Core i5 4690K と Core i9 10850K はどっちがおすすめなのか?違いや差を徹底検証しました

作成日時: 2020-08-24 15:43:09、更新日時: 2021-10-20 18:02:23

Core i9 10850KCore i5 4690K
Core i9 10850KCore i5 4690K
Core i9 10850KCore i5 4690K
Core i9 10850KCore i5 4690K
総合評価:
TDPrating-image1.5
125W
rating-image2.8
88W
通常利用時の最大周波数rating-image4.0
3.6GHz
rating-image3.6
3.5GHz
三次キャッシュrating-image3.5
20MB
rating-image1.2
6MB
コア数rating-image3.4
10コア
rating-image1.8
4コア

Core i5 4690K と比較して Core i9 10850K を選ぶメリット

  • 定格周波数

    80点(3.6GHz) vs 71.8点(3.5GHz)

  • 三次キャッシュ

    69.2点(20MB) vs 24.8点(6MB)

  • コア数

    68.6点(10コア) vs 35.2点(4コア)

  • マルチスレッド対応

Core i9 10850K と比較して Core i5 4690K を選ぶメリット

    -

「Core i9 10850K」と「Core i5 4690K」を徹底比較する

基本情報について「Core i9 10850K」と「Core i5 4690K」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPについて比べると「Core i5 4690K」は88Wに対して「Core i9 10850K」は125Wです。37Wの差があります。「Core i5 4690K」の放熱量は「Core i9 10850K」に比べて比較的小さいです。CPU自体の発熱を少なくできる点で「Core i5 4690K」の方が良いです。「Core i5 4690K」は熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのにややおすすめです。実際の利用を想定したとき「Core i5 4690K」と「Core i9 10850K」の体感上の違いはどちらかといえば大きいです。「Core i5 4690K」は「Core i9 10850K」よりいいでしょう。ただ決定的といえるくらいの差はないです。

TDP評価
Core i9 10850K
125W30/100
Core i5 4690K
88W55/100

CPU性能について「Core i9 10850K」と「Core i5 4690K」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数を「Core i5 4690K」と「Core i9 10850K」を比較すると「Core i5 4690K」は3.5GHzであり「Core i9 10850K」は3.6GHzです。「Core i9 10850K」の方が「Core i5 4690K」よりもわずかに定格クロック数が高いです。データやアクセス処理を高速化できる点で「Core i9 10850K」の方がどちらかといえば良いといえなくもないでしょう。しかしながら複数の作業、アプリケーションを同時に処理する場合でも実感上の違いはほとんど無いと思います。数値的には「Core i9 10850K」の方が「Core i5 4690K」より高いですが、体感できるほどの違いはほぼありません。

通常利用時の最大周波数評価
Core i9 10850K
3.6GHz80/100
Core i5 4690K
3.5GHz71/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Core i5 4690K」も「Core i9 10850K」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュについて「Core i9 10850K」と「Core i5 4690K」を比べると「Core i9 10850K」は20MBに対して「Core i5 4690K」は6MBです。14MBもの差があります。三次キャッシュという視点において「Core i9 10850K」は「Core i5 4690K」より非常に多いキャッシュ容量です。「Core i9 10850K」はRAMのアクセスや消費量を減らすことができため、パフォーマンス全体を向上させることができる点で「Core i5 4690K」よりも秀でているでしょう。「Core i9 10850K」はよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのにかなり向いています。実際に使う場面で「Core i5 4690K」と比べて「Core i9 10850K」は遥かに秀でていると言えます。「Core i9 10850K」にする上で主な理由の一つになります。

三次キャッシュ評価
Core i9 10850K
20MB69/100
Core i5 4690K
6MB24/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数を比べると「Core i9 10850K」は10コアであるのに対して「Core i5 4690K」は4コアです。6コアの差があります。「Core i5 4690K」と比べて「Core i9 10850K」はややコア数が多いです。「Core i9 10850K」は一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Core i5 4690K」よりも多少優れているかもしれません。「Core i9 10850K」は同時に出来る処理作業を増やすことが出来るので、一度に色んなアプリを起動するのに多少おすすめです。実際に使うことを想定したとき「Core i9 10850K」と「Core i5 4690K」は体感上多少大きい違いがあります。「Core i9 10850K」は「Core i5 4690K」よりいいと言えます。ただ決定的に優れていると言える程の差はありません。

コア数評価
Core i9 10850K
10コア68/100
Core i5 4690K
4コア35/100

「Core i9 10850K」と「Core i5 4690K」の違いを表で比較する

Core i9 10850KCore i5 4690K
画像Core i9 10850KCore i5 4690K
シリーズ名Comet LakeDevil's Canyon
内蔵グラフィックスIntel UHD Graphics 630 -
ソケットの形状LGA1200LGA1150
TDP125W88W
通常利用時の最大周波数3.6GHz3.5GHz
ブースト時の最大周波数5.2GHz -
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ20MB6MB
コア数10コア4コア
マルチスレッド対応 -
スレッド数20スレッド -

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