも分かるように説明しました。

インテル Xeon W-1250Core i9 10900F
インテル Xeon W-1250Core i9 10900F
総合評価:
TDPrating-image3.1
80W
rating-image3.8
65W
通常利用時の最大周波数rating-image2.9
3.3GHz
rating-image1.5
2.8GHz
ブースト時の最大周波数rating-image4.9
4.7GHz
rating-image4.9
5.2GHz
三次キャッシュrating-image2.5
12MB
rating-image3.5
20MB
コア数rating-image2.5
6コア
rating-image3.4
10コア
スレッド数rating-image2.4
12スレッド
rating-image3.3
20スレッド

Core i9 10900F と比較して インテル Xeon W-1250 を選ぶメリット

  • 定格周波数

    57.2点(3.3GHz) vs 30.3点(2.8GHz)

インテル Xeon W-1250 と比較して Core i9 10900F を選ぶメリット

  • 三次キャッシュ

    50.3点(12MB) vs 69.2点(20MB)

  • コア数

    50点(6コア) vs 68.6点(10コア)

  • スレッド数

    48.8点(12スレッド) vs 66.5点(20スレッド)

「インテル Xeon W-1250」と「Core i9 10900F」を徹底比較する

基本情報について「インテル Xeon W-1250」と「Core i9 10900F」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPについて比べると「Core i9 10900F」は65Wで「インテル Xeon W-1250」は80Wです。15Wもの差があります。「インテル Xeon W-1250」と比べて「Core i9 10900F」はかなり小さいです。最大放熱量の小ささランキングで比べると2005製品の中で「Core i9 10900F」は461位で「インテル Xeon W-1250」は944位なのでCPUの中では差はかなり大きいと言えます。

「Core i9 10900F」はCPU自体の発熱を少なくできる点で「インテル Xeon W-1250」よりも優れていると言えます。熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのに「Core i9 10900F」はかなりオススメです。実際の利用を想定したとき「Core i9 10900F」の方が「インテル Xeon W-1250」よりも非常に優れているでしょう。「Core i9 10900F」を選ぶ上で重要な判断材料の一つとなるでしょう。

TDP評価
インテル Xeon W-1250
80W62/100
Core i9 10900F
65W76/100

CPU性能について「インテル Xeon W-1250」と「Core i9 10900F」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について比べると「インテル Xeon W-1250」は3.3GHzであるのに対して「Core i9 10900F」は2.8GHzです。0.5GHzの差があります。「Core i9 10900F」の定格クロック数と比べて「インテル Xeon W-1250」はとても高いです。定格周波数ランキングで比べると2150製品の中で「インテル Xeon W-1250」は489位で「Core i9 10900F」は965位なのでCPUの中では差はかなり大きいと言えます。

「インテル Xeon W-1250」はデータやアクセス処理を高速化できる点で「Core i9 10900F」よりも秀でています。CPUの処理速度を高速化するのに「インテル Xeon W-1250」はとても向いています。実際の利用を考えると「Core i9 10900F」と「インテル Xeon W-1250」は体感値として遥かに大きい差があります。「インテル Xeon W-1250」に決める上で一つの主な判断材料となるでしょう。

通常利用時の最大周波数評価
インテル Xeon W-1250
3.3GHz57/100
Core i9 10900F
2.8GHz30/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数を「Core i9 10900F」と「インテル Xeon W-1250」を比較すると「Core i9 10900F」は5.2GHzで「インテル Xeon W-1250」は4.7GHzです。「Core i9 10900F」も「インテル Xeon W-1250」も同じくらいのクロック数です。ブースト時のクロック数ランキングで比較すると全727製品のなかで「Core i9 10900F」は40位で「インテル Xeon W-1250」は130位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。

体感できるほどの違いは無いです。別の角度から比較するほうがいいでしょう。

ブースト時の最大周波数評価
インテル Xeon W-1250
4.7GHz97/100
Core i9 10900F
5.2GHz98/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Core i9 10900F」も「インテル Xeon W-1250」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュについて「Core i9 10900F」と「インテル Xeon W-1250」を比べると「Core i9 10900F」は20MBに対して「インテル Xeon W-1250」は12MBです。8MBもの差があります。三次キャッシュという視点において「Core i9 10900F」は「インテル Xeon W-1250」より非常に多いキャッシュ容量です。三次キャッシュ容量の多さランキングで比較すると全1194製品のなかで「Core i9 10900F」は275位で「インテル Xeon W-1250」は473位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。

「Core i9 10900F」は中間の計算結果を多く待避出来るので、複雑な計算をより早くできる点で「インテル Xeon W-1250」よりも優れていると言えます。「Core i9 10900F」はよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのにかなり向いています。実際に使う場面で「インテル Xeon W-1250」と比べて「Core i9 10900F」は遥かに秀でていると言えます。「Core i9 10900F」にする上で主な理由の一つになります。

三次キャッシュ評価
インテル Xeon W-1250
12MB50/100
Core i9 10900F
20MB69/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について比べると「インテル Xeon W-1250」は6コアに対して「Core i9 10900F」は10コアです。4コアの違いがあります。「インテル Xeon W-1250」より「Core i9 10900F」の方がとてもコア数が多いです。コア数の多さランキングで見てみると2152製品中「インテル Xeon W-1250」は455位で「Core i9 10900F」は248位です。ほとんど差は無いと言えます。

一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Core i9 10900F」の方が秀でていると言えます。「Core i9 10900F」は複数の動画のエンコードのような作業をするのにかなりオススメです。実際に使う場面で「インテル Xeon W-1250」と「Core i9 10900F」の体感値としての差は遥かに大きいです。「Core i9 10900F」を選ぶための一つの重要な決め手となると思います。

コア数評価
インテル Xeon W-1250
6コア50/100
Core i9 10900F
10コア68/100

マルチスレッド対応について

マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。

「Core i9 10900F」も「インテル Xeon W-1250」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため同時実行可能な仕事が多くできる点で秀でています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数を「インテル Xeon W-1250」と「Core i9 10900F」を比べると「インテル Xeon W-1250」は12スレッドに対して「Core i9 10900F」は20スレッドです。8スレッドの差があります。「Core i9 10900F」は「インテル Xeon W-1250」に比べて比較的スレッド数が多いです。スレッド数の多さランキングで比較すると全804製品のなかで「Core i9 10900F」は207位で「インテル Xeon W-1250」は351位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。

待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Core i9 10900F」の方が「インテル Xeon W-1250」よりも多少優れているかもしれません。「Core i9 10900F」は複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに多少適しています。実際に使う場面で「Core i9 10900F」と「インテル Xeon W-1250」は体感上やや大きい差があります。「インテル Xeon W-1250」より「Core i9 10900F」が良いですが、非常に優れているとまでは言えません。

スレッド数評価
インテル Xeon W-1250
12スレッド48/100
Core i9 10900F
20スレッド66/100

「インテル Xeon W-1250」と「Core i9 10900F」の違いを表で比較する

インテル Xeon W-1250Core i9 10900F
インテル Xeon W-1250Core i9 10900F
基本情報
シリーズ名Comet LakeComet Lake
内蔵グラフィックスIntel UHD Graphics P630 -
ソケットの形状LGA1200LGA1200
TDP80W65W
CPU性能
通常利用時の最大周波数3.3GHz2.8GHz
ブースト時の最大周波数4.7GHz5.2GHz
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ12MB20MB
コア数6コア10コア
マルチスレッド対応
スレッド数12スレッド20スレッド
バススピード - 8GT/s
対応最大メモリー - 128GB
TCase - 100℃

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