Ryzen 5 1400 と Ryzen 5 1600 の違いを徹底比較。詳しい評価をまとめました

作成日時: 2020-06-24 15:18:54

Ryzen 5 1400Ryzen 5 1600
Ryzen 5 1400Ryzen 5 1600

「Ryzen 5 1600」と「Ryzen 5 1400」を比較したときの違いや差について評価/比較。何がどういう点で違うのでしょうか。重要な観点から詳しく解説比較。

Ryzen 5 1400Ryzen 5 1600
Ryzen 5 1400Ryzen 5 1600
総合評価:
TDPrating-image3.8
65W
rating-image3.8
65W
通常利用時の最大周波数rating-image2.5
3.2GHz
rating-image2.5
3.2GHz
ブースト時の最大周波数rating-image1.0
3.4GHz
rating-image1.3
3.6GHz
二次キャッシュrating-image1.8
2MB
rating-image2.6
3MB
三次キャッシュrating-image1.8
8MB
rating-image3.0
16MB
コア数rating-image1.8
4コア
rating-image2.5
6コア
スレッド数rating-image1.7
8スレッド
rating-image2.4
12スレッド

Ryzen 5 1600 と比較して Ryzen 5 1400 を選ぶメリット

    -

Ryzen 5 1400 と比較して Ryzen 5 1600 を選ぶメリット

  • ブースト時の周波数

    19.7点(3.4GHz) vs 26.6点(3.6GHz)

  • 二次キャッシュ

    35.9点(2MB) vs 51.5点(3MB)

  • 三次キャッシュ

    35.4点(8MB) vs 61点(16MB)

  • コア数

    35.2点(4コア) vs 50点(6コア)

  • スレッド数

    34.7点(8スレッド) vs 48.8点(12スレッド)

「Ryzen 5 1400」と「Ryzen 5 1600」を徹底比較する

CPU性能について「Ryzen 5 1400」と「Ryzen 5 1600」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について「Ryzen 5 1600」と「Ryzen 5 1400」を比較すると「Ryzen 5 1600」は3.2GHzに対して「Ryzen 5 1400」は3.2GHzです。「Ryzen 5 1600」の定格クロック数は「Ryzen 5 1400」と同じくらいです。感覚的にわかるほどの差はありません。ほかの角度で決めるほうがよさそうです。

通常利用時の最大周波数評価
Ryzen 5 1400
3.2GHz50/100
Ryzen 5 1600
3.2GHz50/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数を比べると「Ryzen 5 1400」は3.4GHzであり「Ryzen 5 1600」は3.6GHzです。0.2GHzの差があります。「Ryzen 5 1600」は「Ryzen 5 1400」より比較的クロック数が高いです。「Ryzen 5 1600」は負荷のあるものを簡単に処理することができる点で「Ryzen 5 1400」よりも良いです。消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップするのに「Ryzen 5 1600」は多少適しています。実際の利用において「Ryzen 5 1600」の方が「Ryzen 5 1400」よりもどちらかといえばよいです。「Ryzen 5 1600」が良いと思われます。ただ決定的に優れているとまでは言えないでしょう。

ブースト時の最大周波数評価
Ryzen 5 1400
3.4GHz19/100
Ryzen 5 1600
3.6GHz26/100

二次キャッシュ対応について

二次キャッシュに対応しているCPUはメインメモリのアクセスを減らして処理を速めることができる点で使い勝手が良いです。特に処理速度を高速にするようなときにおすすめです。

「Ryzen 5 1400」も「Ryzen 5 1600」も二次キャッシュに対応しているCPUです。そのため記憶情報を素早く利用できる点で優れています。どちらもメモリがボトルネックとなってCPUの処理が阻害されることを防止するのに向いています。

二次キャッシュについて

二次キャッシュが多いCPUは沢山の容量のデータのメモリを処理することができる点で使い勝手が良いです。例えば動画編集のような作業でも、素早く処理するといったときで役立ちます。

二次キャッシュについて「Ryzen 5 1600」と「Ryzen 5 1400」を比べると「Ryzen 5 1600」は3MBであるのに対して「Ryzen 5 1400」は2MBです。1MBもの差があります。二次キャッシュという視点で見ると「Ryzen 5 1600」は「Ryzen 5 1400」と比較してかなり多いキャッシュ容量です。「Ryzen 5 1600」はメインメモリへのアクセスを減らすことができる点で「Ryzen 5 1400」よりも優れているでしょう。「Ryzen 5 1600」は複数動作を安定して稼働するのに非常に適しています。実際に利用する上で「Ryzen 5 1400」と「Ryzen 5 1600」は体感上非常に大きい違いがあります。「Ryzen 5 1600」に決める上で主な判断材料の一つになります。

二次キャッシュ評価
Ryzen 5 1400
2MB35/100
Ryzen 5 1600
3MB51/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Ryzen 5 1600」も「Ryzen 5 1400」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュについて「Ryzen 5 1600」と「Ryzen 5 1400」を比べると「Ryzen 5 1600」は16MBに対して「Ryzen 5 1400」は8MBです。8MBもの差があります。三次キャッシュという視点において「Ryzen 5 1600」は「Ryzen 5 1400」より非常に多いキャッシュ容量です。「Ryzen 5 1600」は中間の計算結果を多く待避出来るので、複雑な計算をより早くできる点で「Ryzen 5 1400」よりも優れていると言えます。「Ryzen 5 1600」はよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのにかなり向いています。実際に使う場面で「Ryzen 5 1400」と比べて「Ryzen 5 1600」は遥かに秀でていると言えます。「Ryzen 5 1600」にする上で主な理由の一つになります。

三次キャッシュ評価
Ryzen 5 1400
8MB35/100
Ryzen 5 1600
16MB60/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について比べると「Ryzen 5 1400」は4コアに対して「Ryzen 5 1600」は6コアです。2コアの違いがあります。「Ryzen 5 1400」より「Ryzen 5 1600」の方がとてもコア数が多いです。一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Ryzen 5 1600」の方が秀でていると言えます。「Ryzen 5 1600」は複数の動画のエンコードのような作業をするのにかなりオススメです。実際に使う場面で「Ryzen 5 1400」と「Ryzen 5 1600」の体感値としての差は遥かに大きいです。「Ryzen 5 1600」を選ぶための一つの重要な決め手となると思います。

コア数評価
Ryzen 5 1400
4コア35/100
Ryzen 5 1600
6コア50/100

マルチスレッド対応について

マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。

「Ryzen 5 1600」も「Ryzen 5 1400」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため多くのタスクを一つのコアで同時に実行できる点で優れています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数を「Ryzen 5 1400」と「Ryzen 5 1600」を比べると「Ryzen 5 1400」は8スレッドに対して「Ryzen 5 1600」は12スレッドです。4スレッドの差があります。「Ryzen 5 1600」は「Ryzen 5 1400」に比べて比較的スレッド数が多いです。待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Ryzen 5 1600」の方が「Ryzen 5 1400」よりも多少優れているかもしれません。「Ryzen 5 1600」は複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに多少適しています。実際に使う場面で「Ryzen 5 1600」と「Ryzen 5 1400」は体感上やや大きい差があります。「Ryzen 5 1400」より「Ryzen 5 1600」が良いですが、非常に優れているとまでは言えません。

スレッド数評価
Ryzen 5 1400
8スレッド34/100
Ryzen 5 1600
12スレッド48/100

基本情報について「Ryzen 5 1400」と「Ryzen 5 1600」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPを「Ryzen 5 1400」と「Ryzen 5 1600」を比べると「Ryzen 5 1400」は65Wに対して「Ryzen 5 1600」は65Wです。「Ryzen 5 1600」も「Ryzen 5 1400」も違いはほぼゼロと言えます。実用上の差はありません。ほかの観点から比較するほうがよいでしょう。

TDP評価
Ryzen 5 1400
65W76/100
Ryzen 5 1600
65W76/100

「Ryzen 5 1400」と「Ryzen 5 1600」の違いを表で比較する

Ryzen 5 1400Ryzen 5 1600
Ryzen 5 1400Ryzen 5 1600
基本情報
ソケットの形状Socket AM4Socket AM4
TDP65W65W
CPU性能
通常利用時の最大周波数3.2GHz3.2GHz
ブースト時の最大周波数3.4GHz3.6GHz
二次キャッシュ対応
二次キャッシュ2MB3MB
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ8MB16MB
コア数4コア6コア
マルチスレッド対応
スレッド数8スレッド12スレッド

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