Core i7 4930K と Core i7 7700 はどっちがおすすめなのか?違いや差を徹底検証しました

作成日時: 2020-07-28 14:55:37、更新日時: 2021-10-20 16:30:55

Core i7 7700Core i7 4930K
Core i7 7700Core i7 4930K

「Core i7 7700」と「Core i7 4930K」についてどちらの評価が優れているかについて詳しく解説。使い勝手や利便性について評価・比較しました。どちらのCPUを選んだらいいのか悩んでいるならお勧めします。

Core i7 7700Core i7 4930K
Core i7 7700Core i7 4930K
総合評価:
TDPrating-image3.8
65W
rating-image1.4
130W
通常利用時の最大周波数rating-image4.0
3.6GHz
rating-image3.2
3.4GHz
三次キャッシュrating-image1.8
8MB
rating-image2.5
12MB
コア数rating-image1.8
4コア
rating-image2.5
6コア

Core i7 4930K と比較して Core i7 7700 を選ぶメリット

  • 定格周波数

    80点(3.6GHz) vs 64.2点(3.4GHz)

Core i7 7700 と比較して Core i7 4930K を選ぶメリット

  • 三次キャッシュ

    35.4点(8MB) vs 50.3点(12MB)

  • コア数

    35.2点(4コア) vs 50点(6コア)

「Core i7 7700」と「Core i7 4930K」を徹底比較する

CPU性能について「Core i7 7700」と「Core i7 4930K」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について「Core i7 7700」と「Core i7 4930K」を比較すると「Core i7 7700」は3.6GHzに対して「Core i7 4930K」は3.4GHzです。0.2GHzの差があります。「Core i7 4930K」の定格クロック数と比べて「Core i7 7700」は比較的高いです。定格周波数ランキングで比較すると全2150製品のなかで「Core i7 7700」は201位で「Core i7 4930K」は421位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。

データやアクセス処理を高速化できる点で「Core i7 4930K」より「Core i7 7700」の方がよいです。「Core i7 7700」は複数の作業、アプリケーションを同時に処理するのに比較的おススメです。実際に使う場面で「Core i7 7700」と「Core i7 4930K」の実用においての違いは比較的大きいです。「Core i7 7700」は「Core i7 4930K」よりいいですが決め手になるほどの差はないでしょう。

通常利用時の最大周波数評価
Core i7 7700
3.6GHz80/100
Core i7 4930K
3.4GHz64/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Core i7 4930K」も「Core i7 7700」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュについて「Core i7 4930K」と「Core i7 7700」を比べると「Core i7 4930K」は12MBに対して「Core i7 7700」は8MBです。4MBもの差があります。三次キャッシュという視点において「Core i7 4930K」は「Core i7 7700」より非常に多いキャッシュ容量です。三次キャッシュ容量の多さランキングで見てみると1194製品中「Core i7 7700」は602位で「Core i7 4930K」は507位です。ほとんど差は無いと言えます。

「Core i7 4930K」はRAMのアクセスや消費量を減らすことができため、パフォーマンス全体を向上させることができる点で「Core i7 7700」よりも秀でているでしょう。「Core i7 4930K」はよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのにかなり向いています。実際に使う場面で「Core i7 7700」と比べて「Core i7 4930K」は遥かに秀でていると言えます。「Core i7 4930K」にする上で主な理由の一つになります。

三次キャッシュ評価
Core i7 7700
8MB35/100
Core i7 4930K
12MB50/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について比べると「Core i7 7700」は4コアに対して「Core i7 4930K」は6コアです。2コアの違いがあります。「Core i7 7700」より「Core i7 4930K」の方がとてもコア数が多いです。コア数の多さランキングで見てみると2152製品中「Core i7 7700」は640位で「Core i7 4930K」は523位です。ほとんど差は無いと言えます。

一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Core i7 4930K」の方が秀でていると言えます。「Core i7 4930K」は同時に出来る処理作業を増やすことが出来るので、一度に色んなアプリを起動するのにかなりオススメです。実際に使う場面で「Core i7 7700」と「Core i7 4930K」の体感値としての差は遥かに大きいです。「Core i7 4930K」を選ぶための一つの重要な決め手となると思います。

コア数評価
Core i7 7700
4コア35/100
Core i7 4930K
6コア50/100

基本情報について「Core i7 7700」と「Core i7 4930K」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPについて比べると「Core i7 7700」は65Wで「Core i7 4930K」は130Wです。65Wもの差があります。「Core i7 4930K」と比べて「Core i7 7700」はかなり小さいです。最大放熱量の小ささランキングで比べると全2005製品中「Core i7 7700」は523位であるのに対し「Core i7 4930K」は1725位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

「Core i7 7700」はCPU自体の発熱を少なくできる点で「Core i7 4930K」よりも優れていると言えます。熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのに「Core i7 7700」はかなりオススメです。実際の利用を想定したとき「Core i7 7700」の方が「Core i7 4930K」よりも非常に優れているでしょう。「Core i7 7700」を選ぶ上で重要な判断材料の一つとなるでしょう。

TDP評価
Core i7 7700
65W76/100
Core i7 4930K
130W27/100

「Core i7 7700」と「Core i7 4930K」の違いを表で比較する

Core i7 7700Core i7 4930K
Core i7 7700Core i7 4930K
基本情報
シリーズ名Kaby Lake-SIvy Bridge E
ソケットの形状LGA1151LGA2011
TDP65W130W
CPU性能
通常利用時の最大周波数3.6GHz3.4GHz
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ8MB12MB
コア数4コア6コア

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