Core i9 10900K と Core i9 10850K を比べてどちらの評価が良いか。重要な特徴を幅広くまとめてみました

作成日時: 2020-08-24 16:08:20、更新日時: 2021-10-20 18:27:34

Core i9 10850KCore i9 10900K
Core i9 10850KCore i9 10900K

「Core i9 10850K」と「Core i9 10900K」はどういう面で違いや差があるのでしょうか?どっちを選んだ方がいいのかを評価レビューしました!どちらのCPUを選んだらいいのかを初心者でも分かるように説明しました。

Core i9 10850KCore i9 10900K
Core i9 10850KCore i9 10900K
総合評価:

68.8/100

(総合: 57位)

70.4/100

(総合: 47位)

TDP
30/100
30/100
通常利用時の最大周波数
80/100
88/100
ブースト時の最大周波数
98/100
98/100
三次キャッシュ
69/100
69/100
コア数
68/100
68/100
スレッド数
66/100
66/100

Core i9 10900K と比較して Core i9 10850K を選ぶメリット

    -

Core i9 10850K と比較して Core i9 10900K を選ぶメリット

  • 定格周波数

    80点(3.6GHz) vs 89点(3.7GHz)

「Core i9 10850K」と「Core i9 10900K」を徹底比較する

CPU性能について「Core i9 10850K」と「Core i9 10900K」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数を「Core i9 10850K」と「Core i9 10900K」を比較すると「Core i9 10850K」は3.6GHzであり「Core i9 10900K」は3.7GHzです。「Core i9 10900K」の方が「Core i9 10850K」よりもわずかに定格クロック数が高いです。データやアクセス処理を高速化できる点で「Core i9 10900K」の方がどちらかといえば良いといえなくもないでしょう。CPUの処理速度を高速化する場合でも実感上の違いはほとんど無いと思います。数値的には「Core i9 10900K」の方が「Core i9 10850K」より高いですが、体感できるほどの違いはほぼありません。

通常利用時の最大周波数評価
Core i9 10850K
3.6GHz80/100
Core i9 10900K
3.7GHz88/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数を「Core i9 10900K」と「Core i9 10850K」を比較すると「Core i9 10900K」は5.3GHzで「Core i9 10850K」は5.2GHzです。「Core i9 10900K」も「Core i9 10850K」も同じくらいのクロック数です。体感できるほどの違いは無いです。別の角度から比較するほうがいいでしょう。

ブースト時の最大周波数評価
Core i9 10850K
5.2GHz98/100
Core i9 10900K
5.3GHz98/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Core i9 10900K」も「Core i9 10850K」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュを「Core i9 10900K」と「Core i9 10850K」を比べると「Core i9 10900K」は20MBであり「Core i9 10850K」は20MBです。「Core i9 10900K」も「Core i9 10850K」もキャッシュ容量について違いがほぼゼロと言えるでしょう。実用上の差はありません。ほかの視点で決めることをおすすめします。

三次キャッシュ評価
Core i9 10850K
20MB69/100
Core i9 10900K
20MB69/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について「Core i9 10900K」と「Core i9 10850K」を比較すると「Core i9 10900K」は10コアであり「Core i9 10850K」は10コアです。コア数について「Core i9 10850K」も「Core i9 10900K」もほとんど同じと言えます。体感できるほどの差は無いです。他の視点から見て選択する方がよいでしょう。

コア数評価
Core i9 10850K
10コア68/100
Core i9 10900K
10コア68/100

マルチスレッド対応について

マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。

「Core i9 10900K」も「Core i9 10850K」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため同時実行可能な仕事が多くできる点で秀でています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数を「Core i9 10850K」と「Core i9 10900K」を比較すると「Core i9 10850K」は20スレッドに対して「Core i9 10900K」は20スレッドです。「Core i9 10850K」も「Core i9 10900K」も同程度のスレッド数です。実用上の差はありません。ほかの視点で決めるほうがいいでしょう。

スレッド数評価
Core i9 10850K
20スレッド66/100
Core i9 10900K
20スレッド66/100

基本情報について「Core i9 10850K」と「Core i9 10900K」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPを「Core i9 10850K」と「Core i9 10900K」を比べると「Core i9 10850K」は125Wに対して「Core i9 10900K」は125Wです。「Core i9 10900K」も「Core i9 10850K」も違いはほぼゼロと言えます。実用上の差はありません。ほかの観点から比較するほうがよいでしょう。

TDP評価
Core i9 10850K
125W30/100
Core i9 10900K
125W30/100

「Core i9 10850K」と「Core i9 10900K」の違いを表で比較する

Core i9 10850KCore i9 10900K
画像Core i9 10850KCore i9 10900K
シリーズ名Comet LakeComet Lake
内蔵グラフィックスIntel UHD Graphics 630Intel UHD Graphics 630
ソケットの形状LGA1200LGA1200
TDP125W125W
通常利用時の最大周波数3.6GHz3.7GHz
ブースト時の最大周波数5.2GHz5.3GHz
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ20MB20MB
コア数10コア10コア
マルチスレッド対応
スレッド数20スレッド20スレッド

類似のCPUを探す

他のCPUと比較する

価格をチェック

類似のCPUを探す

他のCPUと比較する

価格をチェック

価格をチェックする

お探しの情報は見つかりましたか?性能や機能名などのキーワードで検索することでさらに詳しい情報を知ることができます。

Core i9 10850K の関連記事
Core i9 10900K の関連記事

Core i9 10850K と評価が同程度のCPUを探す

インテル Xeon W-2223

TDP:120W, 通常利用時の最大周波数:3.6GHz, ブースト時の最大周波数:3.9GHz, 三次キャッシュ:8MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド

Ryzen 5 3600XT

TDP:95W, 通常利用時の最大周波数:3.8GHz, ブースト時の最大周波数:4.5GHz, 二次キャッシュ:3MB, 三次キャッシュ:32MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

Ryzen 7 3800XT

TDP:105W, 通常利用時の最大周波数:3.9GHz, ブースト時の最大周波数:4.7GHz, 二次キャッシュ:4MB, 三次キャッシュ:32MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

Core i3 4170

TDP:54W, 通常利用時の最大周波数:3.7GHz, 三次キャッシュ:3MB, コア数:2コア, スレッド数:4スレッド

インテル Xeon W-1250

TDP:80W, 通常利用時の最大周波数:3.3GHz, ブースト時の最大周波数:4.7GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

インテル Xeon W-1250P

TDP:125W, 通常利用時の最大周波数:4.1GHz, ブースト時の最大周波数:4.8GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

インテル Xeon W-1270

TDP:80W, 通常利用時の最大周波数:3.4GHz, ブースト時の最大周波数:5GHz, 三次キャッシュ:16MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

もっと見る ▼

Core i9 10850K の関連記事
Core i9 10900K の関連記事

Core i9 10900K と評価が同程度のCPUを探す

Xeon Gold 5218R

TDP:125W, 通常利用時の最大周波数:2.1GHz, ブースト時の最大周波数:4GHz, 三次キャッシュ:27MB, コア数:20コア, スレッド数:40スレッド

Xeon Gold 6230R

TDP:150W, 通常利用時の最大周波数:2.1GHz, ブースト時の最大周波数:4GHz, 三次キャッシュ:35MB, コア数:26コア, スレッド数:52スレッド

Xeon Silver 4215

TDP:85W, 通常利用時の最大周波数:2.5GHz, ブースト時の最大周波数:3.5GHz, 三次キャッシュ:11MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

Core i5 10400

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.9GHz, ブースト時の最大周波数:4.3GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

Core i7 10700K

TDP:125W, 通常利用時の最大周波数:3.8GHz, ブースト時の最大周波数:5.1GHz, 三次キャッシュ:16MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

Ryzen 3 3100

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.6GHz, ブースト時の最大周波数:3.9GHz, 二次キャッシュ:2MB, 三次キャッシュ:16MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド

Core i7 10700

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.9GHz, ブースト時の最大周波数:4.8GHz, 三次キャッシュ:16MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

Core i5 10500

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.1GHz, ブースト時の最大周波数:4.5GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

Core i5 10600

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.3GHz, ブースト時の最大周波数:4.8GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

Core i9 10900

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.8GHz, ブースト時の最大周波数:5.2GHz, 三次キャッシュ:20MB, コア数:10コア, スレッド数:20スレッド

Core i3 10100

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.6GHz, ブースト時の最大周波数:4.3GHz, 三次キャッシュ:6MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド

Core i5 10600KF

TDP:125W, 通常利用時の最大周波数:4.1GHz, ブースト時の最大周波数:4.8GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

もっと見る ▼

CPUランキング

カテゴリ一覧

人気CPU

関連人気記事

新着情報