Ryzen 7 3800XT と AMD EPYC 7401 を詳しくレビュー。どちらが良いか詳細に検証

作成日時: 2020-07-15 20:00:04、更新日時: 2021-10-20 19:21:11

Ryzen 7 3800XTAMD EPYC 7401
Ryzen 7 3800XTAMD EPYC 7401

「AMD EPYC 7401」と「Ryzen 7 3800XT」を比べた時の違いや差を評価/検証しました。どっちの評価が良いのかを詳しく解説。「Ryzen 7 3800XT」と「AMD EPYC 7401」のどっちにすべきか考えているなら今すぐチェック!

Ryzen 7 3800XTAMD EPYC 7401
Ryzen 7 3800XTAMD EPYC 7401
総合評価:
TDPrating-image2.1
105W
rating-image1
170W
通常利用時の最大周波数rating-image4.9
3.9GHz
rating-image1
2GHz
ブースト時の最大周波数rating-image4.9
4.7GHz
rating-image1
3GHz
三次キャッシュrating-image4.3
32MB
rating-image4.9
64MB
コア数rating-image3.0
8コア
rating-image4.9
24コア
スレッド数rating-image2.9
16スレッド
rating-image4.9
48スレッド

AMD EPYC 7401 と比較して Ryzen 7 3800XT を選ぶメリット

  • 定格周波数

    97.9点(3.9GHz) vs 8.2点(2GHz)

  • ブースト時の周波数

    97.9点(4.7GHz) vs 10.3点(3GHz)

  • 二次キャッシュ対応

Ryzen 7 3800XT と比較して AMD EPYC 7401 を選ぶメリット

  • 三次キャッシュ

    86.5点(32MB) vs 97.9点(64MB)

  • コア数

    60.5点(8コア) vs 97.8点(24コア)

  • スレッド数

    58.8点(16スレッド) vs 97.7点(48スレッド)

「Ryzen 7 3800XT」と「AMD EPYC 7401」を徹底比較する

基本情報について「Ryzen 7 3800XT」と「AMD EPYC 7401」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPについて比べると「Ryzen 7 3800XT」は105Wで「AMD EPYC 7401」は170Wです。65Wもの差があります。「AMD EPYC 7401」と比べて「Ryzen 7 3800XT」はかなり小さいです。「Ryzen 7 3800XT」はCPU自体の発熱を少なくできる点で「AMD EPYC 7401」よりも優れていると言えます。熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのに「Ryzen 7 3800XT」はかなりオススメです。実際の利用を想定したとき「Ryzen 7 3800XT」の方が「AMD EPYC 7401」よりも非常に優れているでしょう。「Ryzen 7 3800XT」を選ぶ上で重要な判断材料の一つとなるでしょう。

TDP評価
Ryzen 7 3800XT
105W42/100
AMD EPYC 7401
170W8/100

CPU性能について「Ryzen 7 3800XT」と「AMD EPYC 7401」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について比べると「Ryzen 7 3800XT」は3.9GHzであるのに対して「AMD EPYC 7401」は2GHzです。1.9GHzの差があります。「AMD EPYC 7401」の定格クロック数と比べて「Ryzen 7 3800XT」はとても高いです。「Ryzen 7 3800XT」はデータやアクセス処理を高速化できる点で「AMD EPYC 7401」よりも秀でています。CPUの処理速度を高速化するのに「Ryzen 7 3800XT」はとても向いています。実際の利用を考えると「AMD EPYC 7401」と「Ryzen 7 3800XT」は体感値として遥かに大きい差があります。「Ryzen 7 3800XT」に決める上で一つの主な判断材料となるでしょう。

通常利用時の最大周波数評価
Ryzen 7 3800XT
3.9GHz97/100
AMD EPYC 7401
2GHz8/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数について比べると「AMD EPYC 7401」は3GHzであり「Ryzen 7 3800XT」は4.7GHzです。1.7GHzもの差があります。ブースト時の最大周波数という角度で見ると「AMD EPYC 7401」と比較して「Ryzen 7 3800XT」は非常に高いです。負荷のあるものを簡単に処理することができる点で「Ryzen 7 3800XT」の方が秀でているでしょう。消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップするのに「Ryzen 7 3800XT」はとても適しています。実際に利用する上で「Ryzen 7 3800XT」と「AMD EPYC 7401」の実用上の違いはかなり大きいです。「Ryzen 7 3800XT」にする上で主な判断材料の一つとなると思います。

ブースト時の最大周波数評価
Ryzen 7 3800XT
4.7GHz97/100
AMD EPYC 7401
3GHz10/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「AMD EPYC 7401」も「Ryzen 7 3800XT」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュについて「AMD EPYC 7401」と「Ryzen 7 3800XT」を比較すると「AMD EPYC 7401」は64MBに対して「Ryzen 7 3800XT」は32MBです。32MBの違いがあります。「AMD EPYC 7401」は「Ryzen 7 3800XT」と比較してややキャッシュ容量が多いです。中間の計算結果を多く待避出来るので、複雑な計算をより早くできる点で「AMD EPYC 7401」の方が良いです。よりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのに「AMD EPYC 7401」は多少おススメです。実際の利用を考えると「Ryzen 7 3800XT」と「AMD EPYC 7401」は体感上多少大きい差があります。「AMD EPYC 7401」は「Ryzen 7 3800XT」より良いと言えるでしょう。しかし決定的といえる程の違いはないでしょう。

三次キャッシュ評価
Ryzen 7 3800XT
32MB86/100
AMD EPYC 7401
64MB97/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について比べると「Ryzen 7 3800XT」は8コアに対して「AMD EPYC 7401」は24コアです。16コアの違いがあります。「Ryzen 7 3800XT」より「AMD EPYC 7401」の方がとてもコア数が多いです。一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「AMD EPYC 7401」の方が秀でていると言えます。「AMD EPYC 7401」は複数の動画のエンコードのような作業をするのにかなりオススメです。実際に使う場面で「Ryzen 7 3800XT」と「AMD EPYC 7401」の体感値としての差は遥かに大きいです。「AMD EPYC 7401」を選ぶための一つの重要な決め手となると思います。

コア数評価
Ryzen 7 3800XT
8コア60/100
AMD EPYC 7401
24コア97/100

マルチスレッド対応について

マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。

「AMD EPYC 7401」も「Ryzen 7 3800XT」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため同時実行可能な仕事が多くできる点で秀でています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数について「Ryzen 7 3800XT」と「AMD EPYC 7401」を比べると「Ryzen 7 3800XT」は16スレッドであり「AMD EPYC 7401」は48スレッドです。32スレッドもの差があります。「Ryzen 7 3800XT」と比べて「AMD EPYC 7401」は非常に多いです。待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「AMD EPYC 7401」の方が優れているでしょう。「AMD EPYC 7401」は複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに非常におすすめです。実際に使うことを想定したとき「Ryzen 7 3800XT」と比べて「AMD EPYC 7401」はとても優れていると言えます。「AMD EPYC 7401」を選ぶ主な判断材料の一つになります。

スレッド数評価
Ryzen 7 3800XT
16スレッド58/100
AMD EPYC 7401
48スレッド97/100

「Ryzen 7 3800XT」と「AMD EPYC 7401」の違いを表で比較する

Ryzen 7 3800XTAMD EPYC 7401
画像Ryzen 7 3800XTAMD EPYC 7401
ソケットの形状Socket AM4 -
TDP105W170W
通常利用時の最大周波数3.9GHz2GHz
ブースト時の最大周波数4.7GHz3GHz
二次キャッシュ対応 -
二次キャッシュ4MB -
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ32MB64MB
コア数8コア24コア
マルチスレッド対応
スレッド数16スレッド48スレッド

類似のCPUを探す

他のCPUと比較する

価格をチェック

類似のCPUを探す

他のCPUと比較する

価格をチェック

価格をチェックする

お探しの情報は見つかりましたか?性能や機能名などのキーワードで検索することでさらに詳しい情報を知ることができます。

Ryzen 7 3800XT の関連記事
AMD EPYC 7401 の関連記事

Ryzen 7 3800XT と評価が同程度のCPUを探す

Core i7 6800K

TDP:140W, 通常利用時の最大周波数:3.4GHz, ブースト時の最大周波数:3.6GHz, 三次キャッシュ:15MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

Core i7 6900K

TDP:140W, 通常利用時の最大周波数:3.2GHz, ブースト時の最大周波数:3.7GHz, 三次キャッシュ:20MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

Core i9 10900KF

TDP:125W, 通常利用時の最大周波数:3.7GHz, ブースト時の最大周波数:5.3GHz, 三次キャッシュ:20MB, コア数:10コア, スレッド数:20スレッド

Core i3 9300

TDP:62W, 通常利用時の最大周波数:3.7GHz, ブースト時の最大周波数:4.3GHz, 三次キャッシュ:8MB, コア数:4コア, スレッド数:4スレッド

インテル Xeon W-2223

TDP:120W, 通常利用時の最大周波数:3.6GHz, ブースト時の最大周波数:3.9GHz, 三次キャッシュ:8MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド

Ryzen 5 3600XT

TDP:95W, 通常利用時の最大周波数:3.8GHz, ブースト時の最大周波数:4.5GHz, 二次キャッシュ:3MB, 三次キャッシュ:32MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

Core i9 10850K

TDP:125W, 通常利用時の最大周波数:3.6GHz, ブースト時の最大周波数:5.2GHz, 三次キャッシュ:20MB, コア数:10コア, スレッド数:20スレッド

もっと見る ▼

Ryzen 7 3800XT の関連記事
AMD EPYC 7401 の関連記事

AMD EPYC 7401 と評価が同程度のCPUを探す

Xeon E5-2690 v2

TDP:130W, 通常利用時の最大周波数:3GHz, ブースト時の最大周波数:3.6GHz, 三次キャッシュ:25MB, コア数:10コア, スレッド数:20スレッド

Xeon E5-2690 v4

TDP:135W, 通常利用時の最大周波数:2.6GHz, ブースト時の最大周波数:3.5GHz, 三次キャッシュ:35MB, コア数:14コア, スレッド数:28スレッド

Xeon E5-2687W v4

TDP:160W, 通常利用時の最大周波数:3GHz, ブースト時の最大周波数:3.5GHz, 三次キャッシュ:30MB, コア数:12コア, スレッド数:24スレッド

Xeon Gold 6242

TDP:150W, 通常利用時の最大周波数:2.8GHz, ブースト時の最大周波数:3.9GHz, 三次キャッシュ:22MB, コア数:16コア, スレッド数:32スレッド

Xeon E5-2697 v4

TDP:145W, 通常利用時の最大周波数:2.3GHz, ブースト時の最大周波数:3.6GHz, 三次キャッシュ:45MB, コア数:18コア, スレッド数:36スレッド

Ryzen 5 3500

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.6GHz, ブースト時の最大周波数:4.1GHz, コア数:6コア, スレッド数:6スレッド

Core i7 7700T

TDP:35W, 通常利用時の最大周波数:2.9GHz, ブースト時の最大周波数:3.8GHz, 三次キャッシュ:8MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド

Core i5 5675C

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.1GHz, ブースト時の最大周波数:3.6GHz, 三次キャッシュ:4MB, コア数:4コア, スレッド数:4スレッド

もっと見る ▼

CPUランキング

カテゴリ一覧

人気CPU

関連人気記事

新着情報