Ryzen 5 2600 と Ryzen 7 3800XT を比べてどちらの評価が良いか。重要な特徴を幅広くまとめてみました

作成日時: 2020-07-15 20:06:24

Ryzen 7 3800XTRyzen 5 2600
Ryzen 7 3800XTRyzen 5 2600

「Ryzen 5 2600」と「Ryzen 7 3800XT」を比べた時の違いや差を評価/検証しました。どっちの評価が良いのかを詳しく解説。「Ryzen 7 3800XT」と「Ryzen 5 2600」のどっちにすべきか考えているなら今すぐチェック!

Ryzen 7 3800XTRyzen 5 2600
Ryzen 7 3800XTRyzen 5 2600
総合評価:

72.4/100

(総合: 42位)

56.1/100

(総合: 195位)

TDP
42/100
76/100
通常利用時の最大周波数
97/100
64/100
ブースト時の最大周波数
97/100
40/100
二次キャッシュ
62/100
51/100
三次キャッシュ
86/100
60/100
コア数
60/100
50/100
スレッド数
58/100
48/100

Ryzen 5 2600 と比較して Ryzen 7 3800XT を選ぶメリット

  • 定格周波数

    97.9点(3.9GHz) vs 64.2点(3.4GHz)

  • ブースト時の周波数

    97.9点(4.7GHz) vs 40.3点(3.9GHz)

  • 二次キャッシュ

    62.6点(4MB) vs 51.5点(3MB)

  • 三次キャッシュ

    86.5点(32MB) vs 61点(16MB)

  • コア数

    60.5点(8コア) vs 50点(6コア)

  • スレッド数

    58.8点(16スレッド) vs 48.8点(12スレッド)

Ryzen 7 3800XT と比較して Ryzen 5 2600 を選ぶメリット

    -

「Ryzen 7 3800XT」と「Ryzen 5 2600」を徹底比較する

基本情報について「Ryzen 7 3800XT」と「Ryzen 5 2600」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPについて比べると「Ryzen 5 2600」は65Wで「Ryzen 7 3800XT」は105Wです。40Wもの差があります。「Ryzen 7 3800XT」と比べて「Ryzen 5 2600」はかなり小さいです。最大放熱量の小ささランキングで比べると全2005製品中「Ryzen 5 2600」は510位であるのに対し「Ryzen 7 3800XT」は1478位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

「Ryzen 5 2600」はCPU自体の発熱を少なくできる点で「Ryzen 7 3800XT」よりも優れていると言えます。熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのに「Ryzen 5 2600」はかなりオススメです。実際の利用を想定したとき「Ryzen 5 2600」の方が「Ryzen 7 3800XT」よりも非常に優れているでしょう。「Ryzen 5 2600」を選ぶ上で重要な判断材料の一つとなるでしょう。

TDP評価
Ryzen 7 3800XT
105W42/100
Ryzen 5 2600
65W76/100

CPU性能について「Ryzen 7 3800XT」と「Ryzen 5 2600」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について比べると「Ryzen 7 3800XT」は3.9GHzであるのに対して「Ryzen 5 2600」は3.4GHzです。0.5GHzの差があります。「Ryzen 5 2600」の定格クロック数と比べて「Ryzen 7 3800XT」はとても高いです。定格周波数ランキングで比較すると全2150製品のなかで「Ryzen 7 3800XT」は59位で「Ryzen 5 2600」は381位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。

「Ryzen 7 3800XT」はデータやアクセス処理を高速化できる点で「Ryzen 5 2600」よりも秀でています。「Ryzen 7 3800XT」は複数の作業、アプリケーションを同時に処理するのに非常に向いています。実際の利用を考えると「Ryzen 5 2600」と「Ryzen 7 3800XT」は体感値として遥かに大きい差があります。「Ryzen 7 3800XT」に決める上で一つの主な判断材料となるでしょう。

通常利用時の最大周波数評価
Ryzen 7 3800XT
3.9GHz97/100
Ryzen 5 2600
3.4GHz64/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数について比べると「Ryzen 5 2600」は3.9GHzであり「Ryzen 7 3800XT」は4.7GHzです。0.8GHzもの差があります。ブースト時の最大周波数という角度で見ると「Ryzen 5 2600」と比較して「Ryzen 7 3800XT」は非常に高いです。ブースト時のクロック数ランキングで比べると727製品の中で「Ryzen 7 3800XT」は120位で「Ryzen 5 2600」は335位なのでCPUの中では差はかなり大きいと言えます。

負荷のあるものを簡単に処理することができる点で「Ryzen 7 3800XT」の方が秀でているでしょう。消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップするのに「Ryzen 7 3800XT」はとても適しています。実際に利用する上で「Ryzen 7 3800XT」と「Ryzen 5 2600」の実用上の違いはかなり大きいです。「Ryzen 7 3800XT」にする上で主な判断材料の一つとなると思います。

ブースト時の最大周波数評価
Ryzen 7 3800XT
4.7GHz97/100
Ryzen 5 2600
3.9GHz40/100

二次キャッシュ対応について

二次キャッシュに対応しているCPUはメインメモリのアクセスを減らして処理を速めることができる点で使い勝手が良いです。特に処理速度を高速にするようなときにおすすめです。

「Ryzen 7 3800XT」も「Ryzen 5 2600」も二次キャッシュに対応しているCPUです。そのため記憶情報を素早く利用できる点で優れています。どちらもメモリがボトルネックとなってCPUの処理が阻害されることを防止するのに向いています。

二次キャッシュについて

二次キャッシュが多いCPUは沢山の容量のデータのメモリを処理することができる点で使い勝手が良いです。例えば動画編集のような作業でも、素早く処理するといったときで役立ちます。

二次キャッシュを比較すると「Ryzen 7 3800XT」は4MBに対して「Ryzen 5 2600」は3MBです。1MBの違いがあります。「Ryzen 7 3800XT」のキャッシュ容量は「Ryzen 5 2600」と比較してやや多いです。二次キャッシュ容量の多さランキングで比較すると全1248製品のなかで「Ryzen 7 3800XT」は286位で「Ryzen 5 2600」は443位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。

「Ryzen 7 3800XT」はメインメモリへのアクセスを減らすことができる点で「Ryzen 5 2600」よりも多少優れているかもしれません。「Ryzen 7 3800XT」は複数動作を安定して稼働するのにややおすすめです。実際に利用する上で「Ryzen 7 3800XT」の方が「Ryzen 5 2600」よりも比較的良いです。「Ryzen 7 3800XT」が良いと言えるでしょう。ただ非常に優れているとまでは言えないでしょう。

二次キャッシュ評価
Ryzen 7 3800XT
4MB62/100
Ryzen 5 2600
3MB51/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Ryzen 5 2600」も「Ryzen 7 3800XT」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュについて「Ryzen 7 3800XT」と「Ryzen 5 2600」を比べると「Ryzen 7 3800XT」は32MBに対して「Ryzen 5 2600」は16MBです。16MBもの差があります。三次キャッシュという視点において「Ryzen 7 3800XT」は「Ryzen 5 2600」より非常に多いキャッシュ容量です。三次キャッシュ容量の多さランキングで比較すると全1194製品のなかで「Ryzen 7 3800XT」は157位で「Ryzen 5 2600」は385位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。

「Ryzen 7 3800XT」は中間の計算結果を多く待避出来るので、複雑な計算をより早くできる点で「Ryzen 5 2600」よりも優れていると言えます。「Ryzen 7 3800XT」はよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのにかなり向いています。実際に使う場面で「Ryzen 5 2600」と比べて「Ryzen 7 3800XT」は遥かに秀でていると言えます。「Ryzen 7 3800XT」にする上で主な理由の一つになります。

三次キャッシュ評価
Ryzen 7 3800XT
32MB86/100
Ryzen 5 2600
16MB60/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数を比べると「Ryzen 7 3800XT」は8コアであるのに対して「Ryzen 5 2600」は6コアです。2コアの差があります。「Ryzen 5 2600」と比べて「Ryzen 7 3800XT」はややコア数が多いです。コア数の多さランキングで見てみると2152製品中「Ryzen 7 3800XT」は301位で「Ryzen 5 2600」は459位です。ほとんど差は無いと言えます。

「Ryzen 7 3800XT」は一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Ryzen 5 2600」よりも多少優れているかもしれません。「Ryzen 7 3800XT」は同時に出来る処理作業を増やすことが出来るので、一度に色んなアプリを起動するのに多少おすすめです。実際に使うことを想定したとき「Ryzen 7 3800XT」と「Ryzen 5 2600」は体感上多少大きい違いがあります。「Ryzen 7 3800XT」は「Ryzen 5 2600」よりいいと言えます。ただ決定的に優れていると言える程の差はありません。

コア数評価
Ryzen 7 3800XT
8コア60/100
Ryzen 5 2600
6コア50/100

マルチスレッド対応について

マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。

「Ryzen 5 2600」も「Ryzen 7 3800XT」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため多くのタスクを一つのコアで同時に実行できる点で優れています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数を「Ryzen 7 3800XT」と「Ryzen 5 2600」を比べると「Ryzen 7 3800XT」は16スレッドであり「Ryzen 5 2600」は12スレッドです。「Ryzen 5 2600」と比較して「Ryzen 7 3800XT」はわずかに多いです。スレッド数の多さランキングで比較すると全804製品のなかで「Ryzen 7 3800XT」は244位で「Ryzen 5 2600」は355位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。

「Ryzen 7 3800XT」は待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Ryzen 5 2600」よりもどちらかといえば良いです。複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行する場合でもハッキリと体感できるほどの違いはないだと思われます。数値としては「Ryzen 7 3800XT」の方が多いですが、通常利用において体感できるほどの差はほぼないでしょう。

スレッド数評価
Ryzen 7 3800XT
16スレッド58/100
Ryzen 5 2600
12スレッド48/100

「Ryzen 7 3800XT」と「Ryzen 5 2600」の違いを表で比較する

Ryzen 7 3800XTRyzen 5 2600
画像Ryzen 7 3800XTRyzen 5 2600
ソケットの形状Socket AM4Socket AM4
TDP105W65W
通常利用時の最大周波数3.9GHz3.4GHz
ブースト時の最大周波数4.7GHz3.9GHz
二次キャッシュ対応
二次キャッシュ4MB3MB
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ32MB16MB
コア数8コア6コア
マルチスレッド対応
スレッド数16スレッド12スレッド

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