Ryzen 3 1200 と Ryzen 5 1400 の違いや差は?選ぶならどちらがおすすめ?
作成日時: 2020-06-24 16:25:37、更新日時: 2021-10-20 18:41:31
「Ryzen 3 1200」と「Ryzen 5 1400」を比較したときの違いや差について評価/比較。何がどういう点で違うのでしょうか。重要な観点から詳しく解説比較。
Ryzen 5 1400 | Ryzen 3 1200 | |||
総合評価: | 41.2/100 (総合: 605位) | 37/100 (総合: 706位) | ||
TDP | 76/100 | 76/100 | ||
通常利用時の最大周波数 | 50/100 | 44/100 | ||
ブースト時の最大周波数 | 19/100 | 19/100 | ||
二次キャッシュ | 35/100 | 35/100 | ||
三次キャッシュ | 35/100 | 35/100 | ||
コア数 | 35/100 | 35/100 | ||
スレッド数 | 34/100 | 10/100 | ||
「Ryzen 5 1400」と「Ryzen 3 1200」を徹底比較する
基本情報について「Ryzen 5 1400」と「Ryzen 3 1200」を比較
TDPについて
TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。
TDPを「Ryzen 5 1400」と「Ryzen 3 1200」を比べると「Ryzen 5 1400」は65Wに対して「Ryzen 3 1200」は65Wです。「Ryzen 3 1200」も「Ryzen 5 1400」も違いはほぼゼロと言えます。実用上の差はありません。ほかの観点から比較するほうがよいでしょう。
CPU性能について「Ryzen 5 1400」と「Ryzen 3 1200」を比較
通常利用時の最大周波数について
通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。
通常利用時の最大周波数を「Ryzen 3 1200」と「Ryzen 5 1400」を比較すると「Ryzen 3 1200」は3.1GHzであり「Ryzen 5 1400」は3.2GHzです。「Ryzen 5 1400」の方が「Ryzen 3 1200」よりもわずかに定格クロック数が高いです。データやアクセス処理を高速化できる点で「Ryzen 5 1400」の方がどちらかといえば良いといえなくもないでしょう。CPUの処理速度を高速化する場合でも実感上の違いはほとんど無いと思います。数値的には「Ryzen 5 1400」の方が「Ryzen 3 1200」より高いですが、体感できるほどの違いはほぼありません。
ブースト時の最大周波数について
ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。
ブースト時の最大周波数を「Ryzen 3 1200」と「Ryzen 5 1400」を比較すると「Ryzen 3 1200」は3.4GHzで「Ryzen 5 1400」は3.4GHzです。「Ryzen 3 1200」も「Ryzen 5 1400」も同じくらいのクロック数です。体感できるほどの違いは無いです。別の角度から比較するほうがいいでしょう。
二次キャッシュ対応について
二次キャッシュに対応しているCPUはメインメモリのアクセスを減らして処理を速めることができる点で使い勝手が良いです。特に処理速度を高速にするようなときにおすすめです。
「Ryzen 5 1400」も「Ryzen 3 1200」も二次キャッシュに対応しているCPUです。そのため記憶情報を素早く利用できる点で優れています。どちらもメモリがボトルネックとなってCPUの処理が阻害されることを防止するのに向いています。
二次キャッシュについて
二次キャッシュが多いCPUは沢山の容量のデータのメモリを処理することができる点で使い勝手が良いです。例えば動画編集のような作業でも、素早く処理するといったときで役立ちます。
二次キャッシュについて比べると「Ryzen 5 1400」は2MBであるのに対して「Ryzen 3 1200」は2MBです。「Ryzen 3 1200」のキャッシュ容量は「Ryzen 5 1400」と違いがほぼゼロです。感覚的にわかるほどの違いは無いです。ほかの視点を見て比べた方がいいでしょう。
三次キャッシュ対応について
三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。
「Ryzen 3 1200」も「Ryzen 5 1400」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。
三次キャッシュについて
三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。
三次キャッシュを「Ryzen 3 1200」と「Ryzen 5 1400」を比べると「Ryzen 3 1200」は8MBであり「Ryzen 5 1400」は8MBです。「Ryzen 3 1200」も「Ryzen 5 1400」もキャッシュ容量について違いがほぼゼロと言えるでしょう。実用上の差はありません。ほかの視点で決めることをおすすめします。
コア数について
コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。
コア数について「Ryzen 3 1200」と「Ryzen 5 1400」を比較すると「Ryzen 3 1200」は4コアであり「Ryzen 5 1400」は4コアです。コア数について「Ryzen 5 1400」も「Ryzen 3 1200」もほとんど同じと言えます。体感できるほどの差は無いです。他の視点から見て選択する方がよいでしょう。
スレッド数について
スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。
スレッド数について「Ryzen 3 1200」と「Ryzen 5 1400」を比べると「Ryzen 3 1200」は4スレッドであり「Ryzen 5 1400」は8スレッドです。4スレッドもの差があります。「Ryzen 3 1200」と比べて「Ryzen 5 1400」は非常に多いです。待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Ryzen 5 1400」の方が優れているでしょう。「Ryzen 5 1400」は複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに非常におすすめです。実際に使うことを想定したとき「Ryzen 3 1200」と比べて「Ryzen 5 1400」はとても優れていると言えます。「Ryzen 5 1400」を選ぶ主な判断材料の一つになります。
「Ryzen 5 1400」と「Ryzen 3 1200」の違いを表で比較する
Ryzen 5 1400 | Ryzen 3 1200 | |||
基本情報 | ||||
ソケットの形状 | Socket AM4 | Socket AM4 | ||
TDP | 65W | 65W | ||
CPU性能 | ||||
通常利用時の最大周波数 | 3.2GHz | 3.1GHz | ||
ブースト時の最大周波数 | 3.4GHz | 3.4GHz | ||
二次キャッシュ対応 | ○ | ○ | ||
二次キャッシュ | 2MB | 2MB | ||
三次キャッシュ対応 | ○ | ○ | ||
三次キャッシュ | 8MB | 8MB | ||
コア数 | 4コア | 4コア | ||
マルチスレッド対応 | ○ | - | ||
スレッド数 | 8スレッド | 4スレッド | ||
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