Core i7 6700 と Ryzen 7 3800XT はどっちがおすすめなのか?違いや差を徹底検証しました

作成日時: 2020-07-15 21:45:25、更新日時: 2021-10-20 18:46:37

Ryzen 7 3800XTCore i7 6700
Ryzen 7 3800XTCore i7 6700

「Core i7 6700」と「Ryzen 7 3800XT」の違いについて評価・検証してみました。どのような面で異なるのでしょうか?「Ryzen 7 3800XT」と「Core i7 6700」のどっちを選んだらいいのか検討している人におススメです。

Ryzen 7 3800XTCore i7 6700
Ryzen 7 3800XTCore i7 6700
総合評価:

72.4/100

(総合: 42位)

48.7/100

(総合: 384位)

TDP
42/100
76/100
通常利用時の最大周波数
97/100
64/100
ブースト時の最大周波数
97/100
45/100
三次キャッシュ
86/100
35/100
コア数
60/100
35/100
スレッド数
58/100
34/100

Core i7 6700 と比較して Ryzen 7 3800XT を選ぶメリット

  • 定格周波数

    97.9点(3.9GHz) vs 64.2点(3.4GHz)

  • ブースト時の周波数

    97.9点(4.7GHz) vs 46点(4GHz)

  • 三次キャッシュ

    86.5点(32MB) vs 35.4点(8MB)

  • コア数

    60.5点(8コア) vs 35.2点(4コア)

  • スレッド数

    58.8点(16スレッド) vs 34.7点(8スレッド)

  • 二次キャッシュ対応

Ryzen 7 3800XT と比較して Core i7 6700 を選ぶメリット

    -

「Ryzen 7 3800XT」と「Core i7 6700」を徹底比較する

CPU性能について「Ryzen 7 3800XT」と「Core i7 6700」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について比べると「Ryzen 7 3800XT」は3.9GHzであるのに対して「Core i7 6700」は3.4GHzです。0.5GHzの差があります。「Core i7 6700」の定格クロック数と比べて「Ryzen 7 3800XT」はとても高いです。「Ryzen 7 3800XT」はデータやアクセス処理を高速化できる点で「Core i7 6700」よりも秀でています。CPUの処理速度を高速化するのに「Ryzen 7 3800XT」はとても向いています。実際の利用を考えると「Core i7 6700」と「Ryzen 7 3800XT」は体感値として遥かに大きい差があります。「Ryzen 7 3800XT」に決める上で一つの主な判断材料となるでしょう。

通常利用時の最大周波数評価
Ryzen 7 3800XT
3.9GHz97/100
Core i7 6700
3.4GHz64/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数について比べると「Core i7 6700」は4GHzであり「Ryzen 7 3800XT」は4.7GHzです。0.7GHzもの差があります。ブースト時の最大周波数という角度で見ると「Core i7 6700」と比較して「Ryzen 7 3800XT」は非常に高いです。パソコンの処理速度を上げることができる点で「Ryzen 7 3800XT」の方が「Core i7 6700」よりも秀でています。消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップするのに「Ryzen 7 3800XT」はとても適しています。実際に利用する上で「Ryzen 7 3800XT」と「Core i7 6700」の実用上の違いはかなり大きいです。「Ryzen 7 3800XT」にする上で主な判断材料の一つとなると思います。

ブースト時の最大周波数評価
Ryzen 7 3800XT
4.7GHz97/100
Core i7 6700
4GHz45/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Core i7 6700」も「Ryzen 7 3800XT」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュについて「Ryzen 7 3800XT」と「Core i7 6700」を比べると「Ryzen 7 3800XT」は32MBに対して「Core i7 6700」は8MBです。24MBもの差があります。三次キャッシュという視点において「Ryzen 7 3800XT」は「Core i7 6700」より非常に多いキャッシュ容量です。「Ryzen 7 3800XT」はRAMのアクセスや消費量を減らすことができため、パフォーマンス全体を向上させることができる点で「Core i7 6700」よりも秀でているでしょう。「Ryzen 7 3800XT」はよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのにかなり向いています。実際に使う場面で「Core i7 6700」と比べて「Ryzen 7 3800XT」は遥かに秀でていると言えます。「Ryzen 7 3800XT」にする上で主な理由の一つになります。

三次キャッシュ評価
Ryzen 7 3800XT
32MB86/100
Core i7 6700
8MB35/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について比べると「Core i7 6700」は4コアに対して「Ryzen 7 3800XT」は8コアです。4コアの違いがあります。「Core i7 6700」より「Ryzen 7 3800XT」の方がとてもコア数が多いです。一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Ryzen 7 3800XT」の方が秀でていると言えます。「Ryzen 7 3800XT」は複数の動画のエンコードのような作業をするのにかなりオススメです。実際に使う場面で「Core i7 6700」と「Ryzen 7 3800XT」の体感値としての差は遥かに大きいです。「Ryzen 7 3800XT」を選ぶための一つの重要な決め手となると思います。

コア数評価
Ryzen 7 3800XT
8コア60/100
Core i7 6700
4コア35/100

マルチスレッド対応について

マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。

「Core i7 6700」も「Ryzen 7 3800XT」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため同時実行可能な仕事が多くできる点で秀でています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数を「Core i7 6700」と「Ryzen 7 3800XT」を比べると「Core i7 6700」は8スレッドに対して「Ryzen 7 3800XT」は16スレッドです。8スレッドの差があります。「Ryzen 7 3800XT」は「Core i7 6700」に比べて比較的スレッド数が多いです。待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Ryzen 7 3800XT」の方が「Core i7 6700」よりも多少優れているかもしれません。「Ryzen 7 3800XT」は複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに多少適しています。実際に使う場面で「Ryzen 7 3800XT」と「Core i7 6700」は体感上やや大きい差があります。「Core i7 6700」より「Ryzen 7 3800XT」が良いですが、非常に優れているとまでは言えません。

スレッド数評価
Ryzen 7 3800XT
16スレッド58/100
Core i7 6700
8スレッド34/100

基本情報について「Ryzen 7 3800XT」と「Core i7 6700」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPについて比べると「Core i7 6700」は65Wで「Ryzen 7 3800XT」は105Wです。40Wもの差があります。「Ryzen 7 3800XT」と比べて「Core i7 6700」はかなり小さいです。「Core i7 6700」はCPU自体の発熱を少なくできる点で「Ryzen 7 3800XT」よりも優れていると言えます。熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのに「Core i7 6700」はかなりオススメです。実際の利用を想定したとき「Core i7 6700」の方が「Ryzen 7 3800XT」よりも非常に優れているでしょう。「Core i7 6700」を選ぶ上で重要な判断材料の一つとなるでしょう。

TDP評価
Ryzen 7 3800XT
105W42/100
Core i7 6700
65W76/100

「Ryzen 7 3800XT」と「Core i7 6700」の違いを表で比較する

Ryzen 7 3800XTCore i7 6700
Ryzen 7 3800XTCore i7 6700
基本情報
シリーズ名 - Skylake
内蔵グラフィックス - Intel HD Graphics 530
ソケットの形状Socket AM4LGA1151
TDP105W65W
CPU性能
通常利用時の最大周波数3.9GHz3.4GHz
ブースト時の最大周波数4.7GHz4GHz
二次キャッシュ対応 -
二次キャッシュ4MB -
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ32MB8MB
コア数8コア4コア
マルチスレッド対応
スレッド数16スレッド8スレッド

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