Core i9 10900K と Core i9 10850K を比べてどちらの評価が良いか。重要な特徴を幅広くまとめてみました
作成日時: 2020-08-24 16:08:20、更新日時: 2021-10-20 18:27:34
「Core i9 10850K」と「Core i9 10900K」はどういう面で違いや差があるのでしょうか?どっちを選んだ方がいいのかを評価レビューしました!どちらのCPUを選んだらいいのかを初心者でも分かるように説明しました。
「Core i9 10850K」と「Core i9 10900K」を徹底比較する
CPU性能について「Core i9 10850K」と「Core i9 10900K」を比較
通常利用時の最大周波数について
通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。
通常利用時の最大周波数を「Core i9 10850K」と「Core i9 10900K」を比較すると「Core i9 10850K」は3.6GHzであり「Core i9 10900K」は3.7GHzです。「Core i9 10900K」の方が「Core i9 10850K」よりもわずかに定格クロック数が高いです。データやアクセス処理を高速化できる点で「Core i9 10900K」の方がどちらかといえば良いといえなくもないでしょう。CPUの処理速度を高速化する場合でも実感上の違いはほとんど無いと思います。数値的には「Core i9 10900K」の方が「Core i9 10850K」より高いですが、体感できるほどの違いはほぼありません。
ブースト時の最大周波数について
ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。
ブースト時の最大周波数を「Core i9 10900K」と「Core i9 10850K」を比較すると「Core i9 10900K」は5.3GHzで「Core i9 10850K」は5.2GHzです。「Core i9 10900K」も「Core i9 10850K」も同じくらいのクロック数です。体感できるほどの違いは無いです。別の角度から比較するほうがいいでしょう。
三次キャッシュ対応について
三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。
「Core i9 10900K」も「Core i9 10850K」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。
関連リンク
三次キャッシュについて
三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。
三次キャッシュを「Core i9 10900K」と「Core i9 10850K」を比べると「Core i9 10900K」は20MBであり「Core i9 10850K」は20MBです。「Core i9 10900K」も「Core i9 10850K」もキャッシュ容量について違いがほぼゼロと言えるでしょう。実用上の差はありません。ほかの視点で決めることをおすすめします。
コア数について
コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。
コア数について「Core i9 10900K」と「Core i9 10850K」を比較すると「Core i9 10900K」は10コアであり「Core i9 10850K」は10コアです。コア数について「Core i9 10850K」も「Core i9 10900K」もほとんど同じと言えます。体感できるほどの差は無いです。他の視点から見て選択する方がよいでしょう。
マルチスレッド対応について
マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。
「Core i9 10900K」も「Core i9 10850K」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため同時実行可能な仕事が多くできる点で秀でています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。
関連リンク
スレッド数について
スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。
スレッド数を「Core i9 10850K」と「Core i9 10900K」を比較すると「Core i9 10850K」は20スレッドに対して「Core i9 10900K」は20スレッドです。「Core i9 10850K」も「Core i9 10900K」も同程度のスレッド数です。実用上の差はありません。ほかの視点で決めるほうがいいでしょう。
基本情報について「Core i9 10850K」と「Core i9 10900K」を比較
TDPについて
TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。
TDPを「Core i9 10850K」と「Core i9 10900K」を比べると「Core i9 10850K」は125Wに対して「Core i9 10900K」は125Wです。「Core i9 10900K」も「Core i9 10850K」も違いはほぼゼロと言えます。実用上の差はありません。ほかの観点から比較するほうがよいでしょう。
選択中の製品 | 他のCPUと比較する |
---|
Core i9 10850K
選択中の製品 | 他のCPUと比較する |
---|
Core i9 10900K
「Core i9 10850K」と「Core i9 10900K」の違いを表で比較する
Core i9 10850K | Core i9 10900K | |
画像 | ||
シリーズ名 | Comet Lake | Comet Lake |
内蔵グラフィックス | Intel UHD Graphics 630 | Intel UHD Graphics 630 |
ソケットの形状 | LGA1200 | LGA1200 |
TDP | 125W | 125W |
通常利用時の最大周波数 | 3.6GHz | 3.7GHz |
ブースト時の最大周波数 | 5.2GHz | 5.3GHz |
三次キャッシュ対応 | ○ | ○ |
三次キャッシュ | 20MB | 20MB |
コア数 | 10コア | 10コア |
マルチスレッド対応 | ○ | ○ |
スレッド数 | 20スレッド | 20スレッド |
類似のCPUを探す 他のCPUと比較する 価格をチェック | 類似のCPUを探す 他のCPUと比較する 価格をチェック |
価格をチェックする
選択中の製品 | 他のCPUと比較する |
---|
Core i9 10850K
選択中の製品 | 他のCPUと比較する |
---|
Core i9 10900K
お探しの情報は見つかりましたか?性能や機能名などのキーワードで検索することでさらに詳しい情報を知ることができます。