Core i5 10600KF と Ryzen 7 3800XT の違いや差は?選ぶならどちらがおすすめ?

作成日時: 2020-07-15 20:04:13、更新日時: 2021-10-20 18:55:20

Ryzen 7 3800XTCore i5 10600KF
Ryzen 7 3800XTCore i5 10600KF
Ryzen 7 3800XTCore i5 10600KF
Ryzen 7 3800XTCore i5 10600KF
総合評価:

72.4/100

(総合: 42位)

62.5/100

(総合: 204位)

TDP
42/100
30/100
通常利用時の最大周波数
97/100
98/100
ブースト時の最大周波数
97/100
97/100
三次キャッシュ
86/100
50/100
コア数
60/100
50/100
スレッド数
58/100
48/100

Core i5 10600KF と比較して Ryzen 7 3800XT を選ぶメリット

  • 三次キャッシュ

    86.5点(32MB) vs 50.3点(12MB)

  • コア数

    60.5点(8コア) vs 50点(6コア)

  • スレッド数

    58.8点(16スレッド) vs 48.8点(12スレッド)

  • 二次キャッシュ対応

Ryzen 7 3800XT と比較して Core i5 10600KF を選ぶメリット

    -

「Ryzen 7 3800XT」と「Core i5 10600KF」を徹底比較する

CPU性能について「Ryzen 7 3800XT」と「Core i5 10600KF」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について「Core i5 10600KF」と「Ryzen 7 3800XT」を比較すると「Core i5 10600KF」は4.1GHzに対して「Ryzen 7 3800XT」は3.9GHzです。「Core i5 10600KF」の定格クロック数は「Ryzen 7 3800XT」と同じくらいです。感覚的にわかるほどの差はありません。ほかの角度で決めるほうがよさそうです。

通常利用時の最大周波数評価
Ryzen 7 3800XT
3.9GHz97/100
Core i5 10600KF
4.1GHz98/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数を「Core i5 10600KF」と「Ryzen 7 3800XT」を比較すると「Core i5 10600KF」は4.8GHzで「Ryzen 7 3800XT」は4.7GHzです。「Core i5 10600KF」も「Ryzen 7 3800XT」も同じくらいのクロック数です。体感できるほどの違いは無いです。別の角度から比較するほうがいいでしょう。

ブースト時の最大周波数評価
Ryzen 7 3800XT
4.7GHz97/100
Core i5 10600KF
4.8GHz97/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Core i5 10600KF」も「Ryzen 7 3800XT」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュについて「Ryzen 7 3800XT」と「Core i5 10600KF」を比べると「Ryzen 7 3800XT」は32MBに対して「Core i5 10600KF」は12MBです。20MBもの差があります。三次キャッシュという視点において「Ryzen 7 3800XT」は「Core i5 10600KF」より非常に多いキャッシュ容量です。「Ryzen 7 3800XT」は中間の計算結果を多く待避出来るので、複雑な計算をより早くできる点で「Core i5 10600KF」よりも優れていると言えます。「Ryzen 7 3800XT」はよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのにかなり向いています。実際に使う場面で「Core i5 10600KF」と比べて「Ryzen 7 3800XT」は遥かに秀でていると言えます。「Ryzen 7 3800XT」にする上で主な理由の一つになります。

三次キャッシュ評価
Ryzen 7 3800XT
32MB86/100
Core i5 10600KF
12MB50/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について比較すると「Ryzen 7 3800XT」は8コアで「Core i5 10600KF」は6コアです。コア数について「Core i5 10600KF」より「Ryzen 7 3800XT」の方が多少多いです。一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Ryzen 7 3800XT」の方が「Core i5 10600KF」よりもどちらかといえば良いといえなくもないでしょう。しかしながら同時に出来る処理作業を増やすことが出来るので、一度に色んなアプリを起動する場合でも実用上の違いはほとんど無いと思います。数値的には「Core i5 10600KF」より「Ryzen 7 3800XT」の方が多いですが通常の利用において気にするほどの違いはほとんどありません。

コア数評価
Ryzen 7 3800XT
8コア60/100
Core i5 10600KF
6コア50/100

マルチスレッド対応について

マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。

「Core i5 10600KF」も「Ryzen 7 3800XT」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため多くのタスクを一つのコアで同時に実行できる点で優れています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数を「Core i5 10600KF」と「Ryzen 7 3800XT」を比べると「Core i5 10600KF」は12スレッドに対して「Ryzen 7 3800XT」は16スレッドです。4スレッドの差があります。「Ryzen 7 3800XT」は「Core i5 10600KF」に比べて比較的スレッド数が多いです。待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Ryzen 7 3800XT」の方が「Core i5 10600KF」よりも多少優れているかもしれません。「Ryzen 7 3800XT」は複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに多少適しています。実際に使う場面で「Ryzen 7 3800XT」と「Core i5 10600KF」は体感上やや大きい差があります。「Core i5 10600KF」より「Ryzen 7 3800XT」が良いですが、非常に優れているとまでは言えません。

スレッド数評価
Ryzen 7 3800XT
16スレッド58/100
Core i5 10600KF
12スレッド48/100

基本情報について「Ryzen 7 3800XT」と「Core i5 10600KF」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPについて比べると「Ryzen 7 3800XT」は105Wであり「Core i5 10600KF」は125Wです。TDPという角度において「Ryzen 7 3800XT」は「Core i5 10600KF」と比較してどちらかといえば小さいです。CPU自体の発熱を少なくできる点で「Ryzen 7 3800XT」の方が多少良いといえなくもありません。熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用する場合でも実用上の違いはほぼ無いと思います。あえて決めるなら「Core i5 10600KF」より「Ryzen 7 3800XT」ですが、基本的には気にするほどの差はほとんどありません。

TDP評価
Ryzen 7 3800XT
105W42/100
Core i5 10600KF
125W30/100

「Ryzen 7 3800XT」と「Core i5 10600KF」の違いを表で比較する

Ryzen 7 3800XTCore i5 10600KF
Ryzen 7 3800XTCore i5 10600KF
基本情報
シリーズ名 - Comet Lake
ソケットの形状Socket AM4LGA1200
TDP105W125W
CPU性能
通常利用時の最大周波数3.9GHz4.1GHz
ブースト時の最大周波数4.7GHz4.8GHz
二次キャッシュ対応 -
二次キャッシュ4MB -
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ32MB12MB
コア数8コア6コア
マルチスレッド対応
スレッド数16スレッド12スレッド

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TDP:140W, 通常利用時の最大周波数:3.4GHz, ブースト時の最大周波数:3.6GHz, 三次キャッシュ:15MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

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