Core i7 7700 と Ryzen 3 3100 の評価。違いを比べてみた

作成日時: 2020-07-28 12:47:15、更新日時: 2021-10-20 16:46:53

Core i7 7700Ryzen 3 3100
Core i7 7700Ryzen 3 3100

「Ryzen 3 3100」と「Core i7 7700」の違いについて評価・検証してみました。どのような面で異なるのでしょうか?「Core i7 7700」と「Ryzen 3 3100」のどっちを選んだらいいのか検討している人におススメです。

Core i7 7700Ryzen 3 3100
Core i7 7700Ryzen 3 3100
総合評価:
TDPrating-image3.8
65W
rating-image3.8
65W
通常利用時の最大周波数rating-image4.0
3.6GHz
rating-image4.0
3.6GHz
三次キャッシュrating-image1.8
8MB
rating-image3.0
16MB
コア数rating-image1.8
4コア
rating-image1.8
4コア

Ryzen 3 3100 と比較して Core i7 7700 を選ぶメリット

    -

Core i7 7700 と比較して Ryzen 3 3100 を選ぶメリット

  • 三次キャッシュ

    35.4点(8MB) vs 61点(16MB)

  • 二次キャッシュ対応
  • マルチスレッド対応

「Core i7 7700」と「Ryzen 3 3100」を徹底比較する

基本情報について「Core i7 7700」と「Ryzen 3 3100」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPを「Core i7 7700」と「Ryzen 3 3100」を比べると「Core i7 7700」は65Wに対して「Ryzen 3 3100」は65Wです。「Ryzen 3 3100」も「Core i7 7700」も違いはほぼゼロと言えます。最大放熱量の小ささランキングで見てみると2005製品中「Core i7 7700」は523位で「Ryzen 3 3100」は531位です。ほとんど差は無いと言えます。

実用上の差はありません。ほかの観点から比較するほうがよいでしょう。

TDP評価
Core i7 7700
65W76/100
Ryzen 3 3100
65W76/100

CPU性能について「Core i7 7700」と「Ryzen 3 3100」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について「Ryzen 3 3100」と「Core i7 7700」を比較すると「Ryzen 3 3100」は3.6GHzに対して「Core i7 7700」は3.6GHzです。「Ryzen 3 3100」の定格クロック数は「Core i7 7700」と同じくらいです。定格周波数ランキングで見てみると2150製品中「Core i7 7700」は201位で「Ryzen 3 3100」は203位です。ほとんど差は無いと言えます。

感覚的にわかるほどの差はありません。ほかの角度で決めるほうがよさそうです。

通常利用時の最大周波数評価
Core i7 7700
3.6GHz80/100
Ryzen 3 3100
3.6GHz80/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Ryzen 3 3100」も「Core i7 7700」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュについて「Ryzen 3 3100」と「Core i7 7700」を比べると「Ryzen 3 3100」は16MBに対して「Core i7 7700」は8MBです。8MBもの差があります。三次キャッシュという視点において「Ryzen 3 3100」は「Core i7 7700」より非常に多いキャッシュ容量です。三次キャッシュ容量の多さランキングで比較すると全1194製品のなかで「Ryzen 3 3100」は389位で「Core i7 7700」は602位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。

「Ryzen 3 3100」は中間の計算結果を多く待避出来るので、複雑な計算をより早くできる点で「Core i7 7700」よりも優れていると言えます。「Ryzen 3 3100」はよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのにかなり向いています。実際に使う場面で「Core i7 7700」と比べて「Ryzen 3 3100」は遥かに秀でていると言えます。「Ryzen 3 3100」にする上で主な理由の一つになります。

三次キャッシュ評価
Core i7 7700
8MB35/100
Ryzen 3 3100
16MB60/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について「Ryzen 3 3100」と「Core i7 7700」を比較すると「Ryzen 3 3100」は4コアであり「Core i7 7700」は4コアです。コア数について「Core i7 7700」も「Ryzen 3 3100」もほとんど同じと言えます。コア数の多さランキングで見てみると2152製品中「Core i7 7700」は640位で「Ryzen 3 3100」は644位です。ほとんど差は無いと言えます。

体感できるほどの差は無いです。他の視点から見て選択する方がよいでしょう。

コア数評価
Core i7 7700
4コア35/100
Ryzen 3 3100
4コア35/100

「Core i7 7700」と「Ryzen 3 3100」の違いを表で比較する

Core i7 7700Ryzen 3 3100
画像Core i7 7700Ryzen 3 3100
シリーズ名Kaby Lake-S -
ソケットの形状LGA1151Socket AM4
TDP65W65W
通常利用時の最大周波数3.6GHz3.6GHz
ブースト時の最大周波数 - 3.9GHz
二次キャッシュ対応 -
二次キャッシュ - 2MB
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ8MB16MB
コア数4コア4コア
マルチスレッド対応 -
スレッド数 - 8スレッド

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