インテル Xeon W-1250 と Core i5 3470 の違いを徹底比較。詳しい評価をまとめました
作成日時: 2020-09-02 18:03:00、更新日時: 2021-10-20 22:19:20
「Core i5 3470」と「インテル Xeon W-1250」を比べた時の違いや差を評価/検証しました。どっちの評価が良いのかを詳しく解説。「インテル Xeon W-1250」と「Core i5 3470」のどっちにすべきか考えているなら今すぐチェック!
インテル Xeon W-1250 | Core i5 3470 | |||
総合評価: | 61/100 (総合: 186位) | 43.9/100 (総合: 582位) | ||
TDP | 62/100 | 64/100 | ||
通常利用時の最大周波数 | 57/100 | 50/100 | ||
三次キャッシュ | 50/100 | 24/100 | ||
コア数 | 50/100 | 35/100 | ||
「インテル Xeon W-1250」と「Core i5 3470」を徹底比較する
基本情報について「インテル Xeon W-1250」と「Core i5 3470」を比較
TDPについて
TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。
TDPについて比べると「Core i5 3470」は77Wであり「インテル Xeon W-1250」は80Wです。TDPという角度において「Core i5 3470」は「インテル Xeon W-1250」と比較してどちらかといえば小さいです。最大放熱量の小ささランキングで見てみると2005製品中「インテル Xeon W-1250」は944位で「Core i5 3470」は915位です。ほとんど差は無いと言えます。
CPU自体の発熱を少なくできる点で「Core i5 3470」の方が多少良いといえなくもありません。熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用する場合でも実用上の違いはほぼ無いと思います。あえて決めるなら「インテル Xeon W-1250」より「Core i5 3470」ですが、基本的には気にするほどの差はほとんどありません。
CPU性能について「インテル Xeon W-1250」と「Core i5 3470」を比較
通常利用時の最大周波数について
通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。
通常利用時の最大周波数を「Core i5 3470」と「インテル Xeon W-1250」を比較すると「Core i5 3470」は3.2GHzであり「インテル Xeon W-1250」は3.3GHzです。「インテル Xeon W-1250」の方が「Core i5 3470」よりもわずかに定格クロック数が高いです。定格周波数ランキングで見てみると2150製品中「インテル Xeon W-1250」は489位で「Core i5 3470」は588位です。ほとんど差は無いと言えます。
データやアクセス処理を高速化できる点で「インテル Xeon W-1250」の方がどちらかといえば良いといえなくもないでしょう。しかしながら複数の作業、アプリケーションを同時に処理する場合でも実感上の違いはほとんど無いと思います。数値的には「インテル Xeon W-1250」の方が「Core i5 3470」より高いですが、体感できるほどの違いはほぼありません。
三次キャッシュ対応について
三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。
「Core i5 3470」も「インテル Xeon W-1250」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。
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三次キャッシュについて
三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。
三次キャッシュについて「インテル Xeon W-1250」と「Core i5 3470」を比べると「インテル Xeon W-1250」は12MBに対して「Core i5 3470」は6MBです。6MBもの差があります。三次キャッシュという視点において「インテル Xeon W-1250」は「Core i5 3470」より非常に多いキャッシュ容量です。三次キャッシュ容量の多さランキングで比べると1194製品の中で「インテル Xeon W-1250」は473位で「Core i5 3470」は822位なのでCPUの中では差はかなり大きいと言えます。
「インテル Xeon W-1250」はRAMのアクセスや消費量を減らすことができため、パフォーマンス全体を向上させることができる点で「Core i5 3470」よりも秀でているでしょう。「インテル Xeon W-1250」はよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのにかなり向いています。実際に使う場面で「Core i5 3470」と比べて「インテル Xeon W-1250」は遥かに秀でていると言えます。「インテル Xeon W-1250」にする上で主な理由の一つになります。
コア数について
コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。
コア数について比べると「Core i5 3470」は4コアに対して「インテル Xeon W-1250」は6コアです。2コアの違いがあります。「Core i5 3470」より「インテル Xeon W-1250」の方がとてもコア数が多いです。コア数の多さランキングで比較すると全2152製品のなかで「インテル Xeon W-1250」は455位で「Core i5 3470」は856位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。
一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「インテル Xeon W-1250」の方が秀でていると言えます。「インテル Xeon W-1250」は同時に出来る処理作業を増やすことが出来るので、一度に色んなアプリを起動するのにかなりオススメです。実際に使う場面で「Core i5 3470」と「インテル Xeon W-1250」の体感値としての差は遥かに大きいです。「インテル Xeon W-1250」を選ぶための一つの重要な決め手となると思います。
「インテル Xeon W-1250」と「Core i5 3470」の違いを表で比較する
インテル Xeon W-1250 | Core i5 3470 | |
画像 | ||
シリーズ名 | Comet Lake | Ivy Bridge |
内蔵グラフィックス | Intel UHD Graphics P630 | - |
ソケットの形状 | LGA1200 | LGA1155 |
TDP | 80W | 77W |
通常利用時の最大周波数 | 3.3GHz | 3.2GHz |
ブースト時の最大周波数 | 4.7GHz | - |
三次キャッシュ対応 | ○ | ○ |
三次キャッシュ | 12MB | 6MB |
コア数 | 6コア | 4コア |
マルチスレッド対応 | ○ | - |
スレッド数 | 12スレッド | - |
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