Core i5 10400F と Core i9 10850K の違いや差は?選ぶならどちらがおすすめ?

作成日時: 2020-08-24 16:24:29、更新日時: 2021-10-20 19:43:17

Core i9 10850KCore i5 10400F
Core i9 10850KCore i5 10400F
Core i9 10850KCore i5 10400F
Core i9 10850KCore i5 10400F
総合評価:
TDPrating-image1.5
125W
rating-image3.8
65W
通常利用時の最大周波数rating-image4.0
3.6GHz
rating-image1.7
2.9GHz
ブースト時の最大周波数rating-image4.9
5.2GHz
rating-image3.4
4.3GHz
三次キャッシュrating-image3.5
20MB
rating-image2.5
12MB
コア数rating-image3.4
10コア
rating-image2.5
6コア
スレッド数rating-image3.3
20スレッド
rating-image2.4
12スレッド

Core i5 10400F と比較して Core i9 10850K を選ぶメリット

  • 定格周波数

    80点(3.6GHz) vs 34.7点(2.9GHz)

  • ブースト時の周波数

    98.7点(5.2GHz) vs 67点(4.3GHz)

  • 三次キャッシュ

    69.2点(20MB) vs 50.3点(12MB)

  • コア数

    68.6点(10コア) vs 50点(6コア)

  • スレッド数

    66.5点(20スレッド) vs 48.8点(12スレッド)

Core i9 10850K と比較して Core i5 10400F を選ぶメリット

    -

「Core i9 10850K」と「Core i5 10400F」を徹底比較する

CPU性能について「Core i9 10850K」と「Core i5 10400F」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について比べると「Core i9 10850K」は3.6GHzであるのに対して「Core i5 10400F」は2.9GHzです。0.7GHzの差があります。「Core i5 10400F」の定格クロック数と比べて「Core i9 10850K」はとても高いです。定格周波数ランキングで比べると全2150製品中「Core i9 10850K」は180位であるのに対し「Core i5 10400F」は915位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

「Core i9 10850K」はデータやアクセス処理を高速化できる点で「Core i5 10400F」よりも秀でています。CPUの処理速度を高速化するのに「Core i9 10850K」はとても向いています。実際の利用を考えると「Core i5 10400F」と「Core i9 10850K」は体感値として遥かに大きい差があります。「Core i9 10850K」に決める上で一つの主な判断材料となるでしょう。

通常利用時の最大周波数評価
Core i9 10850K
3.6GHz80/100
Core i5 10400F
2.9GHz34/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数について比べると「Core i5 10400F」は4.3GHzであり「Core i9 10850K」は5.2GHzです。0.9GHzもの差があります。ブースト時の最大周波数という角度で見ると「Core i5 10400F」と比較して「Core i9 10850K」は非常に高いです。ブースト時のクロック数ランキングで比べると727製品の中で「Core i9 10850K」は43位で「Core i5 10400F」は235位なのでCPUの中では差はかなり大きいと言えます。

負荷のあるものを簡単に処理することができる点で「Core i9 10850K」の方が秀でているでしょう。消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップするのに「Core i9 10850K」はとても適しています。実際に利用する上で「Core i9 10850K」と「Core i5 10400F」の実用上の違いはかなり大きいです。「Core i9 10850K」にする上で主な判断材料の一つとなると思います。

ブースト時の最大周波数評価
Core i9 10850K
5.2GHz98/100
Core i5 10400F
4.3GHz67/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Core i5 10400F」も「Core i9 10850K」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュについて「Core i9 10850K」と「Core i5 10400F」を比較すると「Core i9 10850K」は20MBに対して「Core i5 10400F」は12MBです。8MBの違いがあります。「Core i9 10850K」は「Core i5 10400F」と比較してややキャッシュ容量が多いです。三次キャッシュ容量の多さランキングで比較すると全1194製品のなかで「Core i9 10850K」は281位で「Core i5 10400F」は489位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。

中間の計算結果を多く待避出来るので、複雑な計算をより早くできる点で「Core i9 10850K」の方が良いです。よりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのに「Core i9 10850K」は多少おススメです。実際の利用を考えると「Core i5 10400F」と「Core i9 10850K」は体感上多少大きい差があります。「Core i9 10850K」は「Core i5 10400F」より良いと言えるでしょう。しかし決定的といえる程の違いはないでしょう。

三次キャッシュ評価
Core i9 10850K
20MB69/100
Core i5 10400F
12MB50/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について比べると「Core i5 10400F」は6コアに対して「Core i9 10850K」は10コアです。4コアの違いがあります。「Core i5 10400F」より「Core i9 10850K」の方がとてもコア数が多いです。コア数の多さランキングで比較すると全2152製品のなかで「Core i9 10850K」は254位で「Core i5 10400F」は475位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。

一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Core i9 10850K」の方が秀でていると言えます。「Core i9 10850K」は複数の動画のエンコードのような作業をするのにかなりオススメです。実際に使う場面で「Core i5 10400F」と「Core i9 10850K」の体感値としての差は遥かに大きいです。「Core i9 10850K」を選ぶための一つの重要な決め手となると思います。

コア数評価
Core i9 10850K
10コア68/100
Core i5 10400F
6コア50/100

マルチスレッド対応について

マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。

「Core i5 10400F」も「Core i9 10850K」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため多くのタスクを一つのコアで同時に実行できる点で優れています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数について「Core i5 10400F」と「Core i9 10850K」を比べると「Core i5 10400F」は12スレッドであり「Core i9 10850K」は20スレッドです。8スレッドもの差があります。「Core i5 10400F」と比べて「Core i9 10850K」は非常に多いです。スレッド数の多さランキングで比較すると全804製品のなかで「Core i9 10850K」は212位で「Core i5 10400F」は369位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。

待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Core i9 10850K」の方が優れているでしょう。「Core i9 10850K」は複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに非常におすすめです。実際に使うことを想定したとき「Core i5 10400F」と比べて「Core i9 10850K」はとても優れていると言えます。「Core i9 10850K」を選ぶ主な判断材料の一つになります。

スレッド数評価
Core i9 10850K
20スレッド66/100
Core i5 10400F
12スレッド48/100

基本情報について「Core i9 10850K」と「Core i5 10400F」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPについて比べると「Core i5 10400F」は65Wで「Core i9 10850K」は125Wです。60Wもの差があります。「Core i9 10850K」と比べて「Core i5 10400F」はかなり小さいです。最大放熱量の小ささランキングで比べると全2005製品中「Core i5 10400F」は526位であるのに対し「Core i9 10850K」は1623位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

「Core i5 10400F」はCPU自体の発熱を少なくできる点で「Core i9 10850K」よりも優れていると言えます。熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのに「Core i5 10400F」はかなりオススメです。実際の利用を想定したとき「Core i5 10400F」の方が「Core i9 10850K」よりも非常に優れているでしょう。「Core i5 10400F」を選ぶ上で重要な判断材料の一つとなるでしょう。

TDP評価
Core i9 10850K
125W30/100
Core i5 10400F
65W76/100

「Core i9 10850K」と「Core i5 10400F」の違いを表で比較する

Core i9 10850KCore i5 10400F
画像Core i9 10850KCore i5 10400F
シリーズ名Comet LakeComet Lake
内蔵グラフィックスIntel UHD Graphics 630 -
ソケットの形状LGA1200LGA1200
TDP125W65W
通常利用時の最大周波数3.6GHz2.9GHz
ブースト時の最大周波数5.2GHz4.3GHz
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ20MB12MB
コア数10コア6コア
マルチスレッド対応
スレッド数20スレッド12スレッド

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